前回のあらすじ
前回は久しぶりすぎて、文章の構成を忘れてしまっていたのであった。
Contents
マスクの種類
マスクは2種類あり、クリッピングマスクと不透明マスクがあります。
クリッピングマスクはパスを利用してマスクを作成する方法。
不透明マスクは、色を使ってマスクを作成する方法です。
白と黒かと思ったらどうやら明度でコントロールしているようです。
クリッピングマスクの方法について
クリッピングマスクはマスク用のパスと、マスクさせたい対象を用意します。
ここでは猫の画像と、それを取り囲むパスを用意しました。
パスと対象を選択状態にします。
この時、パスがマスクする対象レイヤーより上に来るようにします。
ここでは、パス(マスク用パス)がマスクする対象レイヤー(猫画像)より上に来ていますね。
クリッピングマスクの対象はいくつ選択しても構いません。
メニューから「オブジェクト」→「クリッピングマスク」→「作成」を選択します。
ショートカットは「Ctrl+7(テンキーの7)」です。
クリッピングマスクが作成され、くりぬかれた画像が作成されます。
レイヤーでは、<クリップグループ>が新たに作成され、グループの一番上にマスクのパスがあり、以下マスクされた対象が続きます。
マスクする対象の追加
新しく対象を加えたい場合は
画像をマスクのパスより下(二段目以降)にドラッグして移動させると
マスクの中に画像が入って、範囲外は非表示になりました
適用したマスクは適用したまま編集できる。
ダイレクト選択ツールを使うと、マスクを適用させながら、マスクのパスを編集できます。
編集後広がった部分の範囲は見えるようになり、狭くなった部分は隠れます。(当たり前か)
推奨されないアクション
パスファインダーの「合体」や「形状を中抜き」で範囲を編集しようと思っても、
パスが編集された瞬間に「クリップグループ」が解除されてしまいます。
そして、グループになってしまっているので、一回グループを解除してから、再度クリッピングマスクを作成する必要があります。
クリッピングマスクを適用後に、パスファインダーを適用するとクリップグループが解除されてしまうので、マスク用のパスの形状は完成させておくとよいでしょう
複合パスを使ったクリッピングマスク
複合パスにすれば、一続きでないパス(離れているパス)でもマスク用のパスにすることができます。
マスクの中でマスク
マスクの中に入っているものも、マスク用パスをクリップグループの中に入れれば
クリッピングマスクが適用されない場合
ただし、異なるグループに所属していたり、グループ外にいる場合は
エラーが出てしまいますので、同じグループにするか、どちらもグループ外に出してからクリッピングマスクを作成しましょう。
次回
次回は不透明マスクについて書いてみます。
お楽しみに!
Illustrator解説まとめ
解説まとめのページは以下のリンクからどうぞ
http://around40-dt-tokamachip.info/2018/08/15/post-7313/