前回のあらすじ
DTPに携わっていないと破線はあまり使わないかもしれないなぁ。
と思ってみたり。
前回はこちら【Illustratorこれどうやるの?028】線パレットの中身を見てみよう-破線について【AI解説】
矢印について
開いたパスを選択したときに選べるオプションです。
開いたパスでないと、始点と終点がないので、矢印の形状を付けられません。
矢印を使いたいときは開いたパスを使いましょう。
使用方法は簡単で、パスを選択してから、先端形状を選択するだけです。39種類もありますが、「これって矢じゃないんじゃないの?」と思えるようなものがたくさんあります。
余計なことは考えずに使うのが良いでしょう。
矢印の左側の欄は「始点側」右側の欄は「終点側」です。パスを作成するときに、最初に作成したアンカーポイントが「始点側」として認識されます。
矢印設定の欄の右側には矢印を入れ替えるボタンがあります。クリックすることで設定されている矢印を入れ替えます。片方だけに矢印が設定されている場合は、向きが変わると覚えておけばよいでしょう。
矢印形状の下の倍率は付与された形状の倍率を示しています。最初は100%で、任意に変更することができます。100%以上も設定することができますが、パス以上のサイズになるので取扱注意ですね。
上の画像と、そのひとつ前の画像は設定は同じですが、線幅が異なっています。線幅を2倍にしたことで矢印も2倍のサイズになっています。
チェーンのアイコンをクリックすると倍率がリンクします。一番左は始点が100%、終点が50%になっています。リンクした状態で始点の倍率を50と入力すると終点の数字は25になりました。始点の数字を25にすると終点は13となり、リンクしている様子が見て取れます。
矢印位置は線端のどの位置に先端を持ってくるかという設定です。
左側は「矢の先端をパスの終点から配置」右側は「矢の先端をパスの終点に配置」です。パスの長さの範囲内に収めようと思ったら右側を選ぶというイメージです。
小話
上部メニューの「オブジェクト」→「アピアランスを分割」をクリックしてみてください。
気に入った矢印がない場合は、パス化して編集するのもいいかもしれませんね
小話その2
矢印を線端に付けたままの状態で、アピアランスを追加してもうまく輪郭を描くことができません。
アピアランスをうまく使用することで矢印に追従できる縁取りを作成することができます。
その点については、またの機会にお話ししたいと思います。
お楽しみに!
次回
プロファイルについて書いてみようと思います。
なんかちょっと疲れて適当になっている感じがします。
Illustrator解説まとめ
解説まとめのページは以下のリンクからどうぞ
http://around40-dt-tokamachip.info/2018/08/15/post-7313/