前回のあらすじ
不透明マスクはチラシなんかで縁をぼかした写真を入れるのに便利かなと思います。
レイヤーについて
全く解説しておらず、かつ、さも当然のように使用していましたが、レイヤーについて書いてみたいと思います。
なんとなくですが、ミニキャラ作成しました。
右がちびキャラメーカー様原案のキャラクターです。
寸胴のほうがかわいかったかもしれませんね…。
https://tetrabo.com/chibichara/
ちびキャラメーカー様
表示する・重ねる
レイヤーは階層構造を作ることができます。
表示しているものは、平面の絵ですが、その中で重なり順があり、上にあるものによって、下のレイヤーは隠されてしまいます。
言葉で表現するとよくわかりませんね
上部メニューの「ウィンドウ」→「レイヤー」か、F7キー(ショートカット)を押すことでレイヤーパレットが表示されます。
レイヤーパレットは上が手前で、下が奥になっています。現在のレイヤーパレットは「前髪」「顔パーツ」「顔輪郭」「アウター」「シャツ」「スカート」「首」「靴」「足」「手」「後ろ髪」「リン」となっていますが、最後の「リン」はキャラクターの外側の輪郭線です。
前髪が一番手前にあるので、その下の顔の輪郭は前髪によって隠されています。
前髪をどかすとこんな感じになります。おでこが出て、これはこれでかわいいと思います。
手前にあるものをどかせば、その奥にあるものが見えます。
当然ながら、奥にある物もきちんと描いていないと表示されませんよ。
シャツの見えていないところは適当に描きました。
「シャツ」の手前に「アウター」があったので、「アウター」で「シャツ」が隠されていました。
足は一番上の「グループ」がソックスなのですが、ソックスをどかしたので生足が見えるようになりましたね。
ミニキャラなので大根ですがね…。
顔全体を動かすと…。
後ろ髪が見えるようになります。このように要素を重ねて表示しているのがレイヤー機能です。
手前に物があって、奥は隠れて見えないよ!という時は、見えないところまで描く必要はありませんが、いろんな要素が変更になった時に柔軟に対応できる作り方を考慮していかないといけません。
このミニキャラが、半そでバージョンがあったとしたら腕を描かないといけませんね。
今は袖を描いているだけで、手は手首しか描いていないものでして…。
作業時間と相談して、見えなくても作っておく場所を決めておくといざという時に時間短縮につながります。そのいざがいつ来るかはわかりませんがね…。
ということは、パーツを組み合わせて、いろんなバリエーションを作成することができます。
アウター、スカート、靴下で別バージョンを作成して、表示・非表示を切り替えています。
これが一枚の絵だとしたら、組み合わせを作ったり、調整するのが大変になりますが、クリック一つで切り替えられるので、バリエーションを作るのが簡単になります。
また、以前のものに戻したい。というときにも、昔のレイヤーをとっておけば、すぐに戻すことができます。
ただ、そういう保険のためのレイヤーを大量にとっておくと、何が重要だったのかがわからなくなりますので、レイヤー名でしっかり管理することが重要になってきます
レイヤーは基本的に透明でパスや塗りなどのパーツを作成した場合には、パーツ以外が透明空間になります。
そのため、レイヤーの下部に背景を配置することで簡単に背景を変更することができます。
次回
次回からはレイヤーパレットについてみていきたいと思います。
お楽しみに!
Illustrator解説まとめ
解説まとめのページは以下のリンクからどうぞ
http://around40-dt-tokamachip.info/2018/08/15/post-7313/