十日町PのDTだったら何が悪い!

Excelでセルの値に好きな文字を追加して表示する方法

Image by Merry Christmas from Pixabay文字修正が手間だと思ったら何が悪い!

トオル君

「第〇回決定戦!」みたいな見出しを数字を入力するだけで、作りたいんだけどそんなことってできるのかな?
セルの中の文字を選択してその箇所だけ修正するのが面倒で…

セルに入力された文字を修正するには、その該当箇所まで移動して修正する必要がありますが、少し面倒くさく感じる人もいるかもしれませんね。

そこで、今回は入力した値に自動で文字が付く設定を解説します。

文字を追加して表示する方法

では解説していきますね。

「セルの書式設定」から書式を設定


セルを選択してから「セルの書式設定」を開きます。

セルの書式設定を簡単に開く方法については以下の記事で2つ解説していますので、よかったら読んでみてくださいね。
>>>Excelでセルの書式設定を1秒で簡単に開く方法

https://around40-dt-tokamachip.info/2020/12/31/post-15727/

まぁ、ぶっちゃけるとCtrl+1キーを押すだけなんですけどね。


「セルの書式設定」ウィンドウが表示されたら「表示形式」タブの中の「ユーザー定義」をクリックします。
すると、右側のメニューが変わり、一番上の「G/標準」が選ばれると思います。
選択した「G/標準」の上にあるもう一つの「G/標準」は実は編集ができます。

トオル君

えっ、そうなの?!ただ単に選択したものが表示されているだけかと思ってた…

ぼくも長い間そう思ってました。
それはさておき。

ここで表示されている「G/標準」は「セルに入力された値」のことです。

トオル君

・・・?
どういうこと?

例えば、「吾輩わがはいは猫である。名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当けんとうがつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪どうあくな種族であったそうだ。この書生というのは時々我々を捕つかまえて煮にて食うという話である。しかしその当時は何という考もなかったから別段恐しいとも思わなかった。ただ彼の掌てのひらに載せられてスーと持ち上げられた時何だかフワフワした感じがあったばかりである。(略)」のような長いセルの値をすべて表示していたら、肝心の設定がやりづらいですよね。

そこで、「長いセルの値」を「G/標準」に置き換えて表示しているんですね。
細かいことは置いておいて、この「G/標準」の前後に付け加えたい文字を加えればいいんです。

トオル君

説明を放り投げたなぁ

実際にやってみましょう。

「G/標準」の前後に文字を追加してみました。

↓赤文字が追加した文字ですね。

G/標準回好きな漫画を好きなだけ語る選手権

トオル君

そんな選手権が…

文字入力が終わったらEnterを押して確定します。



セルの中身が「第1回好きな漫画を好きなだけ語る選手権」に変化しました。

注目してほしいのは数式バーに入力されている値は「1」だけという点ですね。
数字を入力するだけで、セル内の文字が変わってくれます。
100と入力すれば、きちんと「第100回好きな漫画を好きなだけ語る選手権」に変わってくれます。

実際にありそうな使い方


ひとつのセルで年月日を表示したい場合などは有効かもしれません。
セルを分けて表示することもあるかと思いますが、セルの配置の調整が大変になることもありますからね。
ひとつのセルで完結していた方がスマートです。

ただし、自分一人でこのファイルを使うならいいのですが、他の人と共同して使用する場合に、書式設定として設定されていることを理解していないと勝手に文字が追加されるのがよくわからないということにつながりかねません。

その場合は周知させておきましょう。

おわりに

この機能は「繰り返し入力される文字を入力する手間を省く」とも言えます。

なので、日々の仕事や作業の中で、「あ、この入力を頻繁にやっているなー」と思ったところに書式設定すると、作業スピードが速くなるかもしれません。

今回は以上です。

お疲れ様でした!