なんか相手も素っ気ないし…。
なぜだ?
という場合を考えてみましょう。
情報を得る質問
今日どこに行ってきたの?
マリンピア日本海だよ。
どうやっていったの?
車を運転して行ったよ。
ご飯何食べたの?
道中のラーメン屋に入ったよ
マリンピアっていくらぐらいかかるの?
大人だから入場料は1人1500円かな。
誰と行ってきたの?
男友達とだよ。
きもっ。
えっ。
さっきからなんだよ。
ふーんだ。
と、こんな感じで矢継ぎ早に質問が来ると答えるのが大変ですよね。
そして、この例では5つも質問してるのに、そこから会話が広がっていません。
これは聞き方が「情報」を求める聞き方になっているからです。
どこに行ってきたの?
→マリンピア日本海
どうやって行ったの?
→車で
ご飯何食べたの?
→ラーメン
料金はいくらだったの?
→1500円
誰と行ったの?
→男友達と
→きもっ
質問をされた方としては、聞かれた質問に答えたらそこで話は終わりと思ってしまいます。
質問者が欲しいのは「情報」で、もらった情報から何かを膨らませようという意図が見えないからですね。
聞かれていないことをペラペラしゃべるのは、何となくですがはばかられるものです。
仕事をしている時を思い出してもらうとわかりますが、自分が質問したときに、関係ないことをあーだこーだ言われたら、話が進まずにまとまらなくなってしまいます。
そういった経験があると、「情報を求める質問」には「情報」だけを返す話し方になってしまいます。
それで、会話が短くなってしまうわけですね。
もし、会話が長続きしないという方は、「情報を求める質問」ばかりになってないか気にしてみましょう。
根ほり葉ほり聞かれるとちょっとイヤ
そして、あれこれ細かく聞かれてしまうとなんかイヤな感じがしてしまうものです。
テレビドラマなんかで、刑事の尋問などを見たことがあるかもしれませんが、アリバイを聞かれているところを見ると、一方的な感じかします。
そして、質問を受ける側は窮屈さを感じてしまいます。
質問をする方も、相手の返事が短くて、すぐに次の質問を出さざるを得なくなってしまっています。
そうすると、短い会話なのにもう聞くことがなくなってしまって、会話の種に悩んでしまうことになります。
ではどうしたらいいのでしょうか。
これまでの記事で、相手の気持ちを考える事を書いてきましたが、今回も同じようなことが言えます。
どこ行ってきたの?
マリンピア日本海
えっ、遠かったんじゃない?
遠かったよ。下道で行ったから。
なんで?
お金ない。
かわいそう…。
えっ。
大変だったねえ。
友達いたからそんな大変でもなかったよ。
会話として話を聞いているのですから、話してくれた内容に対して、「こうだったんじゃないかな?」と思って、話をかみ砕いていくといいかもしれません。。
話してくれたことに対して興味を持つと会話の幅が広がっていきます。
自分の知らない話題が出た時
じゃあ、マリンピア日本海って何?と思った方もいるでしょう。なんだと思いますか?
わからないと、
マリンピア日本海に行ってきたよ
に対するアクションってとれませんよね。
日本海→鮮魚市場と勝手に想像して話を続けると大変なことになります。
マリンピア日本海の海鮮丼美味しいよね☆
食うの?!あいつらを
えっ
となったりします。
わからない場合は必殺の「オウム返し」を使ってみましょう。
マリンピア日本海に行ってきたよ。
えっ!マリンピア日本海?!
と大げさに情感を込めてみてください。
うん、友達と話してたら水族館に行きたいね~って話になってさ。
そうなんだ~
って流れになるかもしれません。
知らないことだから興味を遮断するのではなく、興味を持って聞き返してみると
(おっ、興味持ってくれたのかな?)
と思って話やすくなります。
興味のない話を延々としてしまうのは「空気の読めない人」と思われてしまいそうで、なかなか話を振ることが出来ないですからね。
まとめ
情報を得る質問自体が悪いわけではありません。
相手の事を知りたいと思ったら情報を引き出す話になってしまいますからね。
そこに、感情を添えていきましょう。
情報を求める質問だけだと会話がすぐに終わってしまう。
質問の回答に興味を持って掘り下げる
わからない話題の時はオウム返し
ただし、オウム返しばかりしていると「こいつ聞いていないな…」と思われてしまうので注意です。