食中毒予防の合言葉は「つけない」・「増やさない」・「やっつける」夏に向けてしっかり予防!

2019年7月19日





体が丈夫だったら何が悪い!

ってなわけで、食中毒にかかったことがありません。
ただ、知り合いで食中毒になった人は「もう死ぬかと思った」というくらい苦しんでいる人が多いので、食中毒になったら症状と戦うのが大変そうです。

そんな苦しい状態になる前に、できる対策を行って食中毒を回避していきましょう。

食中毒とは

食中毒とは食べ物に含まれる有害物質が主に口から体内に入ることによって、健康を損なうことです。

適切な調理方法ではなかったり、調理後の保存状態が良くなかった場合に食べ物に病原性の細菌がついていたり、ウィルスや寄生虫に侵されていたりします。

その物質が、食事や空気を介して体内に入ってしまいます。

食中毒の原因

有害物質も様々なものがあります。

・細菌
・ウィルス
・自然毒
・寄生虫
・化学物質
※1歳までの赤ちゃんにはハチミツ

細菌

細菌自体が有害なもので、その細菌が侵入して症状を引き起こすものと、細菌が毒を作って、その毒によって体調を崩してしまうものの2種類があります。

細菌侵入型
腸炎ビブリオ・病原性大腸菌・サルモネラ・カンピロバクターなど

産生…細胞で物質が合成・生成されること

出典: tanmemo.jp

ウィルス

ノロウィルスなど。

「ノロウィルスによる集団食中毒発生」というニュースが近年よく聞かれるようになりました。
これは口からノロウィルスが入ることもありますが、ノロウィルスに感染した人が使用したトイレや触ったドアノブに付着したノロウィルスが体内に入ることもあります。

自然毒

キノコ毒
フグ毒
貝毒

秋になると、自生しているキノコを採ってきて、食中毒になったというニュースが毎年どこかしらで聞こえます。

フグは調理に免許がいるので、重大な事故になることはあまりありませんが、数年に1度くらいは聞いたことがあるかと思います。

貝毒は「カキに中った」とかよく聞きますね。
ぼくは中ったことはありませんが、貝の食中毒はやばいらしいです。

寄生虫

寄生虫が潜んでいる魚介類や肉類を生食で食べることで体の中に住み着いてしまいます。

主なものはアニサキスです。

・サバ
・アジ
・サンマ
・カツオ
・イワシ
・サケ
・イカ

などの魚介類に寄生しています。

化学物質

自然界にはないもので、農薬、化学薬品などを指します。

・洗剤
・農薬
・有機水銀

ハチミツ ※1歳未満のお子さん

1歳未満の乳児にハチミツを与えることで乳児ボツリヌス症にかかることがあります。
1歳未満の乳児にハチミツを与えてはいけません。

食中毒は夏に多く見られるのか?

そんなことはありません。
夏に食中毒が多くなるようなイメージがありますが、オールシーズンで発生しています。

一つの原因が1年中流行っているわけではなく、発生時期はあります。

しかし、原因となるものがたくさんあるため、あるものがおとなしい時は、そのほかの原因が猛威を振るっているなんてことになっているかもしれません。

春夏は細菌性
秋は毒キノコ
冬はノロウィルス

みたいな感じですね。

ただ、夏は気温が高くなり、細菌の活動しやすい環境が整いやすくなります。

そのため、食べ物が傷みやすく、それを口にする機会が増えることで、夏場に食中毒が多くなるようなイメージがあるのではないでしょうか。

幼年・老年の方は注意

同じ食中毒になっても、年代によって、症状に差が出ます。

20~60までの働き世代は、食中毒になっても症状が軽いことが多いです。

しかし、若年層、特に小学生以下のお子さんと、年輩の方にとっても同じ食中毒でも症状が重くなることがあり、時には命にかかわることもあります。

例えば、いままではあまり頓着しないでも食中毒が発生しなかったような方も、歳を取ってから同じ方法で調理をしていたら食中毒になってしまった、とか、若い夫婦にお子さんが出来て、これまた気にしないで調理していたら子供が食中毒になってしまったなんてこともあるかもしれません。

自分の調理で自分が苦しむのは仕方ないのですが、親や子供を苦しませてしまうと本当につらいです。

なので、家族に幼年の方や老年の方がいる場合は注意するようにしましょう。

食中毒の予防方法

食中毒の予防方法としては「つけない」・「増やさない」・「やっつける」があります。
それぞれ見ていきましょう。

つけない

つけない、とはくっつけないという意味ですね。触らないとも言いますね。

調理の時に素材を触りますが、もしその素材が最近に汚染されていた場合は、触れたところに細菌がくっついてしまいます。

調理の過程で火を通すから大丈夫と思っても、火を通す前に触れたものには殺菌できません。

なので、口に入れるものには、直接生素材を触れさせないようにします。

道具の場合

生肉を包丁で切る→包丁とまな板が汚染

包丁(汚染)で食材を切る→食材が汚染

この食材を火を通さないで食べたりすると食中毒になる恐れがあります。
生肉を切った後に、洗ったり消毒しないで、生野菜を切ると細菌が付着する恐れがあります。

もし可能なら、肉用、魚用、野菜用に包丁とまな板を用意しておくと、素材間の菌の付着を防げます。
ただ、そんなに多くの包丁とまな板は用意できないかもしれませんので、野菜→肉の順番で切っていくと、肉からの菌の付着を最小限に抑えることが出来ます。

