身近な人の迷惑になったら何が悪い!
「100日後に死ぬワニ」の考察 第9弾です。
ワニ君の失言で「死」を少し意識する期間です。
Contents
作品考察
81-90話
81話 3月1日 |
前のバイト先CAFECAFEは結構急に辞めたワニ君。 センパイに辞めることを伝えられなかったくらいですから。 そんな中「店長が「また来てね」って言ってるよ」という先輩の言葉に嬉しくなっているワニ君。 迷惑かけたかもしれないのに、そんな気を遣ってくれたり、自分を受け入れてくれるのが嬉しいのでしょう。 |
82話 3月2日 |
いつもの場所で集まる3人。
なんとこの時までにワニ君がデートの約束をセンパイと取り付けている模様。 「水族館はベタ」という事を伝えてワニ君の不安を煽るモグラ君。 37話(1月17日)で「服変じゃない?」とモグラ君が言った時は、ネズミ君も唖然とした顔をしていましたが、今回は優しい顔つきで二人を見守っています。 言い過ぎとかではなくて、これが二人のコミュニケーションなんだなとわかった顔です。 |
83話 3月3日 |
せっかく水族館に来たのに、何と火曜日は休館日。
あちゃーという顔をしたワニ君は次の一手を打てません。 そこでセンパイが「映画にするかい?」と提案します。 映画好きのワニ君としてはもちろんオッケー。 この時点まででワニ君と先輩のやり取りの中で、ワニ君は映画好きという事を知っていたのでしょう。 それで、ワニ君が喜ぶであろう案を出すセンパイはさすがです。 |
84話 3月4日 |
ワニ君に昨日の成果をきくモグラ君とイヌさん。
ワニ君は具体的には何も語りませんが・・・モグラ君の「ハッピーボーイかよ!!」のセリフと驚いた顔、最後のコマのイヌの天使がキスしているようなおもちゃから、ワニ君もキスできたのかもしれませんね。 ハッピーボーイかよ! |
85話 3月5日 |
ワニ君がゲーム好きという事を知ってたのか、センパイもゲームを買ってワニ君に報告。
最後のコマのやりとりが仲良さそうでいいですね。 センパイはワニ君と付き合う前はゲームをしたことがなかったはず。 でも、ワニ君が好きだからと相手の趣味に寄り添ってくれるパートナーはすごくかけがえのないものです。 |
86話 3月6日 |
親との電話回。
親が心配していた仕事の事、彼女の事のうち、彼女の事は解決したと連絡したワニ君。 そしてにわかには信じられず証拠を求めて写真を送ってと言います。 次にゲームの大会に出ると宣言するワニ君。 優勝してプロになると伝えると「何言ってんの」と一蹴。 これが世間の一般的な反応。 |
87話 3月7日 |
意気込んで大会に参加したネズミ君とワニ君ですが、中学一年生のプレイヤーに惨敗した模様。
自分に自信があっただけに負けはショックが大きそうです。 でも、それで諦めることはなく次の大会にも出ることを宣言。 1コマ目に「毎月開催中」の、のぼりがあるのでゲーム大会は結構な頻度で行われていますね。 ちょっとのしくじりでは全然めげないワニ君。 少し前の気持ちが弱くなっていたころのワニ君なら自信があったことで失敗したら「もういいや」となりそうですが、前向きにとらえるワニ君に成長を感じられます。 |
88話 3月8日 |
いい仕様のコントローラーをセンパイからもらったといってネズミ君に見せるワニ君。
ネズミ君が「まじ!!いいなあ~」というあたり、本当にいいものなんでしょう。 そんな様子のネズミ君を見て「死んだらあげるよ」とつい言ってしまうワニ君。 「冗談でもそれは言うなよ」と真剣な表情でたしなめるネズミ君。 自身が言ってしまったことの重さを感じて素直に謝るワニ君。 仲良くしている人が死ぬなんてことは冗談でも言ってほしくないし、本当にワニ君の事を大切にしていることが分かります。 言葉と運命は関係ないと考える人もいますが、「ことだま」を考える人もいて、そういった運を引き寄せてしまうという考えもあります。 そういった点からも、「死んだら」という仮定に立ったり、口にしたりするのはやっぱり憚られるものなのです。 この作品では「死」を意識する作りになっていますが、最近のセンパイのデート事情などからして少し「死」から遠ざかっている雰囲気がありました。 でも、この回で「死」の単語を持ち出したことで、読者に死を意識させる回になっていたように思います。 ワニ君にとって楽しいことが続いていた分、もう死がそこまで迫っているという運命に悲しさと恐ろしさの予感を感じています。 |
89話 3月9日 |
モグラ君が嫌なことがあったみたいで招集をかけています。
ワニ君はオッケーだけどネズミ君は仕事なのか、断りを入れます。 送った後のネズミ君のカットが、昨日の事を気にしているようでもあります。 「死」を軽々口にしたワニ君のことを気にかけているようでもあり、そうでもなさそうでもあります。 |
90話 3月10日 |
62話(2月11日)と同じようにイヌさんから話しかけられても気が付かないワニ君。 ひと月前と同じシチュエーション。 昨日ネズミ君が誘いに来てくれなかったのは、おとといの不用意な発言のせいかもしれない、と考えていたことでしょう。 誰かのために何かしたいと思っているワニ君は、誰かを嫌な気持ちにしたり不快にさせることを嫌うはずです。 また、ネズミ君はこれまで仲良くしてきた一番の友達で、その友達の気持ちを害してしまったかもという思いはワニ君にとっては悩みの種です。 そんな中で、イヌさんが言っている「5人で あそび」というフレーズに、ネズミ君と仲良くするチャンスを見出して、前向きになっています。 良く晴れた青空がワニ君の気持ちを表しているようです。 |
前回と次回
前回【71-80話】「100日後に死ぬワニ」を考察!伏線が多数あった!次回
更新したら追加します。
参考
ねとらぼ様で全話を掲載していたので、そちらを参考にしました。
(まとめ)日めくり漫画「100日後に死ぬワニ」【更新終了】 (1/10)