三日坊主で何が悪い!
悪くありませんが、何かを達成しようとして目標をたてたのなら、三日坊主はよろしくありませんね(笑)あ、結局悪いのか。
三日坊主と多趣味というのはまた違います。多趣味の人は、上達する過程も楽しんでいるイメージで、楽しむ→少し間が空く→楽しむ→間が空く…って感じで上達するまで熱心にやらないけど、思い出したように楽しむというところでしょうか。
三日坊主は、物事を投げ出しているようなイメージがつきますね。
ぼくも色んな事にチャレンジしましたが、熱がさめるのが早く、ものになったものは殆どありません。
仕事でやっている事が辛うじて続いているくらいでしょうか。
読書熱がある時は本を読みまくりたいのですが、最近ではご無沙汰しています。
ネットで活字にふれているのと、時間がとれないというのが大きいですかね。
でも、米澤穂信先生の新作が出たときは読むようにしています。
氷菓は、小説もアニメもマンガもおもしろいのでおすすめです。
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小説版はじっくり読み込めるところが魅力です。
文章量は多いけれど、なんだかサクサク読める読みやすさは米澤先生の技といったところ。
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マンガ版は手に取りやすいってところがいいですね。先の巻になると小説版と違う結末を迎える話もありますので、小説が面白かったらこちらもどうぞ。
仲間がいると責任を感じる
さて、趣味でも仕事でも、仲間がいると頑張れる事ってありますよね。
マラソン大会の女子の「一緒にゴールしようね☆」という約束に表れているように、辛いことがあっても仲間がいるから諦めない。諦めたら悪いという気持ちから、なにくそという気持ちになります。
マラソン大会は最後に裏切られるまでがお約束なので、マラソン大会の女子の言葉はあんまりあてにしない方がいいです。
お正月の箱根駅伝なんかはまさにそうで、たすきをつなぐ為に無理してでも走る姿を見ることもあります。
あれは切ない。仲間のために走っているのはわかりますが、もう全然走れないのがわかっているだけに、見ている方も辛くなります。
でも、そこまでの責任感と使命感を持って走っているから、箱根駅伝は感動が生まれたりするのでしょうね。
仕事では同じ視線が支えとなる
仕事でも、同じことが言えます。仲間のためにがんばろうって気持ちになれば多少苦しくても頑張れます。
でも、それってある程度社歴があって、周りから仲間と認められてからですね。
では、社歴のない新入社員ではどうでしょうか。まだつながりの弱い新入社員は、頑張りきれずに諦めて辞めてしまうことの方が多いです。
人事の人たちとしては、人を一人雇用するのにおよそ50万円ほどの費用がかかっていると言われていますので、そんな簡単に辞められては困ります。
これから先は少子化による人手不足が懸念されていますので、なるべく採用した人は辞めてもらわずに、離職率を下げたいはずなのです。
では、どうしたらいいかといいますと、同期入社の人を作ることです。
同期入社なら、会社に入ってからの経験もほぼ同等になります。
それに同じところで仕事をしているので困ったときに相談しやすいのです。良くしてくれる先輩方がいる会社もあるかもしれませんが、そんな人がいない会社の方が多いです。
また、先輩社員は会社での物事をよく知っていたり、仕事が出来る故に気持ちを共有出来ない場合もあります。
優秀な人は、出来ない人の気持ちが分からないの法則です。
出来るのが当たり前になっているとつまづくポイントがわからないんですね。羨ましい。
ある会社で新入社員を営業所に配属させる時に、新入社員一人で配属させる場合と新入社員を複数名配属させる場合では、2年以内の離職率に開きがあったそうです。もちろん、一人で配属させられたケースのほうが離職率が高かったのです。
これは、上でも書きましたが、相談する相手がいたということですね。それも仕事を辞めようかなんて相談は先輩や上司だと「辞めないで」と言われてしまいそうなので、簡単に相談できませんが、同期になら同じ目線なので新味になって考えてくれるということもあります。
また、「辞めないで」という言葉をかけた時も、これまた上記の駅伝の話ではありませんが、仲間意識や申し訳なさなんかも感じてしまいます。上司の言葉ですと、親身になっての言葉であっても何かしらの意図があるのではないかと勘ぐってしまうからです。
新入社員が一人しかいなくて、同期がいない場合はネットワークを密にして、バックアップしているぞ!というメッセージを伝えることも大事です。会社内でのメッセージグループを作るとか、クラブ活動を行うとかですね。若い人は自分の時間を大切にしたいと考えて参加を嫌がるかもしれませんが、そこはそれです。
強制はしないけれど、利用する分には構わないよ、というスタンスでいいじゃないですか。
飲み会やるぞ!バーべーキューやるぞ!と休みのたびに仕事仲間と一緒にいては気づまりな人もいるでしょうから、「今回はパス」と気軽に言えるような環境に持っていけばいいのです。
孤立したり悩んでいる時に「大丈夫?」と、自然に声をかけることが出来る環境や関係を作っていくことを目指してみてはいかがでしょうか。
仕事を辞めたい。と思ったときに読んでみてほしい本です。
自分が仕事をなぜやっているのかの再確認ができるかもしれません。
そして、仕事のために人生を棒に振るのはよくない。と思えるかもしれません。