「マンガで分かる」という類の書籍はたくさんありますが、このマンガはちょっと違います。
今回は原作ゆうきゆう先生・作画ソウ先生の【マンガで分かる心療内科
こんな人におススメ
マンガで分かる心療内科はこんな人におススメです。
- 心療内科マンザイを見たい人
- 少しエッチ要素が欲しい人
- ついでに心療内科の事も知りたい人
「マンガで分かる」というシリーズはマンガで内容をわかりやすく紹介していく、という事が特徴かと思いますが、心療内科の事よりも、心療内科をネタに、どれだけ面白いことができるかということを追求しています。
仮に1話が16ページだとしたら、半分の8ページくらいはギャグに費やされているので、そのギャグを受け入れることが出来るかが、本作の評価につながる事でしょう。
ギャグの中には、あからさまではないですが下ネタも含まれていて、下ネタが嫌いな人は受け付けないかもしれませんね。
特によく出てくると思われる単語が、「胸」「尻」「おっぱい」だと思われます。
セクシャルな部分を用いてのギャグが苦手な方はご注意ください。
そして心療内科の解説については、マンガパートの中でも触れられていますが、2回分のマンガパートの後、文章で解説するページがあります。この文章解説でより詳しく説明していますが、最下段ではやっぱり笑いをとろうとしてきます。
とはいえ、心療内科というと堅苦しそうではありますので、楽しく気軽に読めてなおかつ理解も深められるマンガだと思います。
とっつきやすさはピカイチ
とはいっても、専門的な知識をとろうとする際に、難しそうという気持ちが起こるのは、誰でもわかると思います。
専門的な用語や難解な表現は避けたくなるところです。
ところが、このマンガはギャグを利用して、読者の読みたくなるきっかけを作っています。
例えば、抗うつ剤のSSRIの説明を作品の中でしていますが、SSRIの説明は文章では以下の通り。
セロトニンという神経伝達物質の再取り込みだけを阻害する薬の事
うん、わからないですね。
マンガの中ではこれをキャバクラの「客」「キャスト」「黒服」で例えて説明しています。
それもよくわからないよ!という人は、ぜひマンガを読んでみてください。
ゆうきゆう先生のサイトで読める
実はこのマンガで分かる心療内科はゆうきゆう先生のサイトで公開していたものが始まりです。
人気が出てきたために書籍化となりましたが、書籍化された今でも公式サイトで読むことが出来ます。
内容は書籍版と比べると若干話の流れが変わっていたりしますが、大体同じですね。
登場キャラクターも同じですが、解説役の心内 療(しんない・りょう)先生の見た目がちょっと変わっているのがびっくりしました。
サイトの方にはあまりお世話になっておらず、主に書籍版ばかり見てたからです。
公式サイトを覗いたことがない方は一度見ておくといいかもしれません。
他の分野のマンガもあります
ゆうきゆう先生はこの心療内科のマンガの他にも脱毛美容などのマンガも掲載しています。
- 心療内科
- アドラー心理学
- ADHD
- 依存症治療
- ネット・スマホ依存症
- 糖質制限
- 皮膚科・美容皮膚科
- 脱毛
- ストレス
- ほか
というか、分野が幅広くて「マンガで分かる心療内科」はゆうきゆう先生の活動のほんの一部なんだなということが分かりますね。
おわりに
ゆうきゆう先生のサイトでどんな感じのマンガかという事はわかりますので、買う前に試し読みしてみるのもいいかもしれません。