猫がたかりすぎたら何が悪い!
家の周りで用を足していく猫がいる場合、どのようにしてやめさせたらよいのでしょうか。
使えそうな道具をご紹介いたします。
猫が嫌がるものを置く
忌避剤と呼ばれるものです。
- 嫌いなにおいや刺激性のにおいで猫を近づけさせません
- 天候で効果は薄れていきます。一定期間で取り換えましょう
- 猫がにおいに慣れることがあります。その場合は別の忌避剤に替えてみましょう
- においや色が染みついてしまうことがあります
- 可能なら近所の人にも連絡しておくと親切です
生ニンニク
生ニンニクを刻んで、猫の通り道に撒いておくかネットで吊るしておきます。
唐辛子
唐辛子もみじん切りにしておくか、粉末状の唐辛子を撒いておきます。
コショウやカレー粉などの香辛料
コーヒーかす、茶殻
レギュラーコーヒーを淹れた後の粉末や、どくだみ茶などの茶殻を散布します。
(乾燥後の効果は不明です)
どくだみの葉
どくだみの葉をつぶしたものを撒きます。または、つぶした時にできる汁を撒きます。
他には、どくだみ自体を植えます。
米のとぎ汁
ミカンなどの皮
・かんきつ類の香りのする薬品を置きます
食用酢
・容器に入れるか、スポンジや布に浸み込ませて置きます
・2倍から10倍程度に水で薄めたものを噴霧します
毎日行いましょう。
木酢液
園芸用肥料としてホームセンターの肥料売り場などで販売されています。
希釈して、猫の通る場所などに散布したスプレーするほか、空き缶などの容器に入れたスポンジや布に染みこませて置いておくなども行われています。
匂いは時間とともに少なくなります。猫が覚えるまで、反復継続して散布などを続けることがポイントです。
作り方
材料
竹酢液(約400ml)、唐辛子(10本~15本)、レモンバームの葉(20~30枚)
作り方
1.500mlの空のペットボトル容器に材料を入れる。
2.1~2日後にレモンバームと唐辛子を除く。
使い方
4~8倍に薄めて使う。(匂いがきつい場合は10倍位まで適当に薄める)
容器に入れるか、スポンジや布に浸み込ませて置きます。
スプレーすれば、猫のにおい消しにも有効です。
ハーブなどの植物
・猫の嫌がる香りのするハーブなどを植えます。
・鉢植えを猫の通り道に置きます。
・ハーブ系の香料を置きます。
効果があると言われているものの例
ランタナ
ユーカリ
ゼラニウム
ヘンルーダ
ローズマリー
レモングラス
柑橘類
ペパーミント
タマネギ
ニンニク
チャイブ
マリーゴールド
カニナハイブリッド(ドイツで開発されたコリウスの一種で犬にも有効と言われる) など
重曹
練炭(こちらは効果が不明です)
取り扱いに注意が必要な薬剤
こちらも効果がありますが、毒性があり、人体に影響を与える恐れがあるので、吸引したり、口に入れたり、触れたりしないようにして取り扱いに注意する必要があります。
タバコの吸殻水
タバコの吸殻を水やお湯につけておき、ニコチンを抽出したニコチン液を撒きます。
(ニコチン液は毒性が高く、誤って飲むとニコチン中毒になるおそれがあるので十分ご注意ください。 )
塩素系漂白剤
ブリーチやハイターなどを濃いめに水で薄めて容器に入れておきます。
(散布すれば猫の臭い消しにも使えます。 気化した際に目、鼻、喉の粘膜を痛めるおそれがあるので注意。また、腐食するので金属部には使用できません。 )
ナフタリン・樟脳
ネットに入れて風上に吊るしておきます。土に埋めるのも効果があります。
(幼児が誤って食べると中毒をおこすおそれがあるので、手の届かないところに配置しておきましょう。)
クレゾ-ル
人が臭わない程度に水で薄めて撒くか、容器に入れて置きます。
(皮膚に付着するとやけどになるおそれがあるので取り扱い注意です。 )
構造物に工夫をする
- 猫にとって歩きにくい状態にしたり、侵入できないようにする方法です。
- 全面に実施しなくても、侵入口が限定されている場合は、その箇所に設置すればよいでしょう。
水
砂利
(Cornell FrühaufによるPixabayからの画像)
角のある大きめの砂利を敷きつめる。
松ぼっくり
猫が歩くところに敷きつめます。
歩きづらくなります。
枯れ枝
ヒイラギの葉
大きな石
とげとげシート
ホームセンターや園芸店で販売されています。
小さいものだと500円程度からあります。
全面に敷きつめなくても、跳び越えられない幅に敷けば効果があります。
粘着テープ
ガムテープや両面テープの粘着面を上にして設置します。
(足裏がべとつくのを嫌がるため)
粘着力が落ちたら交換します。
目の細かい網
(sharonjoy17によるPixabayからの画像)
敷くと爪がひっかかり歩きにくい。
アルミホイル
ネットや柵
乗り越えられない高さ(1.5メートルほど)の網、柵で囲うか、侵入路をふさぐ。
人間も引っかかりやすい対策
仕掛けに自分がハマって転びやすくなってしまいますので、転んでもけがをしないようなところに設置しましょう。
テグス
釣り糸などのテグスを猫の足がひっかかる高さになるように、侵入口や通路に張ります。
釣り糸は猫の目に見えないので、何かが触れる感じを嫌って近寄れません。
割り箸
通路や花壇に立てます。
猫を追い返す方法
上記の対策は、仕掛けておいて猫が引っかかるのを待つ方法でしたが、積極的に追い払う方法です。
水鉄砲
猫は水で濡れることを嫌うので、追いはらうことができます。
ただし、人がやっていることがわかってしまうと、不在時に侵入するようになるので、猫に見破られないように隠れてするとよいでしょう。
ブザー
遠隔操作式のものやセンサーつきのものが防犯コーナーに販売されている。猫が通過するときに鳴らすと警戒して近寄らなくなります。
注意事項
- 上記の方法は、効果があると言われていますが、必ず効果があることを保証するものではありません
- 上記の方法を試す場合は、やみくもに設置したりせず、猫の侵入経路などをあらかじめ調べて、その通り道に仕掛けると効果的です。
- 猫は愛護動物に認定されています。むやみに虐待すると法により処罰される恐れがあります。
おわりに
ぼくの家の周りは、畑か雑草が生えているようなところなので、ネコが用を足していっても気が付くことがありません。
ネコの用足しが問題になるのは、都会だからなんでしょうね…。
と、しみじみしたところで、今回は以上になります。
お疲れ様でした。