他事に興味がなくて何が悪い!
自分のことで精一杯なんですよね。わかります。
でも、外に目を向けて何かを考えることは大事なことです。
極端な話ですと、自分以外のことに興味が持てないと死が迫っていても気づけないかもしれません。
最近起こった西日本豪雨も、現地の人は「凄い土砂降りだ」くらいに思っていたかもしれません。
でも、実際には土砂崩れが起きたり、町一帯が浸水したりと被害が甚大なものになりました。
被災された方の中にも「これは普通じゃない。逃げよう!」と感じて行動し、難を逃れた方もいると聞いています。
この方はただの雨、と片づけずに、何かが起きるかもしれないと予測を立てて、行動しているわけですね。
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興味は知識を獲得するチャンス
興味を持つと言うことは、知識を広げる糸口になります。
なんでこうなっているんだろうとか、問題を解決するにはどうしたらいいんだろう、と考えて調べるという行動につながるからです。
そして納得のいく回答が得られたとき、スッキリしませんか?ぼくならなんか嬉しい気持ちになります。
→家にある調味料で熱中症対策の飲み物を作る
どうやったら作れるんだろうかと気になりませんか?なりますよね。
過去記事がありますのでご覧ください。
興味を持つことについての例をあげてみると、建設中のビルの上にあるクレーンは、建設が終わったらどうなるんだろうと思ったことはありませんか?
あのクレーンは徐々に小さいクレーンに置き換えて、最後はエレベーターで持ち運べる大きさにして、エレベーターで降りるそうです。
そんなのトリビアの一つでしょう、と思うことなかれ。
気がつかないかもしれませんが、「徐々に小さくしていく」という考え方も学んでいるのです。
こんな経験が物事を解決するに当たっての発想の源になるんですよ。
経験知として、身に付いているんですね。
見えない誰かを頼る
自分が仕事でソフトウェアを扱っている時に作業がうまくいかないことがあります。
もしくは、もっと効率よく出来るはずなのにうまい方法がわからないという場面が多々あります。
そんなときに思うのは「このソフトウェアを開発した人は頭がいいから、こんな場合の対処法を予測してソフトウェア組み込んでくれているはず!」という考え方です。
自分でやり方を知らないからきっと出来ないと諦めるのではなく、他人を信頼するってことです。他力本願とも言うかもしれません。
そうしてやり方を調べると、大抵は何らかの方法が見つかります。見つからなくても、探す過程で別の知識を得ることもあります。
目的のものを探そうとして、別のお宝に行き会うのは、本屋で本を探すのに似ていますね。
興味を持つというのは、その仕組みを理解する事
につながります。
逆に言うと、興味を持てないと知識が育っていかずに、成長が止まることになります。
そして知識や気づきがない生活というのは刺激がないのと同じです。
興味を持つ感覚が鈍化していくと、鈍化している事に最初は気づかないかもしれません。そして、気づいたときには刺激のない生活が待っている…。想像したらちょっと怖くないですか?
現在の世の中で、コンビニのお弁当が廃棄されて問題になったりしていますよね。もったいないとか、資源の無駄とか言われる程です。
でも、数年か下手したら一年に一回は餓死が原因で亡くなる方のニュースが報道されます。
多くは貧困で食料を買うことが出来ずに、餓死してしまうそうです。
冷静になってみれば、行政に生活保護を求めるとか、相談に行くとか思いつきそうですが、空腹で体を動かすのも億劫になるような極限状態ですと、対処法が思いつきません。
困窮している人は、普通に思い付く事がまず思い付かない、というスタンスで見ていただけたらと思います。
自分の身を守ることのほかに、他の人を助ける事にもつながると思います。いつも顔を出すあの人が最近は見ないな、とか、いつもよりも具合悪そうにしていたな、とか。そういったことも興味を持つ(注意を払う)のも大事なのかなと思います。