自分だけに向けてメッセージを向けてくると、それは特別感を感じる事になります。
「お客様だけの特別です」
「あなたにしか言わないんだから」
「他の人は知らないここだけの話」
オープンにされた情報よりもこそこそした情報のほうが、なんだか惹かれてしまいます。
今回はそんな限定した状態が人を惹きつける文章術を見ていきましょう。
人は限定されたものに価値を見出す
いつでも手に入るものに価値はない、とは言いませんが、限定された状況で手に入るものに人は価値を見つけることが多いです。
・期間限定
・数量限定
・非売品
・会員だけの特典
さまざまな形がありますが、機会を逃したらもう手に入らないのではないかという気持ちがあります。
手に入れずに得る機会がなくなってしまったあとに「やっぱり手に入れておけばよかった」と後悔するのは嫌ですからね。
また、希少品というのはそれだけで価値が出てくるものです。
手に入れたい人の数 > 品物の数
となれば、欲しい人全員が手に入れることは不可能です。
売ってくれるなら倍の額を払うぞ!
普通にしていたら手に入らない人は定価よりも高い料金で手に入れようとしていますよね。それだけ価値を感じているからです。
これが誰でも簡単に手に入れられるほどの数が世の中に出回っていたら、倍の値段で買おうとは思いません。
ゲットしづらいものだから余計に手に入れたいと思います。
少し古い話ですが、「たまごっち」が流行った時は、一つがかなり値上がりしました。中でも数が少ない「白たまごっち」は6万円ほどになったとか。
それほどまでに少ないものに魅力を感じてしまうのです。
情報も同じように希少性を感じる
では、希少性というのは物にだけ発生することかというとそうではありません。
情報という形のないモノでも限定して届けることが出来ます。
情報の希少性ってどんなものかしら・・・?
希少性というとわかりにくいかもしれませんが、「出回っていない情報」と言えばわかりやすいかもしれませんね。
・未発表の新作ゲーム
・デビュー前のすごい才能の芸能アーティスト
・上場前の株式会社
上記のような、内々に進められているけれど、世間的にはまだ知られていない事というのは希少性があります。
これらの情報をつかんでいると、つかんでいない人よりは優位に立つことが出来ます。
特別感と希少性を与える言い回し
では、その優位に立ったような気持ちにさせる言い方はと言うと、それがあなただけという言い回しと秘密にしてくださいというお願いです。
他の誰でもなく、あなたにだけに教える、与えるという特別感と、他の人にはまだ教えていない限定感を出すことが出来ます。
年会費を払っていただいている有料会員様だけに今回のセールをご案内させていただいております。混乱を避けるため、口外しないようお願いいたします。
スタジオ観覧は弊社が送ったこのハガキをご持参の方のみの入場となります。一般放送は先の日程になりますので、内容はご内密にお願いいたします
先輩、ここだけの話、あのアーティストのノベルティ、早いもの順でもらえるらしいですよ。競争率が上がると嫌なので、ここだけの話にしておいてくださいね
このように、はっきりと特別と言ったり、限定モノですと言わなくても相手に「特別感」「限定感」を伝えることが出来ますね。
まとめ
特別感と、限定感はそれぞれ別々に使用しても効果がありますが、一緒に使うとなお、相手の心をつかむことが出来ます。
あなただけ → 特別感を与える
内緒、秘密 → 限定感を与える
あまりあからさまにならないように心がけるとなおよいですね。