気が付いたらカンマの位置がずれていたら何が悪い!
Excelで4桁以上の数値にカンマ(桁区切り)を手入力していると、3個おきだったり4個おきだったりするミスが時々あるのよね。
数値だけ入力して自動でカンマを入れることってできないのかしら。
手動で操作をするというのは、確率は少ないものの、ミスをする可能性を含んでいます。
なので、ソフトに任せられる部分は任せたほうがミスが少なくなります。
数値のカンマも1つ2つの作業ならミスしにくいですが、長時間数字とにらめっこして作業しているような状況だとうっかりミスが出てきます。
そこで、今回は数字に自動的にカンマ(桁区切り)を入れる設定方法を解説します。
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実例
焼き鳥 150円 × 5 = 750円
ウーロンハイ 290円 × 10 = 2900円
合計 3650円
人数 7人
割り勘 521.4285714
こんなお会計があったとします。
4桁以上になっているセルが二つありますが、カンマが入っていませんよね。
ここに自動でカンマを入れたいと思います。
7人で4000円弱って…。
どんなお店なの…。
酔いつぶれて食べていない人もいるので価格は普通です。
そうしたら割り勘にしたらダメなんじゃ…。
架空の例ですのでご心配なく。
では設定していきましょう。
数値にカンマ(桁区切り)を自動で挿入する方法
解説していきます。
セルの書式設定から表示形式を選ぶ
右クリックするとメニューが表示されるので、この中から「セルの書式設定」をクリックします。
「表示形式」のタブをクリックして、左の「分類」から「数値」をクリックします。
右側が「数値」用の画面に切り替わります。
「桁区切り(,)を使用する」にチェックを入れます。
チェックを入れると、上の「サンプル」の欄の数字にカンマのついた数字が表示されます。
このイメージでよければ「OK」をクリックします。
数値にカンマが自動で付きました。
円記号(¥)を自動で入れたい場合
記号の表示はデフォルトで「¥」になっていますが、一応あっているか確認しましょう。
「$」などの他の通貨単位も用意されているので、必要に応じて変えてくださいね。
よければ「OK」をクリックします。
セルに入力された数値にあらかじめカンマが入っていた場合はどうなるのか
最初から自分で数値にカンマを入力した場合は、設定はどうなるのかしら。
もしかしてカンマが二つ付いちゃう・・・?
手入力で「2,900」と入力した場合は、内部的には数値は「2900」と認識されています。
セルの書式設定を見てみましょう。
セルの書式設定では既に「桁区切り(,)を使用する」にチェックが入っている状態です。
なので、手入力でカンマを入力した場合は自動的にカンマが付く設定のセルになっています。
カンマ付きの数値を入力したセルに新しく数値を入力すると
今度はカンマを入力しなくても自動で付くようになります。
間違った位置にカンマを入力してしまった場合
手動で入力したときに、間違ったところにカンマを打ってしまうことってあるんだけど、その場合も自動で直ったりするのかしら。
私わりとミスをするから、直ってくれると嬉しいな
2,900
↓
29,00
と打ってしまったような場合ですね。
この場合は数式バーを見てわかる通り「29,00」のまま認識されています。
え・・・・
手入力でのカンマの位置間違いは頑張って修正しましょう。
マリちゃん残念でしたね。
追記:ショートカットで桁区切りを入れる方法
セルの書式設定で設定できることはわかりましたが、セルの書式設定を開くのは面倒くさいんですよね…。
こういう感じのちょっとだけ面倒くさがり屋さんは、ショートカットで桁区切りをつける方法もありますので、こちらの記事もどうぞ。
>>>Excelで表示形式を簡単に切り替えて「%」「¥」「桁区切り」をすぐに表示する方法
https://around40-dt-tokamachip.info/2021/01/20/post-16393/
追記2 桁区切りを入れつつ「円」の文字も入れる方法
今回の方法は、セルに入力された値が数値のみの場合しか有効ではありません。
でも、「円」をつけた数値にも桁区切りがついてほしいですよね。
というわけで、その方法を解説しましたので、よかったらこちらもどうぞ。
>>>Excelで「▲」や「円」を入れたときにも数字の桁区切りができるようにする方法
https://around40-dt-tokamachip.info/2021/03/03/post-22526/
おわりに
膨大な量の作業を手作業でするとどうしてもミスが起きてしまいます。
Excelなどのソフトになれていない人は、「ソフトに任せるのは不安・・・」と思ってしまいますが、慣れてくると「ソフトに任せよう!」という気持ちになってきます。
自分が信じられなくなってくるといいますか。
自動処理できる部分は思い切って任せてしまいましょう。
今回は以上です。
お疲れ様でした!