自動ドアの出口がわからなかったら何が悪い!
いやあ、入り口はひとつしかなくて、ガラス張りでここが出口だ!と思ったら、自動ドアの動かない方でしたよ。
他の会社の方がなんかこっちをちらちら見ていたのは気のせいですかね!
失敗話は面白い
会話で笑いをとることが出来れば人間関係は円滑になっていくと以前お話ししましたが、鉄板ネタがあると強いですよね。
失敗話なんかは結構おもしろくて、みんなで話すと盛り上がります。
「人の不幸は蜜の味」なんて言うように、誰それが喧嘩したり、恋愛で別れたりなんて話はどこからともなく流れて来るものです。
でも、ちょっと待ってください。
人の失敗話を話すのは面白いかもしれませんが、それは他人の失敗を喧伝していることと同じ事です。
当人にとっては失敗はきっと忘れたいことに違いありません。
それなのに自分の失敗が広がっていく…。
辛いことだと思いませんか?
それにそんな他人の失敗話ばかりしている人は最初は面白いかもしれませんが、後々、自分のことも言いふらされてしまうんじゃないかと思うと、なんだか打ち解けにくくなりそうです。
他人の失敗を話すなら、まずは自分の失敗話を話す方が、角が立ちません。
それに当人が話すとなると、「これは話してもいい話題なんだ」と周りは認識します。
例えば、誰とは言いませんが、彼女が居なかったり、アラフォーで独身だったり、髪が薄くなってきたよ…。とぼやいたりする人がぼくの身近にいるんですよ!
ぼくから触れられるくらい近くにいる人なんですがね…。
そう言うことを周りに言っておけば、あんまり気を遣わせる事もないですし、そういうネタでいじってもらえるしで、万々歳ですね。
ただ、自分がダメージを受けるようなことを無理に話す必要はありません。
言われて嫌なことは封印しておくのがよいでしょう。
一時の笑いにそこまで命を懸けなくてもよいのです。
また、失敗話をするということは、隙を見せるということでもあります。
完璧すぎる人はとかく敬遠されがちですので、隙を見せると親近感がわきます。
なんか周囲の人と壁があるな、と感じたら隙を見せてみましょう。
キャリアなどの、エリートの方々は隙を見せると足を引っ張られる可能性がありますので、そこは状況に応じて小出しにしていきましょう。
失敗話は嫉妬されない
その昔、さくらももこさんが、エッセイの中で、快便だということを周りの人に話したら、羨ましがられたけれど、憎まれたり嫌な気持ちにさせない話題だと書いてありました。
テレビで便秘薬のCMが流れるくらい、女性にとっては日常的な事で、かつ悩んでいることのひとつだと思います。
その悩みを持っている人に快便の報告をしても、
「私はこんなに便秘なのに、快便だなんて…ゆるせない!!」
とはなりませんからね。
なったら、その人は本当に切羽詰まっていると思いますので逆に労わってあげたいです。
下の生理現象は気恥ずかしかったりする話題ですから、あまり大っぴらに出来ません。自分から話すこともなかなかないでしょう。
出典は忘れましたがこんなニュアンスのことを言っているマンガがあるのを思い出しました。
「大便を漏らしたことがばれたら恥ずかしいが自分から言えば英雄だ!」
内容はちょっとあれですが、言わんとしていることはわかります。
自分の恥部をさらけ出せる人は勇気があります。そして、「これを言ったくらいでは自分のイメージはそこまで損なわれない」という、微かな自信も感じられます。
ノリでいっている人もいますけれどね。
そんなわけで、周囲との会話に笑いを出したい時は他人の失敗より先ずは自分の失敗話を披露してみましょう。
ただ、いつも失敗している人は「そんなの知ってるよ…」とあきれられてしまうので、注意が必要です。