誤操作が多かったら何が悪い!
Excelでセルを選択するときにマウスで操作していると間違ってセルを移動させちゃったりするのよね。
あと、ノートパソコンのタッチパッドだと、そもそも操作が不安定だし…。
マウスを使わないでセルをうまく選択できないものかしら…。
マウスでセル操作をすることが多い反面、マウスだとちょっと操作間違いをしたりすると、セルの中身が移動したり、セルのサイズが変わったりと、誤操作も増えてしまいます。
また、ノートパソコンを利用している人でタッチパッドを使っていると、うまく選択できなかったりしますよね。
そこで、今回はマウスを使わずにキーボードでセルを選択する方法を解説します。
Contents
マウスを使わずにセルを選択する方法
マウスを使わない方法を解説していきます。
といっても、マウスの代わりに使うのはキーボードです。
長方形に範囲選択をする方法
選択セル(アクティブなセル)は矢印キーで移動させることができるので、起点となるセルを選択します。
Shiftを押しながら矢印キーを押すと、押した方向に選択を広げることができます。
Shiftを押しながら右矢印(→)キーを押してみると
選択範囲が右側に拡大しました。
すごいわね!
でも、選びすぎちゃった場合はどうするのかしら・・・?
選択しすぎた場合は、Shiftを押しながら左矢印キー(←)を押します。
選択範囲を縮小することができます。
選択範囲を横に広げた状態で、Shift+下矢印キー(↓)を押すと
長方形状に選択範囲が広がっていきます。
Shiftを押しながら矢印キーを押すことで、最初に選んだセルを起点として選択範囲を拡大縮小できるのです。
選択範囲が広がるだけだから、誤操作も少なくなりそうね
横一列(行)をまとめて選択する方法
今の表は横の列が少なかったからいいけど、膨大な数の列になったら選択が大変そう…
列が何百列もあった場合にShiftと矢印キーでは選択に時間がかかります。
この時に、入力がかな入力になっていると反応しません。
半角英数入力に切り替えておく必要があります。
うまくいくと横一列が選択されます。
横一列のことはExcel的には「行」といいます。
上の画像の場合は「8行」が選択されていることになりますね。
ややこしいのね。
慣れないとややこしいんです。
縦一列(列)をまとめて選択する方法
横一列があったから縦一列もどうせあるんでしょ?
素晴らしい。
え?
「この機能があったから似たような機能もあるはず」と想像するのはいいことです。
だいたい実装されていることが多いですね。
ないこともあります。
それはさておき、Ctrl+スペースキーで縦一列を選択することができます。
この時の場合も入力がかな入力になっていると反応しません。
半角英数入力に切り替えておく必要があります。
縦一列が選択されました。
表を一度に選択する方法
表って具体的にはどんなものをさすのかしら?
ここでいう表とは何か値の入っているセルが隣接している範囲のことを言います。
隣接は斜め隣も含みます。
・・・。
よくわからないわ…。
具体的に見ていきましょう。
表のどこでもいいので選択してからCtrl+Shift+:(コロン)を押します。
キーボードはこんな感じ。
表が選択されました。
値が入っているセルが隣接している範囲をすべて選んでいます。
これは無理じゃないの・・・?
ところがどっこい、Ctrl+Shift+:で選択してみると「0」を含むセルまでが表の範囲として認識されました。
斜めは認識するみたいですね。
今度は表として認識してくれませんでした。
斜め方向でも3マス離れるとだめみたいですね。
おわりに
表の範囲をShiftを押しながら矢印キーで選択する場面は割と出てきますし、行の入れ替えを行いたいときに行全体を選択する機会はあります。
表も統計資料なんかを作るときに見出しの列を固定しないと見にくいような巨大な表を作成することもありますから、表の選択方法も覚えておくと便利ですね。
ただし、検証でやったように、セルとセルの間に何か値が入っていると、表の範囲を拡大して解釈されてしまうので、表以外の部分には何もないようにしておかないといけませんが…。
というわけで今回は以上です。
お疲れ様でした!