そこで、1話から振り返って、話の根幹にかかわらないようなたいしたことないネタを解説していきたいと思います。
個人的な解説なので合っているかはわかりません。
参考になれば幸いです。
一度に全話は無理なので、少しずつ更新していきます。
鬼滅の刃のちょっとしたネタ
第1話 残酷
着物の模様1 | |
着物の模様2 | |
1巻のカバーを外した表紙 |
1巻のカバー表紙は牙をむく禰豆子と、その禰豆子を守ろうとしている炭次郎ですが、カバーをとってしまうと、同じ構図で笑顔の炭次郎と禰豆子が見られます。 |
見開きで炭次郎が持っている刀 |
炭次郎が持っている刀の鍔が丸鍔(まるつば)で、1巻の作中に出てくる刀の形とは合いません。
なので、イメージイラストと捉えておけばよいかなと思います。 |
見開きの次のページのロゴと模様 |
ロゴの周りに流れているのは「流水紋(りゅうすいもん)」と呼ばれる和柄の一種。 |
炭を売ってくる炭治郎 |
炭を売ってくる炭治郎。炭治郎のおうちは炭焼きで炭を作り、そしてそれを売って生計を立てていることが分かりますね。 |
竹雄に木を切ることを頼む炭治郎 |
炭を作るためには木を切ってこなくてはいけません。 |
炭を買う町の人々 |
電気・ガスを使っての暖房が普及するのはもう少し後の時代。 炭ではなく薪を使わないのか?という点に関しては、薪は火が付くのが早いですが、燃え尽きるのも早い。逆に炭は火が点きにくいけれど、点いたら長く温かい。 そういった面から、炭が重宝されていました。 |
皿の匂いを嗅ぐ炭治郎 |
皿から猫の匂いをかぎ分ける炭治郎。 |
炭治郎を頼りにする人々 | ・障子の張り替え ・荷物運び ・皿割りの犯人捜し 町の人々が炭治郎に恩を感じたり頼りにしていたりすることが分かります。 特に皿割りの犯人捜しは炭治郎が「猫の匂いがする」と言っただけでおかみさんは態度を変えています。 これはかなり信頼感が高いですね。 |
三郎じいさんの家に傘がたくさん |
|
キセルと煙草 | 「いや 入ってくる」のセリフのコマで三郎じいさんが使っているのが煙草盆と呼ばれるもの。
大正時代には現代の紙巻煙草が普及し始めていましたが、山間部のため、あまり紙巻きたばこは普及していないのかもしれません。 |
炭治郎はいい子 | 家族にも慕われ、町の人からも信頼されている炭治郎は「いい子」です。 そんないい子が頑張っているという姿は、応援したくなります。 つまり、炭治郎側の視点に立って話を読み進めることが出来ます。 だから、炭治郎の家族が襲われた時に、より衝撃が強くなるのです。 |
なぜ鬼は炭治郎の家族をただ殺しただけだったのか。 | 鬼は人を食うと力をつけるようですが、なぜ炭治郎の家族は食べられていなかったのか。
読者に対する配慮かと。 |
なぜ斧を持ってきたのか |
禰豆子を町に運ぶ際に、炭治郎は斧を持ってきていますが、結構重量があるので、本当はないほうが身軽に動けます。
道中で「熊が出たのか?」と考えていますが、家を出る時にもう、その考えがあったのでしょう。 いるかもしれない熊対策です。 |
雪の上で滑る炭治郎 | |
雪はそんなにふかふかではない |
崖から落ちた炭治郎は雪のおかげで無傷のようですが、このくらいの雪の厚みだと、普通にけがしますので、リアルで飛び込んだりしないように。 |
斧にカバー |
冨岡義勇と戦う時に、斧の刃はむき出しですが、炭治郎が持って運んでいる時は、刃の部分にカバーがしてあります。
これは、持ち運ぶときに刃でけがをしないようにしているんですね。 カバーをとる描写はないので、ちょっと気が付きにくいです。 |
冨岡義勇の羽織の柄 |
和柄っぽいけど、調べてもよくわからなかったので、知っている方がいらっしゃったら、教えていただきたいです。 アニメだとすごくカラフルになっているので、アニメ未視聴の人からすると違和感がすごいです。 |
冨岡義勇の足元の包帯のようなもの |
すねのあたりから、包帯のようにぐるぐると巻いていますが、これは脚絆(きゃはん)と呼ばれるものです。ドイツ語ではゲートル。
ズボンに巻いてひらひらさせないようにし、障害物へ引っかかるのを避けます。また、足を守る防具にもなります。(防御力は低め) |
冨岡義勇の刀の鍔 |
6角形をしています。 |
冨岡義勇と炭治郎が会話している間の禰豆子 |
冨岡義勇の手に禰豆子が奪われて、助けてくれと頼む炭治郎の会話の間の禰豆子は、全然おとなしくしてなくて暴れてます。 |
半日早く来ていればお前の家族は死んでいなかったかもしれない |
かなり先になりますが、黒死牟が人間だった時に援護に縁壱が駆け付けた際、縁壱も同じように、無念の気持ちをあらわにしていて、その話を読んだ後に1話を読み返すとなんとなくデジャブを感じますね。 |
