えっと、セルの合計と平均を出したいんだけど、そのためだけに計算式を書いたりするのが面倒で…。
それに、飛び飛びのセルだった場合に、どうやって計算したらいいかもわからないし。
簡単にセルの値の合計と平均を出す方法ってないの?!
表の集計作業などをしていて、現時点での簡易的な合計と平均を出したいことってありますよね。
でも、そのためだけにオートSUMを使ったりして数式を書くのも少し手間です。
それに、セルがつながっていればいいのですが、ひとつおきとか、何十行も離れたところにあるセルを合計したい時はセルの指定も面倒くさいですよね。
そこで、今回は、好きなセルの合計と平均の値を簡単に出す方法を解説します。
実例
居酒屋で飲み食いしてお会計になったとします。
全体の合計を出して、一人あたりの割り勘額も出ました。
焼き鳥 150円 × 5 = 750円
ウーロンハイ 290円 × 10 = 2900円
唐揚げ 380円 × 4 = 1520円
サラダ 450円 × 2 = 900円
合計6070円
ひとりあたり 約870円
さあ、お会計です。
いやいやいや。
私たち飲んでないのに、どうしてアルコール分も割り勘なのよ!
お酒の分は飲んだ人たちだけで分けなさい!
という物言いがついてしまったので、仕方なくアルコールを除いた分を割り勘で出すことに。
あ…でも、セルが離れていて計算しづらいですね。
といったときに簡単に合計と平均を出す方法です。
セルを複数選択する
離れたセルを選択する場合はCtrlを押しながらセルをクリックすることで、複数選択ができます。
セルを選択すると、下のステータスバーに数値の合計と平均が表示されます。
これを確認するだけなんですね。
ステータスバーには「合計:3170」と表示されています。
焼き鳥 150円 × 5 = 750円
唐揚げ 380円 × 4 = 1520円
サラダ 450円 × 2 = 900円
合計3170円
簡単に合計金額が出ました。
ほら見なさい!
お酒抜いたら合計が全然違うじゃないの!
でも、平均の部分は1056となっていて、人数で割った数字じゃないですね…。
そうですね。
ここでの平均の数値は、「選択したセルの値の合計」を「選択した(値の入っている)セル数」で割るという計算になっています。
なので、今回選択したセルは3つなので、
3170 ÷ 3 = 1056
という計算になっています。
もしこれを無理やり7人という人数で割るとしたら、値が0のセルを用意して、選択したセルが7つになるようにします。
そうして、セルを7つ選択すると、÷7の計算になるので、7人で割った時の金額が出ますね。
アルコール抜きの時の割り勘は約450円という結果です。
半額近くになりました。
ふぅ~。あぶないあぶない。
飲んでもいないお酒の代金を払わされるところだったわよ
(いやでも先輩、焼き鳥とサラダと唐揚げは一皿ずつ独占してましたよね…)
(他の人は食べてもいない料理の代金を払わされているんですが…)
簡単に計算できてよかったわね
アッハイ、ソウデスネ…。
ステータスバーに表示されている要素を変更する
でしたがカスタマイズして他の要素もほんの少し表示させることができます。
メニューの下の方にある項目を追加できます。
表示されている項目にはチェックが入っています。
平均
データの個数
数値の個数
最小値
最大値
合計
「データの個数」と「数値の個数」って何が違うんだ?
データの個数 → セルに値が入っている個数
数値の個数 → セルに入っている値が数値データであるセルの個数
データというのは、「文字」「数字」どちらでも構いませんが、数値というのは「数字」のことを指します。
文字と数字のセルを選択すると
データの個数 → 2
数値の個数 → 1
という表示になります。
おわりに
ちょっとした計算といっても、4つ以上の合計を出したり、平均を出したりするのは結構手間です。
電卓で計算するにしても、入力しなければいけませんし、入力途中で間違ってしまう可能性があります。
もし、Excelで入力されている数値に間違いがなければ、セルをクリックするだけで簡単に平均と合計が出るので、こちらの方が便利ですよね。
というわけで、簡単に計算したい時は、セルをクリックして平均と合計を出しちゃいましょう。
今回は以上です。
お疲れ様でした!