1996年のAC(公共広告機構)のCMで元サッカー選手の前園真聖さんがしゃべるセリフです。
これを知っている人は同年代ですね。
いつの時代もいじめはなくなりませんが、いじめは悲惨です。悲しい。どうしたらいじめに遭わずに済むのか。
また、どうしたらいいのか考えてみたいと思います。
Contents
いじめに遭っていたら
いじめと書くと大したことないと考えてしまいますが、いじめに遭っているのは「緊急事態」であり、すぐに対応しないと大変なことになります。
・自力解決をしようとしない
・周囲に相談する
・逃げる(引きこもりも可)
・辛いと思っても今日一日は生きる
ひとつずつ見ていきましょう。
自力解決しようとしない
いじめに遭っていたとしたら、まずは自力で解決しようとしないことが重要です。
自分で何とかしようとすると「相手の要求を呑む」などとして解決しようとしますが、いったん相手の要求を呑んでしまうと、「こいつは強く出れば何でもする奴」というように見られてしまいます。一回で終わればよいですが、繰り返し相手が要求することは今までの例からも明らかです。
言葉で解決しようとしても、相手が話を聞いてくれる相手ならともかく、話を聞いてくれないからいじめにまで発展してしまったのです。
いじめをしてくる奴らには話が通じない、と思ってかかわりを断ちましょう。
周囲に相談する
周囲というのは、家族、学校の先生、いじめ相談センター、だけではありません。
今は幸いなことにインターネットが発達していますので、ネット上で相談することも可能です。
相談することで落ち着くことが出来ますし、冷静に物事を見れるようになれば、解決の糸口が見つかるかもしれません。
それに、バックアップしてくれる人がいるというのは本当に心強いものです。
心の支えになってくれます。
注意点としては周囲の人には相談しやすい反面、日常のあなたを知っている人たちです。
「どうせお前がいじめられる原因を作ったんだろう」と言ってくるような人もいるかもしれません。
そんな人には今後一切相談しないようにしましょう。
助けを求めているのに、攻撃してくるなんていじめている人たちと同じです。
逃げる(ひきこもる)
いじめに遭うのは、いじめをしてくる人たちとかかわりを持つからです。
そのためには、会わないようにする。
不登校でも、出勤拒否でもいいじゃないですか。
逃げることで不安になる気持ちはいろいろあるかもしれません。
・いじめ引きこもりになったら負けた気がする
・バカにされている気がする
・引きこもりになったら将来が不安
・今はいいけど、あとでエスカレートして仕返しされるかも
逃げることのデメリットを考えちゃいますよね。
デメリットは将来起きるかもしれない不都合がやや多め、という事でしょうか。
でも、すぐにそのデメリットが発生するわけではありません。
将来の心配は、今のあなたを傷つけないのですから、今は気にしないでおきましょう。
でもそれ以上にメリットもあります。
・いじめる人の顔を見ないで済む
・いじめによる体の苦痛を避けることが出来る
・ののしりの言葉を聞かないで済む
・気持ちが多少安らぐ
暴力を受けたり、ひどい言葉を聞かされたりすると気持ちがどんどんマイナス思考に陥ってしまいます。
余りに下がりすぎると「もしかして、私が悪かったのか」「私がいじめられるのは当然」「もう生きていたくない」と自分を責める方向に気持ちが向いていってしまいます。それに正常な判断もできなくなります。
下記は以前のツイート。
宿題が原因・・・?な話
痛ましい。
どうしたらよかったのか。
母親の対応の詳細が書かれていませんが、もし苛烈に責めたのなら気を付けたい。
プレッシャーを与えるだけの関係ではなく、何でも言えるような関係なら・・・。いろいろ考えてしまいます。https://t.co/HcsW3jECit— 十日町P@十日町PのDTだったら何が悪い! (@TOKAMACHI_P) 2019年9月6日
宿題が原因・・・?な話
痛ましい。
どうしたらよかったのか。
母親の対応の詳細が書かれていませんが、もし苛烈に責めたのなら気を付けたい。
プレッシャーを与えるだけの関係ではなく、何でも言えるような関係なら・・・。いろいろ考えてしまいます。出典: twitter.com
宿題をしたかという質問をした数時間後にトイレで自死を選択しまいました。
とても残念な出来事だと思います。
プレッシャーにさらされていると、「こんなことはしないだろう」という事の垣根をひょいっと超えてしまいます。
それが「犯罪」や「自分を傷つける行為」であっても関係ありません。
いやな事から距離を置いて、まずは心の平穏を保ちましょう。
今日一日を生きる
「死にたいと思っている人はどうしたらいいのか」という記事に対してのツイート。
死にたいと思っても「今日だけは生きる」で命をつなぐ話
・明日以降いつでも死ねる
・それなら今日は生きることにする
・今日生きるなら楽しいことをしよう
明日以降も繰り返し
で、死にたい思考と付き合いながら生き延びる自分が楽しい事してはいけないという考えは捨てるhttps://t.co/JBEZjBUM6r
— 十日町P@十日町PのDTだったら何が悪い! (@TOKAMACHI_P) 2019年9月6日
死にたいと思っても「今日だけは生きる」で命をつなぐ話
・明日以降いつでも死ねる
・それなら今日は生きることにする
・今日生きるなら楽しいことをしよう
明日以降も繰り返し
で、死にたい思考と付き合いながら生き延びる自分が楽しい事してはいけないという考えは捨てる
