落札するばっかりだったら何が悪い!
というわけで、コロナウィルスが日本に広がる中、マスクの転売の問題が顕著になってきています。
マスクは安いんだけど、送料がめちゃ高い!
なんてこともあります。
送料が一律という決まりならこんな事態は起こらないのでは?と思われるかもしれませんが、送料が設定できるのには理由があるのです。
今回はヤフオクの送料についてみていきましょう。
Contents
なぜ送料価格を設定できるのか
送料を接敵できるのには2つの理由があります。
- 落札者のニーズに合わせるため
- 手数料を取られないため
1つずつ見ていきましょう。
落札者のニーズに合わせるため
落札者の性格や商品の性質から郵送方法を固定せずに、選んでもらうことで、ニーズにあった郵送方法を選択するためという理由があります。
商品を早く送ってほしい人と思う人もいれば、安くなるなら到着までに時間がかかっても大丈夫と考える人もいます。
俺は日中は仕事があるから、荷物の受け取りにタイムラグがあるし、安くなるならそのほうが嬉しい
何言ってんのよ。ほしいものをゲットできたらすぐに届けてもらいたいのが人情じゃないの。少しくらい高くなってもいいから即日到着する方法で送ってほしいわね。
さまざまな意見があるものです。
それに加えて、商品の特性と言うものもあります。
・高いものなら確実に受け取りたい
・安いものなら多少乱暴に扱っても問題はない
こんな心理になるのではないでしょうか。
落札したのが10万円だったから、ポストに投函されての受け取りだと盗まれるかもしれないし不安すぎる。
きちんと運送会社を使って受け取れるようにしておこうっと
落札価格が100円でしたし、受け取りのために家にいないといけないのも不便ですから、レターパックでお願いしましょう。
このようにいろんなニーズがあるわけです。
これが、
ん?!送料は一律1500円・・・だと?!
となると、落札者のニーズをつかめずに競り落としてもらえないかもしれません。
地方に住んでいてどうしようもない場合もありますが、選択肢がたくさんあったほうが利用してもらう確率が上がるのもまた事実です。
そのために、送料を設定できると言う面があります。
手数料を取られないため
ヤフオクでは落札価格の約10%が手数料としてヤフーにとられてしまいます。
1万円で落札された商品は1000円が手数料として取られてしまうわけです。
結構高いですよね。
このときに注目したいのが、落札価格に手数料がかかる点です。
上の例をもう一度考えて見ましょう。
送料と合わせて、最終的な合計金額が11000円になるとします。
もちろんオークションですからそれ以上の値になることもありますが、一旦はおいておいてくださいね。
落札価格 10000円 + 送料 1000円 だと
10000 × 0.1 = 1000円 が手数料になります。
では次に、落札価格を下げて送料をあげた場合を考えてみます。
落札価格 1000円 + 送料 10000円 だと
1000 × 0.1 = 100円 が手数料になります。
総額は変わらないのに、手数料の額が変わりました。
これにより、出品者の儲けが変わってくることになります。
出品者にとって手数料10%は納得済みのこととはいえ、出来ることなら削減したいと考えています。
そのために生まれた手法が送料を釣り上げて出品価格を落とし手数料を減らすという方法になります。
送料がめちゃくちゃ高いと、それだけで敬遠してしまうかもしれませんが、それも織り込み済みで全体価格で商品価値を測れる慣れた落札者なら、きっと理解して落札してくれることでしょう。
送料を高くするのは正当な権利
と言うわけで、送料を高く設定したりするのは、出品者の権利として認められているので、問題はありません。
送料だけ見て、うわ、高い!と思うのも自由ですが、ひどいやつだとすぐに悪者扱いするのはよろしくありません。
落札者側の立場で見てみると、商品全体として適正価格なのかということを見極める必要があります。
普通に店頭で買うよりも、送料込みで安ければそれで目的は達しているのではないでしょうか。
送料が高いからすぐさま選択肢からはずすというのは、安く変える可能性を捨てている場合もありますので、まずは値段が適切なのかを考える力を身につけましょう。
儲けるためだけに送料を高くしている出品者は注意
今回のコロナ流行で転売をしている人の送料が高いのは、上記の理由からではなく、儲けのためだけに送料を高くしている可能性があります。
この場合は、少し面倒くさいですが、郵送方法とその郵送方法で必要なお金を調べると適正価格なのかがわかります。
今回のコロナのマスクの転売が横行しているのも、正常な判断ができないからと言う面もあります。
不安に駆られると、いつもは高いなと思っているものでも簡単にポチってしまいます。
高い!と思った気持ちを飲み込んでポチるのではなく、高い!と思ったらいったん離れて、再度購入を検討してみましょう。
結局は自分しだい
もし、多少高くても商品を提供してくれる労力代と思うことができれば落札すればいいと思います。
ただそれが度を越えて高いものだったら、落札を控えることも視野に入れてください。
どんなに高い送料を付けて儲けようとしても、無理やり落札させることは出来ないのです。
送料の価格に幅があることの理由を考えてオークションを利用するのも楽しいかもしれませんね。