前回のあらすじ
簡単にしか書いていないけれど、結構重要な機能な気がしてきました。
前回はこちら【Illustratorこれどうやるの?027】線パレットの中身を見てみよう-線の位置について【AI解説】
Contents
破線について
※このページの画像はクリックで大きく表示ができます。
破線は点線と読み替えてもいいかもしれませんね。
こんな感じの点線が簡単に作れます。
破線の概要
破線にチェックを入れると、一番左の「線分」の欄に数値が入ります。この数値の長さだけ、元の線が点線に分割されます。左の欄にしか数値が入力されていない場合、線分と、線分の間隔は同じ長さになります。
破線の太さは「線幅」によりますので、線幅の太さによって、破線の間隔が同じでも印象が異なります。
また、角のラインを生成するアルゴリズムがちょっとおかしいらしく、ラインの内側は内側方向に延び、ラインの外側は拡張側に伸びていくという考えにしているため、破線にすると粗が出るみたいです。破線にしなければ気づかれなかったのにね。
線端や角の形状も影響する
破線も線の構成要素の一つなので、線端や、角の形状の影響を受けます。
上から順番に「線端なし+マイター結合」「丸型先端+ラウンド結合」「突型先端+ベベル結合」です。丸型の破線は柔らかい感じがしますね
ただ、丸型先端と突型先端を使用したときは、線の線端に形状を追加していることから、設定した長さと間隔にはなりません。
角にラインが来る設定
線パレットの破線の横の点線も意味があり、機能を切り替えています。
左側は「線分と間隔の正確な長さを保持」
右側は「コーナーやパス先端に破線の線端を整列」
です。コマンド名が文章なので面白いですね。
線分と間隔の保持では、間隔が正確になる一方で、角が乱れたり、角にあたる部分が空間になっていたりします。正確な形状がわからなくなるかもしれないというところが問題です。
一方の、破線の線端の整列では、角にキチンとラインが来るようになっています。その分、破線の長さはおかしくならない程度に自動調整されています。破線の間隔の設定を大きくしていると、調整による破線間隔の変化が目についてしまうかもしれません。
直線の着地
表を作成中に、点線で項目を区切る場合があるかもしれませんが、この時、ラインが辺に着地していてほしいときは「線端の整列」を使います。「線端の整列」を使うと右側のように、着地してくれます。
「長さを保持」にすると、着地するかしないかは長さ次第になりますので、スリルを味わえますね。なお、着地点がパスの開始点の時は必ず着地します。
線幅と間隔を設定する
破線の下の「線分」「間隔」「線分」「間隔」「線分」「間隔」は、均一ではない破線を作成するときに使います。
一点鎖線なんかを作るときに使えそうですね。
入力された部分までの繰り返しになります。
上図では4つの欄に数値を入力しています。
線分4:間隔2:線分1:間隔2の繰り返しになっています
直線と、丸点の混在について
線分ごとに丸型先端にするか、線端なしにするかという設定はできなかったので、
丸点と、直線を組み合わせるにはアピアランスを使うしかないようです。
他の方法があれば教えていただけると幸いです。
アピアランスとは?→あとで書きます
アピアランスと組み合わせた点線
また、地図によくある鉄道の記号もアピアランスと点線を組み合わせることで簡単に作成できます。
いずれ書きますね。
次回
次回は矢印について書いてみようと思います。
お楽しみに!
次回はこちら【Illustratorこれどうやるの?029】線パレットの中身を見てみよう-矢印について【AI解説】
Illustrator解説まとめ
解説まとめのページは以下のリンクからどうぞ
http://around40-dt-tokamachip.info/2018/08/15/post-7313/