っていうほど苦手ではないのですが、特に美味しいと感じることはなく、お金もかかりそうだったので、自分から積極的に手を出さずに生きてきました。
若いころに、人からもらって1本2本吸ったことはありますが、その場限りでしたし。タバコはし好品なので、他人がとやかく言うことではないというスタンスです。
喫煙者は思考能力が落ちる
「この洗いを作ったのは誰だぁ!」で有名な美味しんぼの回でも、タバコを吸っている人は味覚が落ちる、という話でした。
タバコによって舌にある味蕾が本来の働きが出来ずに、味が分かりづらくなるというものでした。
ぼくは、タバコよりはおいしいものが好きなので、この回を読んだことで、タバコは吸わない様にしようと思ったものです。単純なものです。
タバコは集中力が上がる?!
タバコは集中力が上がるという話を聞いたことをあるかもしれませんが、一時的には上がるようです。
しかし、その上がるという表現が少し間違っていまして、元に戻る、が正しいらしいです。
つまり、タバコを吸う前(非喫煙者時代)の集中力を1.0とすると、喫煙者になってしまっていると0.7くらいに下がっている。そして喫煙をすると、1.0くらいまで元に戻る。
上がっていないのに、平均が下がってしまっているので、上がっているように感じる。
ということなんですね。
思考力も下がる
先に集中力のお話をしましたが、思考力も同様と考えてよいでしょう。
同じ思考がぐるぐるまわるとか、通常なら気が付くことにもなかなか気が付けないといったことがありますが、それはもう重度なので、そんな例はちょっと除外しましょう。
実際、自分の周りの喫煙者でそこまで「大丈夫か?!」と思ってしまうような人はいません。
適切な判断が出来なくなるとか、その程度の低下なら「ちょっと疲れているのかな」と思う程度ですが、それが慢性化してしまうと思考力が下がっていることに気が付かないかもしれません。
タバコは証拠が残る
タバコは吸った後に吸い殻が残りますし、臭いが服などについてしまいます。
煙草を吸う際は一人で完全に完結するものではないのがやっかいなところ。
ポイ捨てをしたならば、街が汚れますし、非喫煙者がいるところで吸えば、受動喫煙をさせてしまうことになります。
そういう意味では、喫煙者が喫煙をした証拠というのが残ります。
そして、その証拠は「喫煙者はマナーが悪い」ということだけを指し示す証拠になります。
迷惑をかけない状態ならば、気に留められることもありませんから、気づかれた時はもうすでに痕跡を残している状態です。
それを見て、非喫煙者の人たちは「喫煙者はマナーが悪い」ということを心に刻んでゆくことになるでしょう。
「喫煙できる」は免罪符か
2020年4月から「受動喫煙防止法」が施行され、小型の飲食店以外では基本的には禁煙になります。
ですので、喫煙場所は徐々に減少傾向にあります。
そこで、タバコを吸えることがアピールになると考えた店舗では「喫煙できます」という看板を掲げているところもあります。
そこのお店に入った喫煙者の思考としては「ここは喫煙OKなんだから、タバコが嫌なら入ってくるな」という思考になるかもしれません。おいしい料理屋だからという理由で入ってきた非喫煙者からしたらそれはまた別の話で、できることならタバコに煩わされずに料理を楽しみたいと考えているはずです。
どちらも我慢をする
「喫煙できる」というのは、そのお店のルールですし、喫煙者もそのルールの上で吸っているのですから、問題はありません。むしろ、喫煙可のお店を見つけてそこで吸っているだけマナーに対して考えているのかもしれませんね。
しかし、タバコで辛い思いをしている人がいないかということを考えるだけの余裕を少し持つということも大事ではないでしょうか。
タバコを吸うという権利を行使する前にそれが悪い影響を及ぼしたりしないか周りを見渡すだけでもいいのではと思います。
隣のテーブルなら少し自重する。離れているなら吸ってもいいか。などなど。
逆に非喫煙者の方も自分がタバコを嫌いだからと言って喫煙者を目の敵にしたりするのもよくありません。
喫煙可の所にいるのならば、喫煙者の方に文句を言うのはお門違いです。
そういうルールのお店に入ってきたのは自分の意志ですから。
タバコの煙で苦しんでいる姿を見てタバコをやめてくれたら、謝意を表明するのもいいでしょう。
多少の煙が流れ込んできても我慢できるところまでは我慢する。
もし喫煙者が「吸ってもいいですか?」と聞いてきたら我慢できるなら「どうぞ吸ってください」と促したり。
自分に気を使って吸いたいのを我慢してくれているんだ、と思えればこっちも一本くらいは我慢しようと思えたりするかもしれませんね。
結局は配慮
ルールの上で行動しなければいけませんが、それに加えて配慮するということが大事な気がします。
自分の都合ばかりで行動してしまうとどうしても、他人の行動が許せなかったりします。
周りを見て配慮しながら行動することがマナーにつながることでしょう。