冨岡義勇に蹴りを入れる禰豆子 | 大正時代は、まだ下着というものが浸透しておらず、着けるとしても上流階級の人々のみ。 一般の民衆は、基本ノーパンです。 なので、着物がめくれているのが分かるような方向からの作画はできません。 なので、禰豆子の攻撃は横向きのことが多かったりします。 正面から蹴りをしている時は、禰豆子の手前に障害物があることが多いようです。この蹴りを入れられている冨岡義勇は、正面から禰豆子の蹴りを食らっているので・・・。「しまった」はいろいろ解釈できそうです。 |
「俺に対する威嚇」の次のコマの刀のさやと刀 |
|
冨岡義勇の手刀 | 首の横の部分には頸動脈が通っていて、手刀をたたき込むと、こん睡させることもできる。 実際にやったら危険な技なのでご注意を。 |
禰豆子のさるぐつわ | 炭治郎が目覚めると禰豆子に竹と思われるさるぐつわがされていますが、これはどうやって作ったのが描写がないのでわかりません。 炭治郎は気を失っていたので、冨岡義勇が作ったことになります。 1.冨岡義勇が竹を切って作った。 2.冨岡義勇が持っていた竹筒を使って作った。周囲の背景を見ていると落葉した樹木だけがあり、竹らしきものが見当たらないので、自作は難しいのかなと思います。なので、冨岡義勇が水筒として持っていた竹筒を加工して、さるぐつわにしたのではないかと思われます。 |
第2話 見知らぬ誰か
お金を払う炭治郎 |
禰豆子を運ぶかごを準備するために、農家の方から籠と、わらと、竹をもらう炭治郎。
農家の方は「いらんて」と言ってお金の受け取りは拒否しますが、「でも払います」と強めの口調で言う炭治郎。 「頭の固い子供だな」と言われるくらい、炭治郎の生真面目さが描かれています。また、2コマ目と3コマ目ではお金の話を炭治郎がいきなり始めていて、前の農家の方の話とはかみ合っていません。 ここから、「思い込んだらこう」という、人の話を聞かない面も描かれています。 |
わらと竹の使い道 | わらは籠の穴を塞ぐために編み込んで、穴を修復するために使います。 途中から編み込んで穴を塞ぐというのは結構技術がいることですね。竹は籠の周りを竹で囲う事で強度を上げています。 そのままの籠の状態だと禰豆子の体重を支え切れなくて、穴が開くと思ったんでしょうね。 |
もぐら禰豆子とはみ出し禰豆子 |
ここはちょっと、笑いポイントでコミカルに描かれています。 で、2話の冒頭で少し笑える話を持ってくることで「厳しいだけのマンガじゃない」という印象を与えています。 そういう意味では、2話の最初の話を聞かない炭治郎も炭治郎の性格を表すエピソードでありながら、笑えるものになっています。 |
お堂 |
お寺の施設です。
仏像が安置されていることもありますが、お堂の中には見当たりませんね。 ただ、障子が破れているので、ここを日常的に使用している人はいなかったのだと思います。 |
鬼との出会い |
鬼と戦うというテーマなら、第1話で鬼と出会ってもよかったのですが、町から帰ってくる炭治郎を待つには、やはり竈門家の誰かを食べていないと話が合いません。 |
倒れている旅人を見る禰豆子 |
炭治郎が鬼の攻撃によってお堂の外まで飛ばされていますが、それには目もくれず、旅人の死体を眺めています。 それほどまでに食べたい欲求があるのです。 何気ないコマですが。 |
ボンと蹴り込む禰豆子 |
炭治郎が抑え込まれるほどの鬼をいともたやすく、首をはね飛ばす禰豆子。 |
ドガァと蹴る禰豆子 |
禰豆子が正面から蹴るシーンの場合は、手前に障害物がある法則。 |
ガッとつかみかかる鬼からみえる下着 |
この時代の男性は、ノーパンかふんどしだったので、鬼の着物からちらりと見えるものはふんどしだと思われます。 着物の場合は、ノーパンのことが多かったのですが、ここでいう着物は、裾が足元まであるタイプの着物。 ひざうえのじんべえみたいなものの場合はふんどしだったのでしょうか。 |
身体がつぶれて苦しむ鬼 | 頭と体で分かれて、別々に行動しているので、感覚は別になっているのかと思いきや、体の負傷で頭の方もダメージを受けています。 とはいえ、その前の禰豆子の蹴りでは頭はあまりダメージを受けていないので、体が動作を止めるほどの衝撃を受けたとき(消滅するほどのダメージを受けた時)は再生できずに、ダメージを感じるのかもしれませんね。 |
月 |
|
天狗の面の人 | 鱗滝さんの事はまた次回 |
第3話
まだです。
随時更新していく予定なので、失踪しないよう頑張ります。
その他の鬼滅の刃の記事
http://around40-dt-tokamachip.info/2019/11/19/post-5648/