前回のあらすじ
そろそろ解説しているぼくも知らないことだらけです。
線路記号を作る
突然ですが、この形状にピンときたらあなたは、アラフォーです。
ファミコンソフト、「F1レース」のCIRCUIT No.6ですね。
1984年11月2日発売。
ファミコンカセット F1レース
それはさておき、アピアランスですね。
鉄道は交差しないはずなので、こんな路線はありませんが…。
作成の概念
とりあえずネタバレから。線が三本重なってこの鉄道の記号を表現しています。
この三本の線は同じパスを使用しているので、形状がぶれることなく重なっているわけです。
まず、幅が7ptの黒ラインの上に幅5ptの白ラインを乗せます。
手順を見ていきましょう。
作成手順
パスを選択したまま、アピアランスパレットの左下の四角をクリックします。「新規線を追加」ボタンです。
アピアランスパレットに「線」が追加されました。でも、見た目は変わりません。同じ位置に同じ色で、同じ太さで線が配置されたからです。
アピアランスパネルの一番上にある線のカラーをクリックすると、カラーパレットが出ますので、その中から「白」を選びます。
白にすると、ラインが見えなくなりましたが、同じ位置に同じ太さで配置されているので、見えなくなったように見えているだけです。
で、線幅を変えると白線の幅が狭くなった分、外の黒ラインが表示されるようになりましたね。
次にまた「新規線を追加」をクリックして、線を追加します。一番上の白ラインと同じスタイルで追加されるので、見た目上は変わりませんね。
ここで線パレットから「破線」をクリックして、一番上の線を破線にすると縞々のラインが作成されました。
後はこのアピアランスを使ってパスを引いていけば、引いたすぐそばから縞々ラインに変換していってくれます。便利ですね。
表現方法にルールがあり、適用する先の形状が変化をするならば、アピアランスを使って素早く表現することが可能になります。
今回にあてはめますと、線路記号なので、その形状は一定ではありません。
今回の表現方法のルールは、
1. 黒と白の線が交互に現れる。
2. 外側に縁を付ける
でした。これらをどうやったらうまく表現できるかということを論理的に考えることができればかなり使えるツールなのではないかと思います。
次回
次回はパスの先端に矢印記号を付けたあとに、その外周を縁取りする装飾と、点線と丸点を交互に使う一点鎖線をアピアランスを使って実現してみたいと思います。
何を言ってるのかわからないと思いますが、お楽しみに。
Illustrator解説まとめ
解説まとめのページは以下のリンクからどうぞ
http://around40-dt-tokamachip.info/2018/08/15/post-7313/