【Illustratorこれどうやるの?015】ショートカットについて【AI】

2020年4月19日

空の勇者たち

空の勇者たち

YOUNG & FUN NETWORK TECHNOLOGY CO.LIMITED無料posted withアプリーチ

前回のあらすじ

ブレンドツールは、もっと記事の分量があったように思っていたが、あっという間にネタが尽きたので次に話題に進むことになったのであった。
前回はこちら
【Illustratorこれどうやるの?014】ブレンドツールを使った放射状グラデーション【AI】

ショートカットとは

ショートカットは、各ツールや効果、アクションをキーに割り当て、対応するキーを使って素早くツールなどにアクセスすることです。

…。

何言ってんだ?と思いましたか?

ぼくは自分で書いていて思いました。

具体的にみてみましょう。

アクションの実行手順

習ったばかりのブレンドツールを使うことを考えてみましょう。
今回は二つの図形をブレンドする場合を考えます。
また、ブレンドはメニューから実行するものとします。
わざと面倒くさい方法をやってみます。

メニューからブレンドを実行する手順

1.対象の図形を選択する。
2.メニューの「オブジェクト」の文字を探す(目視)
3.マウスカーソルを「オブジェクト」に合わせる
4.クリックする
5.「ブレンド」の文字を探す(目視)
6.マウスカーソルを「ブレンド」に合わせる
7.「作成」の文字を探す(目視)
8.クリックする

という手順になります。目視とマウスカーソルの移動は同時に行っていることが多いので、

「オブジェクト」クリック→ブレンド→作成→「作成」クリックの4アクションですね。

ショートカットを使った手順

1.対象の図形を選択する。
2.Alt+Ctrl+Bを押す。

以上です。
手順をかなり飛ばすことができました。

ショートカットのイメージ


ある作業手順を一つのアクションに集約するとでも言ったらわかりやすいでしょうか。
たまにしか使わないコマンドならメニューからの選択でもよいですが、頻繁に使うようなら、ショートカットにしたほうが便利です。
作業効率が上がります。

ツールを探すとき、時間を消費している


アクションを行いたいパレットがすぐに見つけられるような状況なら、ツール選択も早いかもしれませんが、上図のようにそこらじゅうに散り散りになっている場合は探すのに時間がかかります。本当に大変です(体験談)。

重なっていたり、小さくなっていたりするとさらに大変です。(体験談)

そして、探す時間が例えば10秒だとしても、何回も積み重なれば膨大な時間になります。
10秒というのはあっという間に過ぎてしまう時間なので、大したことに思わないかもしれませんが、もし全てを1/3にすることが出来れば、かなりのスピードアップが見込めます。

ショートカットならその「探す」という時間をなくすことができます。

それだけで、作業効率が良くなることでしょう。

繰り返し使うツールはショートカットにしたほうがいいか検討する

ぼくは仕事で「パスのオフセット」と「パスのアウトライン化」をよく使うのでショートカットを割り当てています。

初心者の方はすぐに覚えなくても大丈夫ですが、同じツールを繰り返し使うときは、ショートカットを意識して使うと作業が速くなりますよ

ペンツールの作業中に画面を移動させる


拡大してペンツールでパスを作成しているときに画面端まで来てしまった。画面を移動させるためにてのひらツールを選択して画面を移動して、またペンツールを選択しなおして…。という場面は初めての方はよくある場面かと思います。

この時にてのひらツールのショートカットはスペースキーだということをを知っていれば、ツールバーのてのひらツールに切り替えなくとも、画面を移動させ、ペンツールの作業を続けることができます。

ツールバーからてのひらツールに切り替えてしまうと、ペンツールに切り替えたときに、パスの線端をクリックしないといけません。そういったちょっとしたことが手間に感じてしまうことがあります。

「面倒くさいな…」と感じたら、ショートカットを試してみるチャンスです。

ショートカットの確認方法


ツールバーにマウスカーソルを合わせたときに名称とその後ろにアルファベットが表記されている場合があります。

このアルファベットがショートカットキーです。

ダイレクト選択ツールは「Aキー」がショートカットということがわかりますね。

また、メニューから実行するときは、コマンドの横にショートカットが書いてることがほとんどです。

ブレンド作成のショートカットは「Alt+Ctrl+B」ですが、その下にはブレンド解除が「Alt+Shift+Ctrl+B」と書いてあります。これで、解除のショートカットもわかりましたね。

メニューから作業している場合でも、ショートカットを覚えるチャンスはあるのです。

次回

次回はショートカットとキーボード操作の違いについて書いてみたいと思います。
お楽しみに!
次回はこちら【Illustratorこれどうやるの?016】ショートカットとキーボード操作の違いについて【AI】

Illustrator解説まとめ

解説まとめのページは以下のリンクからどうぞ


関連コンテンツ