十日町PのDTだったら何が悪い!

会話が弾まないときの対処法11~何気ない言葉を気に留めよう~

タイトル詐欺があったら何が悪い!

なんかシリーズものにしたかったので、最初のタイトルは変えたくなかったという。
という訳で、今回のお話は「会話が弾まないとき」ではないのですが、こういったこともありますよというお話です。

とある日の会議室

いやー、朝から2時間も会議だなんておかしいでしょこの会社…

でも、先輩寝てましたよね

いや、そう見えたかもしれないけれど、ちゃんと聞いてはいたんですよ。
何も頭に残らないだけで。

いいんですかそれで…

疲れたから何か飲みましょう。コーヒー?むぎちゃ?

私はキンキンに冷えたビー・・・むぎちゃでお願いします!

俺はコーヒー

まいどっ。少し待っててね

~お茶入れ中~

お待たせっ

おっ、サンキュー。って、あれ、ミルクもつけてくれたの?ブラックでもよかったけど…ありがとう。二口目からはミルク入れたい派なんで。でもよく知ってるな?

あっ。これちょっと塩味がする。

確か前に塩むぎちゃが好きって言ってたから。少し塩を振ってみました。ちょっと賭けだったけど…

いえ、嬉しいです。そんなことまで覚えていてくれたなんて。

良かった良かった。

(そんなとこまで気が付くなんてなんてすごい先輩だろう)

こまけー女

(この人はなんて駄目な先輩だろう)

細かいことを覚えているという事は相手に気を払っているから

多くの人と会話していると話題も様々で、そんなに内容を覚えている事なんてないですよね。
特に話す人数が多かったりすると、だれがどの話をしたのか整理もつけにくいものです。

でも、そういった環境であっても、前に話した些細なことを覚えていてくれて、「○○さんはこうでしたよね」と言ってくれる方もいます。

それはつまり、相手に関心を払って、話を聞こうとしているからなんです。
話を聞くことに気持ちが入っているから、会話の内容と相手が結び付いて、イメージとして残りやすくなります。

・出身地
・誕生日
・趣味嗜好
・好きな物
・嫌いな物
・休日の過ごし方
・考え方

会話の中でこれらが出てきた時に、覚えている方っているものです。

例えば、

俺はヤクルト(野球のチーム)のファン

という話を前に聞いたとしたら

この前神宮(ヤクルトの本拠地)に行ってきたんだけれどね・・・

あっ、野球観に行ってきたんですか?ファンでしたよね。

あれっ、よく覚えてたね、そうなんだよ。いやーいい試合でした。
(覚えててくれてうれしいな)

となりますよね。

話したことを覚えてくれている → 真剣に話を聞いている → 自分を大切に思ってくれている 

という気持ちになります。

だからといって、相手の話を事細かに覚えている必要はありません。
細かい話を覚えていられるように、ちゃんと向き合って話をすることが大事です。

営業マンは名刺に特徴を書き込む

会話術ではありませんが、営業の方は名刺交換することが多いので、名刺に相手の特徴をよく書き込んだりすると聞きます。

営業の方はそれこそ一日に何人もの人と会うという事を毎日繰り返しているのですから、一人ひとりを覚えていることは難しいですよね。
その時、会った時にもらった名刺にその人の特徴を書き込んでおきます。

・丸顔
・太め
・いい人そう
・名古屋出身
・元は技術屋さん(SE)
・お子さんがいる

初対面でこんなに情報を引き出せるのかわかりませんが、簡易的に書き留めておけば、会社に戻った時に思い出しやすくなりますね。

記憶に頼らなくてもいいんですね

完全に覚えておくことは難しいので、何かの拍子に思い出せるようなとっかかりをつけておくといいです。
そのためにメモを活用することは全く悪い事ではありませんし、むしろ「今日あった人の事を覚えておきたい」という前向きな姿勢からくる行動なのですからどんどんやってみましょう。

気持ちが別の所に行っていると覚えられない

これも当たり前のことになりますが、話を聞いている最中に、別の事を考えているとなかなか覚えられません。

とはいっても、上の空とかではなくて、会話に混ざっていて

(よし、次はこの話をしよう)

と思っている場合などです。会話に参加して話を聞いているけれども、自分が次に話すことを頭の中で考えていると気持ちが分散して、相手の話を集中して聞けなかったりします。

頭の中で準備しておくことは悪い事ではありませんが、それで会話をよく聞けなかったらもったいないですよね。

もし、話したいことがたくさんあるなら、メモなどに書いておいて、自分の番になったらチラ見するのもいいですよ。

断片的な記憶は残るもの

会話をしている最中に

あれっ、その話って前に聞いたような・・・?

と思う事ってありますよね。

それはもしかしたら、記憶が相手と結びついていない状態かもしれません。
覚えていようとしたけれど、相手と結びついていなくて、関係性が明確になっていないのです。

その時は、上に書いた名刺の話のように、多少なりともメモしておくと見返すことが出来るので、記憶の定着につながります。

特に「誕生日」と「出身地」は割と(?)出てくる話なので、それだけでもメモしておくと、いろんな会話と結びつけやすくなります。

ただ、「誕生日」と「年齢」を結び付けた時に、悲劇が起こる可能性もありますのでご注意を・・・。

あっ、もうすぐ誕生日じゃなかったっけ? おめでとう!40歳?

だれがよ!

(本当にダメな先輩・・・)

まとめ

相手の話を聞いていると自然と話が記憶に残るくらいの気持ちで話を聞くと、相手の事をよく理解できますし、折に触れてその話を混ぜれば、相手のほうも「ちゃんと話を聞いてくれていたんだ」という気持ちになります。

もちろん、最初からそんなにすっと記憶に入ることはないかもしれませんので、メモなどを活用して情報と結びつけるといいですね。

ぼくは携帯のアドレス名のところに、わかるようなら本人の誕生日も打ち込んであるので、その人の誕生日が近づくと話題にしやすいです。
ちょっといやらしいですかね。

そんなわけで相手の細かな話を気に留めてみよう、でした。