後悔したら何が悪い!
まあ、何も悪くないですよね。幸いなことに、人は忘れることが出来る動物なので、後悔したことすらもそのうち忘れることが出来るかもしれません。ただ、トラウマ級の後悔はなかなか忘れにくく、かつ後々の人生に影響を及ぼすので、後悔しないに越したことはありません。忘れたことがいいこともたくさんあると思いますよ。
不慮の事故なんて避けようがありません。でも、あの時この道を通らなければ…。もう少し早く出ていれば…。いくらでも、自分を責めることが出来ます。責任の所在をあれこれいうよりも、降りかかった災厄からいかに逃げるのかが重要なのではないかと思います。
事故は当人も周りの人もいたたまれない気持ちになります。何とか乗り切ってもらいたいものです。
事故などでなくても、人生の岐路において、選択を後悔することもあります。例えば就職で内定を二つもらえて、その時、業績の良かったA社に入社したとします。しかし、その後A社の業績が冷え込み、選ばなかったB社が、著しい成長を遂げたとしたら、仕方がないこととはいえ、少し落ち込んでしまいます。業界分析や、売上内容の遷移などをよく見ていれば予想が出来たものもあるかもしれません。でも、それは結果論であって、自分が良いと思った判断を選択したのですから、自分の思ったように生きたのは良いことだと思います。
しかしながら、人生というのは少なからず、後悔をするように出来ているのです。なぜなら、選択をするというのは、選択しなかったものを切り捨てる行為だからです。
自分のしなかった選択を選んでいた場合のifの世界は今よりもマシになっていたんじゃないかと思いがちですが、今より悪くなっていた可能性もあります。
どちらにしても、ifの世界の出来事は検証する事が出来ないので、あれこれ悔やんでも仕方がありません。
事故や自分の選択での不運は仕方ありませんが、怠惰によって諦めてしまった選択は一生後悔してしまう気がします。
怠惰というのはやらなかった根拠がないわけですよね。その時の気分で何となくやらなかった。
気分というものは知っての通り、あやふやなもので、その時は正しいと思っていても、振り返ってみたときに自分でもなんだかよくわからない、なんて事があります。
そうなると物事の判断基準も曖昧になってしまいます。なぜ、自分はこの行動をとったのかということに理由がないと反省や次回につなげるようなコツを見いだすことが出来なくなるからです。
ダイエット中だったけど、酒も飲むし、甘いものもたくさん食べてしまった。こんな事態ってよく起こることだと思います。
ダイエットは成果が出るまでに、少し時間がかかります。運動でやせようと思ったら、まずは筋肉を付けて、それから有酸素運動で脂肪を燃焼させてという手順になるでしょう。
筋肉の付き方は、人によるので、ある人に効果のあった運動が他の人にはあまり効果がないなんて事もあります。
だから、効果が出る前に気持ちが疲れてしまって、諦めたり、魔が差すと豪遊してしまうわけですね。
酒を飲んで甘いものを食べるというのが、結婚式とかならまた話が変わってきますよね。お祝いのために、1日だけダイエットを止めたとかからメリハリもつきますし、再開しても、ぐだぐだのままに終わったりはしなさそうです。
怠惰で諦めると、それがそのまま癖になってしまいます。人間、やっぱり楽なほう、楽なほうへと流れていってしまいますからね。
それはもうぼく自身が生き証人として、証明しますよ!後悔の多い人生です。
後悔した分、様々な事を考えて反省していきたいと思ってます。
怠惰による後悔をしたという経験が、怠惰にならないようにするというあやふやな解答を導き出した訳ですね。
日々一生懸命生きるということは、余り意識している方は少ないのではと思っています。でも、一生懸命を心がけていれば、怠惰による後悔を少なくできるのではと考えています。
どうせ後悔がある人生なら、その後悔が少ない方がスッキリ生きられるってもんでしょう。
でも、ずーっと一生懸命も、どこかで息切れしてしまいますので、たまには気を抜く日を作ってのんびりしちゃいましょう。