紙をくりぬいたようなエンボス加工のようなそんな感じの表現をしてみたいんだけれど、できるものかしら?
今回はアピアランスを使って、紙をくりぬいたような表現をしてみたいと思います。
作業中にアピアランスと塗りの追加を行っていますが、アピアランスの詳しい説明については以下の記事を参考にしてくださいね。
>>>Illustratorのアピアランスの基本操作について分かりやすく解説
完成イメージ
TとOの間が空きすぎですね…。
エンボス加工イメージの作成
では順を追ってみていきましょう。
長方形ツールで、ベースを作成します。
色は以下の通りです。
R207
G224
B231
文字を配置します。
文字は何でもいいですね。
文字サイズは100ptです。
アピアランスで塗りを追加します。
文字色を変更します。
文字色は以下のようにしました。
R163
G197
B214
塗りを選択したまま上部メニューの「効果」→「スタイライズ」→「光彩(内側)」をクリックします。
色は
R86
G139
B162
としました。
塗りを新しく追加して、先ほどまで編集していた塗りの下に配置します。
塗りの色は
R40
G69
B83
です。
今の追加した塗りを選択したまま、上部メニューの「効果」→「パスの変形」→「変形」をクリックします。
この白の塗りに対して、また変形をかけます。
「効果」→「パスの変形」→「変形」
これで編集は以上です。
アピアランスで作成しているのでスポイトツールで適用したり、グラフィックスタイルに登録すれば他の文字やマークに対しても簡単に装飾を適用できます。
時間のある時に作っておいて、必要な時にササッと使えるようにできるとよいですね。
参考にしたサイト
Embossed Vector Text Style: Up Your Class in Minutes
英語サイトですが、ある程度Illustratorに慣れていれば直感的に何を言おうとしているかわかるかと思います。
他にもチュートリアルがあるので興味のある方は見てみてくださいね。
おわりに
photoshopみたいに自動でベベルやエンボスができないので、使う人の発想と表現力で細かいところを作り上げていくのがIllustratorのような気がします。
他の人の作例を見ると、こういう表現方法があったのか!という気にされられますので、知っている機能だとしてもチュートリアルをざっと見てみるのはレベルアップに役立ちますよ。
今回は以上です。
お疲れ様でした!