Excelで「▲」や「円」を入れたときにも数字の桁区切りができるようにする方法
Image by Miguel Á. Padriñán from Pixabay
![dummy](https://i2.wp.com/around40-dt-tokamachip.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
前回のExcelで数値にカンマ(桁区切り)を自動で挿入する方法で、桁区切りを入れられるのはいいんだけど、「円」とか「▲」を入れちゃうとその桁区切りが無効になっちゃうのよね。
これらを入れながら、桁区切りってできないのかな?
前回紹介した方法では、数値以外の文字が入っていると桁区切りが無効になってしまいます。
数字だけにすればいいじゃん!とは簡単にはいかなくて、会計なんかでは数字だけではなくてきちんと「円」を入れたりすると見やすくなりますよね。
そこで、今回は桁区切りをしつつ、「円」の文字を入れる方法を解説します。
Contents
「円」の文字を入れながら桁区切りをする方法
順番に解説していきます。
「円」を入れると桁区切りが無効になる例
前回はセルの書式設定から、桁区切りを有効にしました。
値が数値だけの場合はきちんと桁区切りがされています。
数式バーを見ると数値だけですよね。
![dummy](https://i2.wp.com/around40-dt-tokamachip.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
これが困っちゃうのよね。
結局手入力になっちゃうのかな。
もしくは円だけセルを分けるとか…。面倒だけど。
セルを分けるのも一つの手ですが、今回も書式設定で何とかしたいと思います。
書式設定を行う前にやりたいことを書き出しておく
![dummy](https://i2.wp.com/around40-dt-tokamachip.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
どういうこと?
書式を設定するときに、どういう設定をしたいのかをわけて考えておくと、やることが明確になります。
![dummy](https://i2.wp.com/around40-dt-tokamachip.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
えっと、「円」の文字がついても桁区切りができるようにしたいってことなんだけど。
そうですね。それを実現するためには以下のように設定できればよさそうです。
・セルには数値を入れるだけ
・自動で桁区切りされる
・自動で「円」の文字が入る
まとめて一文にすると難しそうでも、分解すると何とかなりそうだと思いませんか。
上の方針でやっていきましょう。
「ユーザー定義」で書式を好きなように設定する
「セルの書式設定」から「ユーザー定義」をクリックします。
右側にユーザー定義の種類が表示されます。
![dummy](https://i2.wp.com/around40-dt-tokamachip.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
ユーザー定義って記号がいっぱいでよくわからないのよね。
頭が痛くなりそう。
確かに拒否反応が出そうですが、少しずつ理解していけば大丈夫ですよ。
桁区切りの設定
これは3桁ごとにカンマを入れるという設定を表現しています。
![dummy](https://i2.wp.com/around40-dt-tokamachip.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
えっ、そうなの?
だったら「桁区切り」って書いてくれればいいのに…。
慣れないと難しいですよね。
とりあえず、ここではそういうものと思ってもらえばOKです。
「#,##0」をクリックすると「種類」の文字の下が「#,##0」になって、サンプルにカンマのついた数値が表示されました。
最初は「G/標準」となっていたものが「#,##0」になったんですね。
これで、数値を3桁ごとに桁区切りする設定は完了です。
「円」の文字を追加する設定
「#,##0」と入力されているところの後ろのスペースをクリックします。
実はこの欄は入力欄になっているんですね。
![dummy](https://i2.wp.com/around40-dt-tokamachip.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
全然気が付かなかった・・・!
ね。
入力カーソルが点滅すれば入力できます。
以下のように付け足したわけですね。
「#,##0」
↓
「#,##0円」
サンプル欄もきちんと円が付いています。
「OK」をクリックして設定を完了します。
これであとは数値をセルに入れると、きちんと桁区切りもできますし、「円」の文字もついています。
数式バーを見てみると、数値だけが入力されていることがわかりますね。
![dummy](https://i2.wp.com/around40-dt-tokamachip.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
つまりどういうことなの?
え、意味が分からない。
これに「円」をくっつけると
「セルに入力された値」+「円」として表示するという設定になります。
「セルに入力された値」+「円」として表示
↓
「1000」+「円」
↓
1000円
となるわけですね。
「円」じゃなくて、いろんな文章を入れてみるとより理解ができると思いますので好きな文字を入れてみましょう。
一度定義すると種類の欄の下に保存されていく
作った定義は「ユーザー定義」の種類の欄の一番下に自動で保存されていき、ファイルごとに保存されていきます。
なので、1回作ったことがあるファイル内なら再利用が可能です。
おわりに
今回は桁区切りに「円」の文字をつけるという使用方法でしたが、セル内の値を計算に使用したいときに文字が入っていたりするとうまく計算できません。
そんな時に「ユーザー定義」で「円」を付け足したセルならきちんと計算ができますので、計算に使いたいときはユーザー定義で表現をカスタマイズするといいですね。
今回は以上です。
お疲れさまでした!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません