空気が読めなかったら何が悪い!
人は日常の中で辛いことを抱えて生きています。
それは悲しいことだったり、不満だったり、怒りだったりします。
人間関係に疲れている人もいるかもしれませんね。あの人と顔を合わせるのが辛い、一緒に仕事をすることを考えると億劫だ…などなど。
他にはささいなことでも、辛い感情は溜まっていきます。
他人から見たときに些細なことでも、当人からしてみたらすごくショックだったり、やる気をなくしてしまったりする事はたくさんあるものです。
でも、あえてその感情に踏み込むことで、心を開いてくれたり、ガス抜きになったりすることもあるでしょう。
今回はネガティブな感情に踏み込んでみることについて考えてみたいと思います。
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愚痴を言いたい時もある
ネガティブな感情になっている人に対して、どうしてと聞いてみるのは勇気がいることです。
悩みが大きすぎて心に傷を受けている場合はその傷をえぐってしまうことになりかねないからです。
でも、案外そのネガティブな感情を聞いてもらいたいという人もいます。
学校で大変な目に遭ったとき、仕事で辛い思いをしたとき、色んなことに不満を持っているときに慰めるまではいかなくても話を聞いてもらいたいと思うこともあるでしょう。
でも、愚痴を聞いてもらうのはある程度仲良くないと相手に申し訳ないという気持ちが働いてしまうものです。
そこで、聞き手の方から「聴きますよ」という意思表示を見せることで、「あ、この人には話してもいいんだ」と思ってもらうことで、気軽に話してもらいましょう。
ムッとくることもあるでしょう
では、どうやって聞くのかというと、あんまりストレートな言葉だと避けられてしまいそうです。
野口敏さんによるとムッとくることもあるでしょうが使いやすい言葉だそうです。
別の言い方だと「大変なこともあるんじゃないですか」
というのもいいかもしれません。
お客さんのリテイクばっかりでムッとすることもあるんじゃない?
しちゃうよー。1mm右にずらせとか意味ないし…。修正しました!っていってそのままで出したらOK出たよ!
いいのかそれ…
相手の状況を心配しつつ、決めつけないような言い方が好ましいです。
仕事大変でしょ?
大変じゃねーよ!
というように、ズバッと指摘されてしまうと、反発してしまう人もいるかも知れません。
(大変じゃないかもしれないけれど)
大変なこともあるんじゃないですか
というと、質問された方は
大変なんスよ、もー!
と言ってくれるかも知れませんね。
そんなことを聞いていいのか
とはいえ、そんなこと聞いてくるんじゃない!
と怒られることを考えると中々そんな質問できないよと思われるかもしれません。
極限まで溜まったネガティブな思いを抱えている人は心にダメージを持っていますので、踏み込んで欲しくない事柄というのは当然あります。
そこで、聞く方としては当然ながら相手に配慮して聞くことになります。
悩みにも大きなものから小さなものまでありますので、軽い悩みから聞いていくのがよいでしょう。
イメージとしてはあまりプライベートに踏み込んだ事柄を話題とせずに、些細だけれど悩んでいることなんかがいいかもしれません。
知り合ったばかりの時はネガティブな話題は避ける
ネガティブな話題を聞くにしても、知り合って間もない時期にネガティブな話を切り出すのは避けた方がよいでしょう。
逆に考えるとわかりますが知り合ったばかりの人に相談ごとを持ちかけようとは思いませんよね。
最低限、話しても大丈夫だな…と思えるようにならないと話しづらいものです。
ちょっとこぼしてしまったことが他の人に知られたくないような話だった場合は、おいそれと話せませんからね。
聞く場所も考慮する
じゃ、ある程度仲良くなって、そろそろネガティブな話を切り出そうとしても、場所を考える必要があります。
抱えているネガティブな事柄が上司の愚痴だった場合、職場でそんな話をすれば誰の耳に入るかわかりません。
家庭内のちょっとことを家の近所ではなしていた場合、お隣さんが聞いているかもしれませんよね。
知り合いがいなさそうな時と場所を考慮して話を聞いてあげることも悩みを聞くポイントです。
過激なことを言い出した時
悩みを吐き出している時に相手がどんどんヒートアップして、過激なことを言い出すこともあります。
もう仕事なんて辞めてやる!
こんな仕事やってらんないよ!
ど、ど、どうしよう…!
と思っても、その場限りのノリで、実際にアクションに移すことはほとんどありません。
ネガティブなことを言うのは、自然な感情ですから問題ないのです。
むしろ、話を振っても何も言ってもらえずに、ため込んでいる状態のほうが危険信号かもしれません。
あるいは、愚痴を聞いてあげた後日も同じようにネガティブワードを吐き続けているようですと、アクションに移す可能性が出てきます。その時は、愚痴を聞くという態度ではなく、相談という形で話を聞いてあげましょう。
まとめ
ネガティブな話は人に聞いて受け止めてもらいたいもの
「お話し聞きますよ」という態度でネガティブな話を聞く
「ムッと来ることもあるでしょう?」のフレーズが話を引き出すのに便利
話を聞くときは時と場所を考慮する
「大変だよね~」と共感できる部分を見つけることが出来れば、お互いの距離を縮めることが出来ます。
ぜひ試してみてください。