前回のあらすじ
前回の機能は全く知らない機能でした。
アセットの書き出しを使って書き出し
最初に書き出すアセットを選択します。ここでは「全体」ですね。
次に拡大・縮小。これは元画像からどれくらい大きくするのかということです。
「1x」になっているので、等倍ということですね。
例えば、Illustrator上で10cm×10cmのサイズだったとしたら、書き出し後のファイルのサイズも10cm×10cmサイズの画像になります。この時、解像度は「72dpi」になることに注意してください。
「サフィックス」という欄に「ldpi」と入っています。これはファイル名に追加する文字です。
最後に形式は、ファイル形式ですね。「PNG」になっていますが、これもたくさん種類があります。とりあえずこのままで書き出ししてみましょう
書き出しをクリックすると保存先を聞かれますので、書き出ししたいフォルダを選択します。今回は「Illustrator」というフォルダですね。
「フォルダーの選択」をクリックするとすぐに書き出しが始まります。
指定したフォルダの中に「1x」というフォルダが作成され、その中に書き出しされた画像が入ります。
画像名は「(アセット名)+(サフィックス)+拡張子」で、今回は「全体(アセット名)+ldpi(サフィックス)+.png(拡張子)」となります。
「全体ldpi.png」で合っていますね。
「拡大・縮小」で指定したものがそのままフォルダ名になると思うのですが、違う場合もあったので、命名ルールがちょっとわかりません。
書き出したときに、重なりがギリギリのところは隙間ができる可能性もあるので、実際にファイルを開いてみて確認するのが良いでしょう。
等倍の他の設定でも書き出したいときは「+スケールを追加」をクリックします。
この状態で書き出ししてみましょう。
「1x」と「4x」のフォルダが新しく生成され中に画像が入ります。
ちなみに4xは画像のサイズは1xと同じサイズになりますが、解像度が4倍されて「288dpi」になっています。1xが72dpiなので、72×4で288ということなのでしょう。
こっそり表示されている「iOS」「Android」をクリックすると、
スマホ用の形式やルールをよくわかっていないので、きっとこれを使えば大丈夫なのでしょう(太鼓判)。
下三角をクリックすると倍率のテンプレートや他の要素での設定ができます。
拡張子のほうもクリックするといろんなタイプの拡張子で保存することができます。
書き出し先の設定やサブフォルダーを作成するかどうかのオプション設定もできます。
先ほどの書き出しの時は「1x」などのフォルダが作成されてそこに画像が格納されましたが、「サブフォルダーを作成」のチェックが入っていなければ、「書き出し先」のフォルダーに全て画像がそのまま書きだされます。
アートボードタブをクリックすると画面が少しだけ切り替わります。書き出す画像サイズが、アートボードのサイズになります。
選択の部分が変わりましたが、アートボードが複数ある場合、どれを書き出すのか、全て書き出すのかといったところです。
また、ドキュメント全体は追加したアセット全体が入るような正方形のサイズになります。
必要に応じて切り替えていきましょう。
「アセットの書き出し」パレットの右上の三本線をクリックするとオプションが表示されますが、「形式の設定」だけ見てみましょう。他はクリックすればきっとわかります。
「形式の設定」は書き出す拡張子ごとに設定ができます。文字に最適だったり、画像に最適だったりしますので、書き出す要素によって変更していくとよいでしょう
次回
次回はレイヤーオプションについて書いてみたいと思います。
Illustrator解説まとめ
解説まとめのページは以下のリンクからどうぞ
http://around40-dt-tokamachip.info/2018/08/15/post-7313/