かんがえなしに生きていたら何が悪い!
「100日後に死ぬワニ」の考察 第四弾です。
作画の問題で、伏線なのか、そうでないのかが分からないのがちょっと出てきて、そういったことを考えるのも楽しいですね。
Contents
作品考察
31-40話
31話 1月11日 |
憧れのセンパイと同じシフトに入って落ち着かないワニ君。 お客さんがいないのを見計らって、声をかけようとしたところにお客さんが来てしまいます。このタイミングのかみあわなさって誰もが体験しうることですね。 |
32話 1月12日 |
ネズミ君とまた家でゲーム。
大みそかの時もワニ君の恋について突っついていたので、ネズミ君に恋の相談をする仲なんですね。 「無理っしょ」とあきらめ気味のワニ君に対して「言うだけ言ってみりゃいいのに」の言葉。 お母さんの電話の時もそうでしたが、話しづらかったり応えづらい話には向き合う事がなかなかできません。 後回し、後回しにしているワニ君の姿が見てとれます。
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33話 1月13日 |
電車に乗っていて、何かに気が付いて「どうしよう、どうしよう」と思った挙句、「えいやっ」って感じに席を譲るワニ君。
一回譲るまでには結構悩んだりすることがあります。 「年寄り扱いしおって!」といっておこるご老人の話を聞くこともあり、ありがた迷惑になるのではないかと考えることがあります。 でも、その時で自分がいい事をしたと思えるように生きることは大事な事です。 本当に迷惑になっているようなら、それに気が付かなければいけませんし、迷惑かどうかは体験しないとわからないようなことがたくさんあります。 このエピソードでは他人を思いやるワニ君の姿が見られますね。 |
34話 1月14日 |
センパイらしき人の後ろ姿。
センパイの知り合いに「あの子がいつも誘ってくるので困っている」と相談しています。 あの子がワニ君かどうかはわからないものの、ワニ君にとっては身に覚えのある話。 12話でクリスマスの予定を聞いたり、19話で大みそかの予定を聞いたりしているので、「あの子ってもしやぼくの事では・・・」と考えるのに十分です。 前日の席を譲る話は良かれと思って、席を譲って喜ばれていましたが、実は迷惑だったんじゃないか、そんな気持ちがわいてきます。 センパイもいつも優しく接してくれたけれど、本当は迷惑だったんじゃないか。 |
35話 1月15日 |
バイトが休みなのか、バイトに行かずに家でテレビを見ているワニ君。
好きなはずのテレビもなんだか真顔です。 1話と11話でワニ君はテレビを見て笑っていました。 これまでの2話があったから、ここで悲しさや心の晴れなさがより表現できているんですね。 昨日のセンパイの話が心に引っかかってどうにもテレビが楽しめないのです。 |
36話 1月16日 |
8話めであやしていた子ネコとの交流がこの話でも続いています。 12月19日の出来事なので、ひと月近くも続けているのかもしれませんね。そんなワニ君をセンパイが見かけてきゅんとしています。 誰かのために何かしていることは、誰かが見ていてくれるという事なんですね。 ワニ君は前を向いているので先輩がこちらを見ている事には気が付いていません。 |
37話 1月17日 |
おニューの服を新調したワニ君。
ネズミ君、モグラ君とのお出かけに着ていくも「服変じゃない?」とモグラ君に言われてしまいます。 ワニ君はその言葉を聞いて落ち込んでしまうし、ネズミ君はそんなワニ君を見てかける言葉がありません。 若い頃って、やはり他人にどうみられるかってことを気にしがちです。 ここでも、センパイとの関係が思い出されて、「自分の行動は良くなかったんじゃないか」ってことを重ね合わせているんじゃないでしょうか。 |
38話 1月18日 |
31話と同じように先輩と同じシフトになったワニ君。
前回が一週間前なので、この曜日のこの時間帯は客足が少ない、ということが分かりますね。 前回はワニ君がそわそわしている感じでしたが、今回はセンパイがそわそわしていて、前回との対比になっています。 このあたりのワニ君はセンパイの迷惑にならないようにしようとしているので、あまりセンパイに干渉しようとせず、センパイの気持ちに気が付くことがありません。 |
39話 1月19日 |
トイレの場所を聞いたけれど、駅員さん(?)の態度が良くなくて、イラッとしているワニ君。
全編を通しても、敵意を出しているのがこの回だけなので意外な印象を受けます。 駅員さんもそんなに横柄な態度には感じられませんが、気持ちがささくれ立っているワニ君にはそんなちょっとしたことも心に引っかかってしまうような精神状態になっているのです。 |
40話 1月20日 |
ワニ君に会えると思ってウキウキして職場に来たら、ワニ君が辞めたことを知らされるセンパイ。
2日前には勤務していたので、どことなく唐突感がありますが、そんな急に辞めるほど切羽詰まっていた気持ちになっていたということが分かりますね。 33話、34話、37話、39話で少しずつ、気持ちが辛くなっていって、気持ちが耐えきれなくなってしまったのでしょう。 誰も面と向かってひどいことを言ってはいませんが、少しずつマイナス方向に気持ちを動かされていくというのは、現実でもよくあります。 繊細なワニ君。 |
前回と次回
前回
【21-30話】「100日後に死ぬワニ」を考察!伏線が多数あった!
次回
更新したら追加します。
参考
ねとらぼ様で全話を掲載していたので、そちらを参考にしました。
(まとめ)日めくり漫画「100日後に死ぬワニ」【更新終了】 (1/10)