また、焼き肉などで調理をする前は生肉をつかむ場合、口に入れるものでつかまないようにします

具体的には

×自分の箸で肉を投入する→その箸を口に入れるから
○トングを使って肉を投入する→トングは口に入れないから

細菌が入ってくる経路をできる限り遮断するわけですね。

手にも注意

道具に気を付けることも大事ですが、自分の手を清潔にすることも大事です。

生肉を調理する際に自分の手でお肉をつかみますよね。

すると当然、その手にも細菌が付着する恐れがあります。

手を熱湯消毒するわけにはいきませんので、手洗い洗剤を使って入念に手洗いをします。


アルコール消毒も効果がないわけではありませんが、効かないものもあります。ノロウィルスに対しては、アルコール消毒は効きません。

・まな板と包丁は使用したら洗剤で洗うか熱湯消毒
・口の中に入れるもので生肉をつかまない
・手洗いをきちんとする

しゃぶしゃぶは箸で肉をつかんでますが、鍋に突っ込むからいいってことなんでしょうかね。

増やさない

意図的に増やす人はいないと思いますが、細菌が増えるような環境に食材や調理後の料理を放置しないという事です。

細菌は15℃~50℃の間が活動が活発になる、繁殖に適した環境になります。
なので、その温度帯にならないように食材の温度を管理する必要があります。

10℃以下になると活動が抑えられますので、10℃以下の環境下に食材を置いておきましょう。

といっても、そんなに難しいことではなく、買い物が終わって帰ってきたらすぐに冷蔵庫に食材を入れるだけですね。
あとで入れればいいやと思って放置しておくと、冷蔵庫に入れる前に繁殖してしまう場合があります。

冷蔵庫に入れても、それで安心してはいけません。
入れた後に食材が冷えないと意味がないのです。

冷蔵庫は中に物がないほど、よく冷やすことが出来ます。
物がたくさんあると、冷気が遮断されてしまって、うまく冷やせないことがあります。

冷蔵庫の中身は最大収容量の70%以内に抑えると効率が良いです。
冷蔵庫内の整理整頓が重要ですね。

・食材を細菌の繁殖環境で放置しない
・買い物をしたらすぐに冷蔵庫に入れる
・冷蔵庫で適切に冷やすには中身を70%以内にする
(詰め込みすぎない)

煮物やカレーは食べる時に加熱して温めるから大丈夫?

カレーなどは翌日食べる時に加熱して殺菌するから大丈夫と言われていますが大丈夫ではありません。

カレーなどで繁殖するウェルシュ菌は熱に強く、滅菌できないこともあります。
温かく空気がないところで繁殖しやすくなっています。

温かいところに放置しておくのはやめておきましょう。

ぼくは夏場に作ったカレーが、翌日納豆のように糸を引いていて、味も納豆のようになったことがあります。

納豆菌はこんなところにもいたんだな、と思ったことがありますが、正直なところ美味しくなかったので、食べるのに一苦労しました。

夏は冷蔵庫を活用しましょう。

やっつける

加熱でやっつける

ウェルシュ菌は熱に強いので注意が必要ですが、他の細菌やウィルスは熱に弱いので、火を通すことによって死滅させることが出来ます。

そのため、肉を調理する時は、火が完全に通るようにします。

目安として、色がピンク色から完全に変わるまで加熱調理をすることです。

肉に厚みがある場合、中心まで火が通らないことがあるので、じっくり火を通すか、肉を薄切りにしちゃいましょう。

消毒でやっつける

塩素系の消毒薬に弱いウィルスや細菌もいます。

例えば、身内でノロウィルスの患者が出た場合などは、感染拡大の可能性がありますので、使った食器やトイレなどを塩素系消毒薬で処理すれば、二次感染の可能性を減らすことが出来ます。

まとめ

・「つけない」・「増やさない」・「やっつける」をこころがける
・若い世代、老人世代は食中毒にかかりやすくなっている
・細菌・ウィルスは熱や塩素系消毒に弱い

健康でいるうちは、免疫力があるため食中毒にもかかりにくいのですが、体が弱った時や免疫が弱い年齢の場合は注意が必要です。

対策のためには少しの手間がかかりますが自分と家族の健康のためにできることから実践していきましょう。