十日町PのDTだったら何が悪い!

ときめきアイドルサービス終了のお知らせ アイドルゲームの栄枯盛衰

かわいい子が好きだったら何が悪い!

と言うわけで2018年3月から配信されていた「ときめきアイドル」が2019年1月15日をもってサービスを終了することになりました。

去年の秋くらいからサービス開始の情報があったように思いましたが、実際の開始は今年の3月だったんですね。知りませんでした。

4月に会社でスマホ用のVRレンズをもらったので、対応できるアプリを探していたところが、このアプリとの出会いでした。

どんなゲームだったのか

過去形で表現するのが既に寂しい感じですが。

ときめきアイドルは、プレイヤーがプリンセスリパブリック音楽学院に赴任してきた新任のアイドル科のプロデューサーとして15人のアイドルの卵たちと交流しながら、生徒たちとの恋愛(?)を楽しむゲームです。

主体となるゲームはリズムゲームです。
画面奥から流れてくるマスをタップしたり、スライドしたりするリズムゲームとしてはよくあるタイプです。

楽曲ごと、また難易度ごとに必要な体力があり、その体力を消費してリズムゲームをプレイ。

そして、プレイヤーの分身ともいえるプロデューサーに経験値が入り、ランクがアップしていきます。

この手のゲームとしては珍しく、自動プレイが実装されています。一度クリアした楽曲は一週間のあいだ、自動でプレイしてくれる「お任せプレイ」を選択することが出来ます。
クリアしたときのランクにあわせて、下手にクリアしたときは下手に、上手くクリアしたときは上手にミスなくクリアしてくれます。

レベル上げの概念があるリズムゲームではありがたい機能です。
リズムゲームは、1曲が2-3分かかることがあり、あと一回、あと一回…とやっていくと1時間くらいはあっという間に経ってしまいます。
時間がある日ならいいのですが、時間が取れなかったり、何かと並行して「ながらプレイ」をするには便利でした。15人もキャラクターがいるので、そのすべてをMAXにするには骨が折れます。

というより、体力ゲージが最高で125までしか上がらないので、効率よく体力を消費しないと、全然回数をこなせないのです。そういった意味でも、助かる機能でした。

楽曲のプレイは、アイドル達のコンサートという体をとっていて、5人をピックアップしてチームを編成し、そのチームでコンサートを行います。

自分の好みの女の子を選んでチームをカスタマイズ出来るのは、この手のゲームの醍醐味でしょうね。

選んだメンバーでも、「センター」に位置するキャラはいわゆる「推しメン」であり、親密度の上がる度合いが違います。
親密度の最高ランクはcoming soonとなっていていずれ解放して告白という流れになっていたのでしょうが、オンラインサービス終了後に開放されるかもしれませんね。

ガチャで手に入れた服やアクセサリーを自由に着替えさせることができる点も楽しいです。フリフリのドレスから、水着までありますから飽きたら別の服装に出来て新鮮な気持ちでプレイできます。

フェイスシールなんかはちょっと手抜き感がありましたが。

楽曲ごとにダンスが用意されていて、3Dモデルのキャラクターたちがかわいらしく踊る様はプロモーションビデオを見ているようです。
VR機能もついているので、VRメガネをつけて見るとなかなかの迫力がありました。

他の有名なリズムゲームとしてはバンドリ!やアイドルマスターなんかがありますね。
バンドリ!は都内をラッピングカーが走っていたりして、人気があるなあと思ったのと、かなり稼いでいるのだなといった印象でした。

これらと比較してもおもしろかったと思うのですが、なぜサービス終了になってしまったのでしょうか。

終了の原因

課金要素が少ない

まずは基本的なとこからいくと、収益が足りなかったということですね。

出来がよくて、プレイする人がたくさんいても、課金してくれなければ続けられません。

同じ時期に始めた人のアカウントは仲間としてよく見かけますが、順調にレベルが上がっていっていたので、続けてプレイしていることが見て取れます。

でも、課金要素が余りなく、無課金でもそれなりに遊べました。
体力回復アイテムもイベントでたくさんもらえますし、何より仕事をしているとそんなにつきっきりでプレイできません。そのため、体力がいつも満タンに近い状態でプレイできていたというのもあります。

ガチャも排出率が結構高かったので、レア衣装も無課金でゲット出てきていました。
プレイヤーに優しい分、それがかえって「課金しなくてもいい」という流れになったのではと思います。

バリエーションがつけにくい

キャラクターたちは基本的に3Dモデルを作成することになります。2D画像もありますが、キャラクターを躍らせるためには3Dを作成する必要があります。また、3Dを作成したらモーションもつけなくてはなりません。よいものを提供しようとしているので、時間がかかります。

また、基本的にすべてのキャラクターが同じ衣装を着ることになるので、特徴が出しにくいです。あるキャラクター固有の意匠というものはありません。
そうすると、人によっては「この衣装が出たからもういいや」と思うこともあるとあります。
推しメンがいたとしても、そのキャラクターの衣装全てをそろえることは相当課金しないとできないでしょう。なら、この衣装は一つ持ってるし、満足となります。
モンストやガルパは、同じ衣装のキャラはいないので、集める楽しみを持続することが出来ます。

ときめきアイドルでは15人いるので、10種類の衣装を作成するだけでも150体分の3Dモデルを作成しないといけません。体形が似たキャラクターは流用があったかもしれませんが、かなりのデータ量です。
でも、服装で見てしまうと10着分しかありません。そう見てしまうと「バリエーションが少ないな
」と思われてしまったのではないかと思います。

広告を出さなかった

WEBでは様々なページに広告が貼られていますが、「ときめきアイドル」の広告は見たことがありません。
また、ネットでの評判だと、「広告費をかけなかった」と言われています。

「ときめきメモリアル」という恋愛シミュレーションゲームがその昔コナミから発売されており、「ときめきアイドル」はその遺伝子を受け継いだゲームだそうです。

つまりときメモファンならプレイしてくれるという期待があったのかもしれませんね。

また、ゲームの規模と開発費を考慮した時に、初期の段階で運営のめどが立っていなかったのかもしれません。
そこで開発した分はせめて使用するとして、そのほかの広告費は削っておこうと思ったのかもしれません。

私がこのゲームを知ったのもほとんど偶然でしたし、知らない人がたくさんいるかもしれませんね。

オンラインサービス終了後

オンラインサービス終了後はなんと!
オフラインで遊べるアプリとしてプレイを続けることが出来ます。

オンラインゲームのサービス終了後は遊べなくなるゲームがほとんどでしたが、この措置はファンにとっては嬉しい限りですね。

というわけで、ときめきアイドル、未プレイの方はぜひ遊んでくださいませ。

ときめきアイドル公式サイト