前回のあらすじ
知らない機能に出くわすことが多くなりましたね…。
書き出し用に追加について
「書き出し用に追加」ボタンですね。レイヤーを選択して「書き出し用に追加」ボタンをクリックすると
「アセットの書き出し」パレットが表示され、選択していたレイヤーのパーツ(アセット)が表示されます。この状態で書き出しを行えます。複数あるレイヤーの中から、「このレイヤーだけ書き出したい!」という願いをかなえてくれる機能ですね
そして、このアセットはレイヤーとリンク状態にあるので、リンク内のパーツが非表示になると、アセットの中身も表示が更新されます。
いくつかのパーツを非表示にしてのっぺらぼう(のっぺらぼうって死語かしら)にしてみると、「アセットの書き出し」パレットの中身ものっぺらぼうになっているのがわかるかと思います。
「全体(2)」と「前髪」が追加されました。レイヤー選択では別レイヤーを合成してひとつのパーツにすることはできないようです。
ちなみに、この「全体」と「全体(2)」は同じレイヤーから生成したものなので、名称は異なっていますが、リンク先は同じ。「全体」レイヤーの中の表示・非表示を変えると両方とも変わってしまいます。混乱を避けるためにも、同レイヤーからのアセット作成は一つにしておいたほうが良いでしょう。
レイヤーではなく、レイヤー内のパスや画像を選択した場合を試してみます。
このパーツももちろんリンクされている状態なので、形状を変えたり、色を変えたりすると反映されます。
先ほどはレイヤー選択でアセットを作成しようとしたところ、別々のアセットになってしまいました。今回はレイヤー内のパーツを選択してからアセットを作成するとどうなるでしょうか。
レイヤーを選択したときと同じように、レイヤーごとでアセットが作られてしまいました。
「レイヤーパレットからではまとめられない」ということがわかりました。
しかし、「アセットの書き出し」パレットでは先ほどと違って、「選択範囲から単一のアセットを生成」アイコンがアクティブになっています。これは押すしかありませんね。
すると、無事に4レイヤーをまとめたアセットが作成されました。
「選択範囲から」という表現がちょっとわかりづらいのですが、要は「選択したパーツ」ということではないかと思っています。
選択したパーツからアセットを作成ということですね。
検証はしていません。
ちなみにアセットをすべて消去するとこんな説明画面が…。
このパレットを開く方法が、アセットを追加なので、なかなか気づかないかもしれません。
これによると、パーツを選択して、ドラッグして持ってくると、パーツがひとつづつアセットに、Altキーを押しながらドラッグするとひとまとまりのアセットになるようです。
実際やってみましたがその通りになりました。この方法のほうが楽かもしれませんね。
次回
次回は実際に書き出ししてみましょう。
お楽しみに。
Illustrator解説まとめ
解説まとめのページは以下のリンクからどうぞ
http://around40-dt-tokamachip.info/2018/08/15/post-7313/