十日町PのDTだったら何が悪い!

Excelで曜日が入力されると、曜日に応じてセルの色が変わるようにする方法

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自動化したかったら何が悪い!

マリちゃん

前回のExcelで年を入力すると、自動的に曜日が入るようにする方法で、曜日が自動的に入るようになったんだけど、これだけだと、土曜とか日曜を見つけるのにちょっと時間がかかるのよね…。

曜日に応じて色を付けて、わかりやすくしたいな。

カレンダーは、土日祝だと、平日と色が変わっていることが多くて、認識しやすくなっていますよね。

Excelの表でも、色が変われば見やすくなって便利です。

というわけで、今回は曜日に合わせて、セルの色が変更する方法を解説します。

曜日に応じてセルの色が変わるようにする方法

では順番に解説していきます。

やりたいこと


前回の記事で、年を入れたら、自動的に曜日が入るようになったので、曜日が入ったら、曜日に応じて色が自動的に変わるようにしたいんですね。

「条件付き書式」を使う

曜日に応じてセルの色を変えるには「条件付き書式」を使います。

マリちゃん

条件付き書式?

はい。

ある条件を満たしたときにだけ、その書式を適用することができます。
今回は以下の条件ですね。

条件 書式
セルに「土」が入力される セルの色が青くなる

では設定していきましょう。

条件の設定


最初に土曜日に当てはまるセルを選択します。

今回は、C5からC8までを選択しています。
上部メニューの右側に「条件付き書式」があるのでクリックします。
メニューが表示されるので「新しいルール」をクリックします。


「新しい書式ルール」ウィンドウが表示されるので、「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックして選択します。

すると少しだけウィンドウが変わって「次の数式を満たす場合に値を書式設定」という欄が表示されるので、この欄の中に条件の式を入力します。

今回の条件は以下の通りです。

条件
セルに「土」が入力される

表で見てみると「C5」に「土」が入っているかどうかを判定するといいみたいですね。

セルの値が条件と等しいかどうかを判定するときは「=」を使用します。

C5 = ”土”

上の書き方で「C5のセルの値が『土』であるかどうか」という判定がでます。

そして、ちょっとややこしいのですが、「C5のセルの値が『土』であるかどうか」が「C5のセルの値が『土』である」の時に有効にするためには、さらに「=」を加えます。

マリちゃん

日本語なのに、意味が分からない…

ざっくり説明してみますね。

プログラムは同時に何かを行うということができません。
ひとつずつ段階を踏んで、それでいろんなことを実行していきます。

ここでは、2段階の判定を行うことになります。

「C5 = ”土”」の意味

C5に「土」が入っているならば「OK」のサインを出す

C5に「土」が入っていないならば「ダメ」のサインを出す

マリちゃん

「C5のセルの値が『土』であるかどうか」という判定を「OK」か「ダメ」で認識しているのね

はい。で、次の段階は

判定が「OK」であるならば、書式設定を適用する

または

判定が「ダメ」であるならば、書式設定を適用しない

という判断をしているんですね。

「判定が「OK」であるならば」という判定をするために、式の最初に「=」を付けます。

細かいことを置いておくと以下のようになります。

= C5 = ”土”

これで条件式ができました。
入力します。

では次に書式を設定しましょう。

書式の設定


右下にある「書式」のボタンをクリックします。



今回はセルの色を変えるだけなので、「塗りつぶし」タブから、好きな色を選択します。
土曜日のイメージなので、青を選択しておきました。

サンプルの色が変わったら「OK」をクリックします。
こちらのプレビューの色も変わります。
これでよければ「OK」をクリックします。



「土」の入っているセルの色が変わりました。

マリちゃん

あれ?その下3つのセルも一緒に選択したのに変わってなくない?

そうですね。

実は条件式の中の判定をするセルが固定されていないので、判定するセルが変わってしまったようです。

なので、条件式を少し変更します。

= C$5 = ”土”

これで参照先が5の行に固定されました。

先ほど作成したルールも変更しましょう。

作成したルールの修正


「条件付き書式」をクリックして表示されるメニューの中から「ルールの管理」をクリックします。



もし、先ほど作成したルールが表示されていなかったら、上に表示されている「現在の選択範囲」をクリックします。
メニューが表示されるので「このワークシート」をクリックします。



ルールが表示されたらルールをダブルクリックします。



「C5」の部分を「C$5」に変更します。

変更したら「OK」をクリックして確定します。



1列が全部変わりました。
これで、土曜が入ったら青くなるように設定できました。


次は日曜日を設定します。
土曜日を設定したときと同じように設定すれば大丈夫。

もう一度、C5からC8までを選択します。

マリちゃん

え?日曜を選択したほうがいいんじゃないの?

はい、日曜を選択したほうが、結果がすぐにわかるのでわかりやすいのですが、今回はこの後、書式をコピーすることを考えて、同じセルに設定を行っています。



条件付き書式からルールを作成します。
「C5のセルの値が『日』であるかどうか」の判定なので、土を日に書き換えた式にします。

= C$5 = ”

書式は、今度はピンク色にしました。
設定ができたら「OK」をクリックします。


マリちゃん

・・・。
何も変わらないけれど・・・。

はい。今はC5からC8にだけルールが設定されています。

土日が入ったら色が変更するルールが入っています。
あとは、このルールを他のセルにも適用すればいいんです。



設定をしたセルを選択して「Ctrl+C」でコピーします。



ルールを適用させたいセルを選択してCtrl+Vを押します。



貼り付けオプションで「書式設定」をクリックします。



選択したセルに書式が設定されて、土曜のセルは青に、日曜のセルはピンクになりました。



年を入力しなおして、曜日が変更されても、土日の色が変わっていることが確認できます。

これでうまく設定できたようですね。

おわりに

表を作ったりする労力はかなりのものになります。

なので、その表をいかに使いまわせるかを考えるのも仕事の効率化を図るうえで重要になります。

ほんの少しのカスタマイズで、この先も使い続けることができるようなファイルになれば、労力に対する効果が何倍にもなりますよね。

少しずつ使いやすいものに変えていきましょう。

次回は、条件式のところが「土」でも「土曜日」でも認識してもらえるようにカスタマイズしてみたいと思います。

今回は以上です。

お疲れ様でした!