出典: twitter.com
辛いことがありすぎた時に頭に「死」の誘惑が訪れることがあります。
ぼくも辛いことがあった時に、一瞬だけ考えたことがありましたが、何とか生きています。
現在いじめを受けていないぼくでも、さっと頭をかすめて考えてしまいますから、いじめを受けている方は、頭の中で「死ぬこと」を考えている時間が長いかもしれません。
でも、とりあえず今日一日を生きて、明日またどうするかを考えていきましょう。
辛いからと言って即断する必要はないのです。
いじめは「いじめ」ではなく「犯罪行為」
先日このようなツイートをしました。
いじめ動画を投稿、な件
いじめではなく傷害事件。
犯人逮捕を望みます。https://t.co/lUoDzqzUSk— 十日町P@十日町PのDTだったら何が悪い! (@TOKAMACHI_P) 2019年9月6日
いじめ動画を投稿、な件
いじめではなく傷害事件。
犯人逮捕を望みます。出典: twitter.com
「いじめ」という表現をしているとそんなに大したことに思えないかもしれませんが、「いじめ」の指す範囲が広がりすぎています。
中には「暴行」や「脅迫」といったことも「いじめ」として報道されたり認識されているので事の重大さがなかなか伝わらないのではないでしょうか。
学校の学生同士で起きたことを「いじめ」と表現するのではなく、当てはまるなら「○○罪」として表現するのがふさわしいかと思います。
暴行罪 2年以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料。
わいせつ罪 6月以下の懲役または30万円以下の罰金等
殺人未遂罪 死刑または無期懲役、もしくは懲役5年以上の懲役(ただし未遂なので減刑するのが基本)
いじめを当てはまる罪状に置き換えるとかなりの犯罪だということが分かります。
でも、いじめを行っている当人たちはいじめをしている感覚もないですし、ましてや犯罪を犯しているという自覚もないでしょう。
それは、行った犯罪行為を「いじめ」として言葉を曖昧にしているから、わからないのです。
言葉を与えないと、人は意識を向けることが出来ません。「いじめ」ではなく「犯罪行為」だときちんと周りが指摘することが大事です。
学校でのいじめは逃げ場がない
おとなの視点から「いじめ」を捉えてしまうと、いじめの深刻さが分からないかもしれません。大人は自由に行動できます。いやな事があっても別の場所でストレスを発散させる手段を持っていることが多い。でも、子供はそうはいきません。
コミュニティ的にも、金銭的にも現状を変えるほどの力を持っていないことがほとんどです。
コミュニティの狭さ
自分の学生時代を思い返してみるとわかりますが、「家」「学校」「課外活動(部活や塾など)」以外でコミュニティを持っていることなどほとんどなかったのではないでしょうか。
ここではコミュニティは「所属しているグループ」という意味合いで使っています。
コミュニティとはその人にとっての日常生活のすべてです。コミュニティが少ないほど、その人の日常生活に占める割合は大きい。
そんな狭いコミュニティの中で「学校」がいじめで蔓延しているとしたら、人生の大部分が「苦しい事」で満たされてしまいます。
苦しいことにさらされ続けていると、神経や精神を消耗していきます。
コミュニティの状況を劇的に変える方法はありません。
かといって辛い状況にずっといてはいけません。まずは自分がいるコミュニティが苦しくてたまらない時はそこから逃げましょう。
狭いコミュニティは目が届いてしまう
学校ではなく、塾などに行ったとしても、その塾につながりのある人がいれば、情報は流れていきます。
同じ市内など、地域がかぶれば知り合いに会う確率も上がります。
かといって、遠くに行くことは難しいでしょう。
逃げ場所として新しいコミュニティに所属する
全く知り合いがいないところなどに行けば、それまでのコミュニティから隔離されていますのでいじめの手が追ってくることはありません。
特に、あまりなじみがないコミュニティならそこに知り合いがいる確率も減ります。
また、いつもと違う顔ぶれがいるというのは気分転換にもなりますので、暗い気持ちを和らげることが出来るでしょう。
加害者は罪の意識がない
いじめをしている人たちというのは、そもそも「いじめをしている」という感覚が薄いことが多いです。
みんなでゲームをしている、遊んでいる、という感覚です。
そのみんなの中に「いじめられている人」は入っていません。
なので、一般的にはひどいと思えるようなことを平気で行うことが出来ます。
いじめている人といじめられている人で意識が違うのです。
集団でいると自分の責任を感じない
みんなでまとまっていると、1人の責任が薄くなったような気がします。
よくある標語の「赤信号みんなで渡れば怖くない」に代表されるように、1人ではできないけれど、みんながやっているなら俺もやろう。そういうノリで構成されています。
こわいことです。
まとめ
まずは、いじめかなと感じたら距離をとってみることが大事です。
その後、本格的にいじめだと思ったら逃げましょう。
離脱が将来の心配を生むかもしれませんが、先の心配は未来で悩めばよいのです。
今は苦しいことから逃げるのが先決です。
1人で苦しい時、悩まずに相談しましょう。
もし、ぼくで相談に乗れることがあれば、ツイッターの方でもいいのでご相談ください。
十日町PのDTだったら何が悪い!ツイッター