十日町PのDTだったら何が悪い!

熱中症にご用心!(その2)-日頃からやる予防と熱中症の応急処置対策-




前回熱中症の4つの症状とメカニズムについてみてみました。
今回は、それを踏まえて、熱中症にならないように出来る予防についてみていきましょう。

熱中症の予防方法

予防方法は大まかに以下の通り。
ひとつずつ見ていきましょう。

・体調管理をしっかりする
・水分を取る
・塩分を取る
・食事をしっかり食べる
・睡眠環境を整える
・気温と湿度を気にする
・室内を涼しくする
・衣服を工夫する
・日差しをよける
・冷却グッズを身に付ける
・飲み物を持ち歩く
・休憩をこまめにとる
・熱中症指数を気にする

体調管理をしっかりする


体調管理をしっかりするという事は、体の機能を保つことでもあります。
体温を下げるための発汗作用や体のすみまで血流を循環させるといった機能は体調がしっかりしていないとうまく働いてくれません。

また、具合が悪い時に、熱中症のせいなのかそれとも体調が悪いだけなのかの判断もつかなくなってしまいます。
いつもの調子の悪さかと思ったら熱中症だったという事もあり得ます。

熱中症になる時期は夏ですので、夏が近づいたら体調管理をしっかりしておきましょう。

水分をこまめに取る


水分は汗だけで失われるものではありません。
人が吐く息の中にも水分は含まれます。窓ガラスに息を吹きかけると曇ることが確認できますが、呼吸で1日に約400ミリリットルも失われます。ミニサイズのペットボトル1本分ですね。

また、皮膚からも水分が蒸発していきます。こちらは1日に約600ミリリットル。これもミニサイズのペットボトル1本分です。
トイレにも行ったりしますので、その分も水分が失われます。

これに加えて、発汗作用による水分が失われるのです。
そう考えると1リットル~2リットルもの水分が失われていくことになります。
かなりの量ですね。

呼吸や皮膚からの水分蒸発は、自覚しないうちに失われていくものなので、水分がなくなっているという実感が少ないかもしれません。

実感がない分、意識して水分を取るようにしましょう。
その際はスポーツドリンクを利用すると糖分や塩分をスムーズに吸収でき、水分も吸収することが出来ます。

のどが渇いたな…と思わなくても水分をとる習慣をつけます。

塩分を取る


体から汗が出ていく時に、一緒に電解質が流れ出ていってしまいます。

電解質で成分の一番多いナトリウム、いわゆる塩分が一番出ていってしまうのですが、塩分は筋肉の収縮を調整する働きがあるので、失われるとけいれんの原因になってしまいます。

たくさん汗をかいた時は、塩分を取るようにしましょう。

ただし、医療機関にかかっているかたで、医師から塩分を控えるように言われている時は相談してどれほど摂取するか決めてくださいね。

食事をしっかりとる


こちらも体調管理をしっかりする、と似たようなことになりますが、食事をとることで体にエネルギーを取り入れることが出来ます。
食事をすることが丈夫な体を作ることになり、体調管理にもつながります。

また、自然な形で塩分や栄養を取ることが出来ます。

塩分が足りないからと言って塩分だけペロリとするような対処法ですと、他の必要な栄養素が不足してしまいます。
バランスの良い食事を心がけ、健康な体を保ちましょう。

睡眠環境を整える


寝る前に、寝場所の空調を入れて快適に眠れるようにします。
暑くて寝苦しいままだと十分に快適な睡眠をとることが出来ません。

質の良い睡眠をとることが出来なければ、翌日の体調にも影響を及ぼし、体調が悪ければ熱中症になりやすくなってしまいます。

エアコンや扇風機などで空調を整えるほかに、寝具を通気性の良いものにして熱がこもらないようにすることでも快適に眠ることが出来ますよ。

気温と湿度を気にする


気温と湿度を気にして生活するようにしましょう。
気温が高すぎれば、エアコンを入れたり、直射日光の当たらない部屋に移動したりと対策が出来ます。

じゃあ、気温が低ければ大丈夫なのかというと、その場合は湿度を気にしてみましょう。
湿度が高いと、肌の表面から汗が蒸発することが出来ずに、気化熱が発生しません。

ということは、体の中に熱がこもることになり、熱中症になってしまう場合もあるのです。

同様に、風が弱いところにいる場合も汗が蒸発していかないので熱がこもりがちになって危険になります。
通気性をよくするよう心がけましょう。

室内を涼しくする


「まだ大丈夫だから」といって、部屋の温度が高いにもかかわらずエアコンをつけないで我慢をしていると熱中症になってしまいます。
本当に我慢出来ていて大丈夫だと思っているのか、それとも正常な判断が出来なくて大丈夫だと思っているのかわからなくなる恐れがあります。

