前回のあらすじ
平行ラインに沿わせる例でしたが、斜めラインでもなんでも同じ方法で添わせることが出来ますよ。
対称のコピーを作成する
シンメトリーな意匠を作るときには必要不可欠ですよね。
シンメトリーはsymmetryというつづりで、左右対称という意味ですね。
非対称の場合はアシンメトリーといい、つづりはasymmetryです。
飾り枠でよく目にすることがあります。
意外な所ではミニキャラのイラストも左右対称になっていることが多いものです。
それはさておき。
図形と対称軸があれば、
簡単に対称位置に配置することができます。
対称軸の設定は必須ではありませんが、作成しておくと、いざというときに使えるので便利です。
いざという時というのは、追加の装飾をつける時なんかですね。
まずは図形を選択してから
リフレクトツールをクリックします。
図形の中心に基準点が表示されました。
この状態で好きなところをクリックすると、基準点が移動します。
前のバージョンではクリックする度に基準点を移動できましたが、最近のバージョンでは二回目のクリックで、図形が移動しちゃいますので注意が必要です。
基準点を対称軸の上にのせて、
右のほうからドラッグすると、基準点を軸として、形状が移動します。青ラインの形状が、予想移動位置ですね。
Shiftを押しながらドラッグすると、回転角度を制限できます。
90°にすると対称になりました。
ただし、ドラッグだけですと、対称に移動するだけなので、複製したい場合はドラッグさせつつALTキーも合わせて押すと複製することができますよ。
また、基準点を決める時にALTキーを押しながらクリックすると
リフレクトウィンドウが表示されます。
基準点はクリックした場所に配置されているのがわかりますね。
垂直線に沿って反転させたいので「垂直」を選択し、複製を作りたいので「コピー」をクリックします。
軸を基準に反転コピーすることができました。
軸が斜めの時はどうするか
さて、対称軸が水平、垂直ならばいいのですが、斜めの線を軸にしたいときってありますよね。
たとえば、この上図のような感じですね。
これもリフレクトツールで簡単に実現できますので、やってみましょう。
図形を選択して、リフレクトツールをクリックします。
基準点を対称軸のどこでもいいので、対称軸の上に配置します。
次に軸の先端にマウスカーソルを合わせてドラッグします。
ドラッグしたまま一旦先端から離れて、
また先端に戻ってきます。
ALTキーを押して複製すれば、斜めの線を対称軸として複製ができました。
これはいろんな場面で応用が利くので覚えておいて損はないと思いますよ。
次回
次回こそはライブペイントについて書いてみたいと思います。
それではまた
Illustrator解説まとめ
解説まとめのページは以下のリンクからどうぞ
http://around40-dt-tokamachip.info/2018/08/15/post-7313/