前回のあらすじ
アピアランスは工夫が大切ということですね。
アピアランスを使ってある表現をしたい場合、形状の構成はどうなっているのかを考える必要があるので、繰り返し行うと、デザインするときに構成要素に目が行くようになりますよ。(真面目コメント)
パーツの位置を合わせる
回転ツールを使って、ある形状を他のものに沿わせてみたいと思います。
ラインと四角があったとします。
この四角をこんな風にピタッと着地させたいなぁ!
と思うときって人生の中であると思います。
「表示」→「スマートガイド」でスマートガイドを有効にします。
ショートカットは「Ctrl+U」ですね。
四角全体を選択した後に、下の角のアンカーポイントにマウスポインタを合わせ、
下のラインまで四角をドラッグしてくると、ピタッとくっつく場所があります。
見えづらいかもしれませんが、ピンク色のガイド線が表示されています。
四角がラインに接しました。
…整列パレットから整列させたほうが早かったかもしれませんね。
回転ツールを選択してから
接している点をクリックします。
すると回転軸のガイドがアンカーポイント上に表示されます。
あとは沿わせたい辺の上にマウスポインタを持ってきて、ドラッグすると
回転軸を基点としてに図形が回転します。
無事沿わせることができました。
数値入力で何とかならないのか?
ドラッグしたり、吸着させたりというのは結構感覚的な部分があるかと思います。
そこで、数値で回転角度がわかるようにしてみたいと思います。
沿わせるためにはこの水色のラインの角度がわかれば何となりそうです。
水色ラインをダイレクト選択ツールで選択してからCtrl+C、Ctrl+Vでコピペします。
同じ角度のラインが複製されました。
上部メニューの「ウィンドウ」から「変形」をクリックします。
変形パレットが表示されます。
勘のいい方は何をやりたいかわかるかもしれませんね。
複製したラインを選択して、上部メニューから「オブジェクト」→「シェイプ」→「シェイプに変換」をクリックします。
すると、先ほどまで0°だった線のプロパティの中に角度が表示されました。これがこの線の傾きになります。ということはこの逆の角度を入力することで沿わせることができそうですね。
表示されていたのが39.5°だったので、変形の欄には「-39.5°」と入力してみます。
そうすると辺が平行になりました。
あとは整列して辺と揃えることができますね。
2種類のやりかたで試してみましたが様々な方法をしっていると応用が利く場合がありますので、色々覚えておくといいですね。
次回
次回は対称のコピーを作成する方法をご紹介いたします。
お楽しみに。
Illustrator解説まとめ
解説まとめのページは以下のリンクからどうぞ
http://around40-dt-tokamachip.info/2018/08/15/post-7313/