また、エアコンを使用すると電気代がかかってしまうと心配してつけない方もいるそうですが、熱中症になって入院してしまったらエアコンの電気代の何倍も多くの治療費を取られてしまいます。

部屋を快適にして健康を保つというのも生活術のひとつですから、あまり気にせずエアコンなどは使用しましょう。

電気代が気になるようなら扇風機がおススメですよ。

衣服を工夫する


汗で濡れた衣服を着たままでいると、常に体の周りに水分がある状態で、体から熱が外に出ていくのを防いでしまいます。
結果、体の中に熱がこもりやすくなり、熱中症になる恐れがあります。

汗をかいたらすぐに着替えるか、速乾性の素材を身に付けるようにしましょう。
綿や麻の素材がいいですね。

吸水速乾性の素材も汗を吸い取り拡散してくれるので、快適です。

日差しをよける


直射日光をよけるだけでも、体温の上昇を防げます。

つばの広い帽子や、日傘などを活用して日差しから肌を守りましょう。

冷却グッズを身に付ける


屋外用には冷えピタやソーラー発電で動く扇風機付き帽子、冷却用マフラーなど、色々な面白グッズがあります。
それらを使って、上手に体を冷やすことで熱中症を予防できます。

また、眠る時には氷枕を利用したりして涼を取るのもいいですね。

わきの下、くびすじ、足の付け根には太い血管が通っているので、このあたりを冷やすと効率よく体を冷やせます。
逆に冷やしすぎに注意かもですね。

飲み物を持ち歩く


水分補給したい時に、とるべき水分がない!なんてことがないように持ち運びのできる水分を持っておきましょう。
ペットボトルや水筒ですね。

特に子供は代謝が良く、汗をかきやすいので、こまめに水分を取らせるようにして、熱中症にならないように見守ります。

休憩をこまめにとる


暑い中、野外で活動する人も中に入るかと思います。
部活動、農作業、工事現場…。いろいろありますね。
いつもよりも休憩間隔を短くして、水分補給をこまめにできるようにしましょう。

休憩間隔を短くすることで体調不良にもいち早く気が付くことが出来ます。
また、無理をせず、体調が悪くなったら自発的に休むことも大事です。

熱中症指数を気にする


WEBやテレビの熱中症指数や注意報に気を配り、「今日は危ない」と出たら熱中症対策を忘れないようにしておきましょう。
携帯できる熱中症計測器もありますので、こういった機器も活用してみましょう。

熱中症かなと思ったら-熱中症の応急処置-

具合が悪くなってしまったり、おかしいなと感じたらすぐに休んで、できる限りの対処をしましょう。

具体的な対処は以下の通り。これまた見ていきましょう。

・涼しい場所へ移動する
・服を脱がして冷やす
・塩分や水分を取る

涼しい場所へ移動する


クーラーの効いた室内に移動させることが出来ればベストです。
近場にそのような場所がない時は、風通しの良い日陰で安静にし、休ませるようにしましょう。

服を脱がして冷やす


服を脱がせて、氷などで体を冷やしましょう。
くびすじ、わきの下、足の付け根を冷やすことで効率よく冷やすことが出来ます。

氷がない場合は、体に水をかけ、うちわであおぐなどすることで熱を取ることが出来ます。

塩分や水分を取る


塩分や水分を取らせるようにします。
その際には糖分と塩分を同時に摂ることのできるスポーツドリンクが理想です。

ただし、嘔吐の兆候があったり、意識がない場合はうまく飲み込めないことがあるので無理に飲ませないようにします。

熱中症は進行が早い

熱中症の症状は進行が早いです。
症状が重いと感じたら、すぐさま救急車に連絡しましょう。

次回

次回は熱中症に使えるおすすめアイテムを見ていきたいと思います。