十日町PのDTだったら何が悪い!

仕草からわかる、ウソと好意の見抜き方。言葉よりも注目すべきもの




ウソが下手だったら何が悪い!
うそよりも「人をバカにして!」と言われることが多かったです。いかんですね。

人の気持ちを理解するのに、言葉だけではないことってよくあります。
むしろ、言葉は逆の意味を持っていたりするので、言葉だけを信じるとうまくいかないことがあります。
言葉によらないコミュニケーションを非言語コミュニケーションと言いますが、今回は非言語コミュニケーションを見ていきましょう。

非言語コミュニケーションについて

非言語コミュニケーションは大きく分けて二つあります。

・言葉を補完する非言語コミュニケーション
・言葉を使わない非言語コミュニケーション

下段は意味が分かるかと思いますが、上段の「言葉を補完する非言語コミュニケーション」ってよくわからないかもしれませんね。

非言語なのに言葉を使うのかよ!

というツッコミは野暮ですので、置いておきましょう。

言葉を補完する非言語コミュニケーション

これは、言葉の意味とは別に、人のしぐさや表情や声の大きさなどで、気持ちを伝えることです。
伝えるというよりも、伝わってしまうという言い方のほうがあっているかもしれません。

言葉 + 表情や雰囲気や仕草 = さまざまな意味を生み出す

具体例を見てみましょう。

先輩、お菓子買ってきたんですけど、食べませんか?

という問いに対して、

ありがとう!でも、今は大丈夫だからあとでもらうね!

という言い方と

・・・。ありがとう。でも・・・今は大丈夫だから、あとでもらうね

という言い方では、言葉は同じなのですが、後者の方はなんとなくお菓子食べたくなさそうだな、と感じると思います。

相手の口ぶりや表情で、その人が言っていることが本当かどうかという事を判断しています。
この時、しゃべっている内容と、雰囲気がマッチしていれば、本気で言っている言葉だとわかりますし、相手に対して信頼度も増します。
逆に、内容と雰囲気が異なれば、ウソと判断することになり、話の内容を疑ったりすることになります。

・言葉の他に表情や声のトーンなどで内容の伝わりやすさが変わる
・言葉と表情が異なれば、会話の内容に疑問を持ってしまう

「ありがとう」や「ごめんなさい」のように気持ちを伝える言葉を使っている場合は、特にこの非言語コミュニケーションが大事です。
つまらなそうに

ありがとう

と言ったり、
へらへらしながら

ごめんなさい

と言うと、感謝や謝罪の言葉が伝わりにくくなってしまいます。

ありがとう!

ごめんなさい・・・。

顔つきや声のトーンなどの非言語コミュニケーションを一緒に用いることで、言葉と気持ちが一緒になる=その人の本当の気持ちと感じるようになり、相手の言葉や相手を信用できると思うようになります。

言葉を使わない非言語コミュニケーション

「目は口ほどにモノを言い」のように、言葉によらないコミュニケーションは昔からあります。
日常的に感じ取っているので、意識して行っていることはないでしょう。
例えば以下のようなしぐさ。

・こちらが食べている食べ物をじーっとみてくる
・仕事中に貧乏ゆすりが止まらない
・給料日はなんだかニコニコしている人が多い

食べ物を見ている → おなかすいているのかな?
びんぼうゆすり → いらいらしているのかな?
ニコニコしている → 嬉しいのかな?今日は楽しい予定があるのかな?

相手の様子を観察して、相手がどのような状況なのかを察して理解しようとしています。
なんだかわからないけれど、不機嫌そうだなと感じた時は、相手の体から発している「不快感」のサインを知らずのうちにキャッチして、こういう気持ちなんだなと察しているわけですね。

こんな些細なことも相手は感じ取ってくれています。
意識して非言語コミュニケーションを行う事で、説得力が増したり、相手に信頼を与えることが出来るようになります。

実際の場面

では、好意をもって話してくれている時とウソをしゃべっている時のしぐさをみてみましょう。

ウソをついている場合

ウソをつくという事は、心の中にやましさを抱えている場合です。やましさを抱えている時のしぐさを見ていきましょう。
そして、ウソが得意な人はウソをつくことにやましさを感じていません。ウソつきのプロはこういった仕草が現れないことがあります。ご注意ください。

のど元や、顔に触れるという行為は「なだめ行動」と言われ、自分を落ち着かせようとしている仕草です。騙そうとしている自分を落ち着かせようとしているかもしれません。

こちらは「ウソ」の他に「心配事」があるときも「落ち着け」と念じていることになりますので、この行為をしたからすぐにウソツキと断定してはいけませんよ。

目がきょろきょろしている場合や、顔がこわばったりしている場合もやましい気持ちを抱えていることが多いです。
こちらも、他には「恐怖感」を感じている場合があります。

本当にちょっとしたしぐさがさまざまな意味を持っているものです。
いつも気にする必要はありませんが、目に留まったらどんなことを思っているのかなと注意してみるのもいいですね。

仕草に気づかない人は空気の読めない人につながる

非言語コミュニケーションに気づかない人は、その人が抱えている気持ちに気づけないことがあります。
それを今日の言葉で言うと「空気が読めない」だったり「KY」だったりします。

相手のしぐさに気が付くという事は相手の事を興味を持って見ている・観察しているという事になります。
言い換えると、自分本位だったり、自分の事で手一杯だったりしているのでしょう。

仕草はわかっていないと気持ちは読み解けませんが、表情が変わったということくらいは見ていれば分かるようになりますので、「脱・空気の読めない人」を目指しているなら、表情の変化に注目するようにしましょう。

まとめ

非言語コミュニケーションに頼っている部分があるというのは日常では気が付かないことかもしれません。

相手の表情や声のトーンを気にするだけでも今の相手の気持ちがどんなものかおおよそわかるようになります。
わからなくても、わかるように相手をきちんと見るのが大事な事でしょう。
興味を持って接することが、非言語コミュニケーションを理解する一歩になると思います。