ルールとマナー1

2019年7月19日

空の勇者たち

空の勇者たち

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マナーが悪かったらなにが悪い!

って、周囲の方が迷惑しますよね。

ルールとマナーを大事にして生活していきたいと思いますが、あまりルールに縛られても不自由さを感じて疲れてしまいます。

何とか折り合いをつけていきたいものです。

ルール

ルールは守るべき規範として存在しています。
でも、これは最低限のもので、それよりスマートにしている人はマナーがある。
と考えてもいいかもしれません。
(個人の意見です)

マナーに強制力はない

例えば電車で、よくポスターになっている、リュックサックの話。
混んでいるときは、リュックサックを前にしておくか、手に持つようにという案内があります。
でも、これは強制力があるわけではなくて、周りに対する思いやりや気遣いがあって、「こういうふうにしよう」としているわけですよね。
おそらく、リュックサックは金具が沢山あるので、他のお客さんの、紐のようなものが噛んでしまったり、女性なら髪の毛が絡まったりしてしまうからかもしれませんね。

また、リュックサックの中に荷物が大量に入っていたとすると、想像以上に膨らんでしまいます。
その状態で振り向いたりしたら、身体感覚を通じてのリュックサックと、実際のリュックサックの差があって、ぶつかってしまうかもしれません。

小さなお子さんがいたりして、気がついていないとしたらぶつかる可能性は高くなります。

前に向けていれば、目が届く範囲にリュックサックがあるので、ぶつからないように気を回すことができます。

ぼくは、歳をとっているので、リュックサックを前に回すという習慣に慣れてなく、見かけるとちょっと笑ってしまうのですが、その状態の人は、周りを気遣っている人なんだなと思って、笑った後にしみじみしています。

ちょっとした我慢をしてくれている

リュックサックを背にしていたのをわざわざ前に回すのは、行動を制限してくれているわけです。

背負ったままの方が断然楽なのに、前に回してくれる。
それって我慢をしてくれているってことですよね。

気を遣って我慢してくれる。ありがたいことです。

マナーの強制

マナーを心がけて行動してくれている方はとてもありがたい存在ですが、一方で「どうあってもそうしなければならない」という考えは危険です。

他者を思いやる自然な気持ちが大切なのに、「行動すること」がメインになってしまうと、いきすぎになってしまうことがあります。

例えば、エスカレーター。

関東圏では左側に立ち、関西圏では右側に立って追い越しをする人のスペースをあけています。

後から来る人への配慮とも言えなくもありませんが、片方に重さがかかるような乗り方は本来想定されておらず、故障の原因になりかねません。

なので、中央に立つのが本来は良いのですが、「エスカレーターは片側をあける方がよい」、またはエスカレートして「エスカレーターは片側をあけなければならない」と考えている人は、中央に立っている人を疎ましく思うかもしれません。

「あけなければならない」一辺倒だと、邪魔だ!と思ってイライラしたり、最悪、いざこざが起こるかもしれません。

でも、「本来は中央に立つもの」とわかっていれば、「エスカレーターの乗り方をわかっている人なんだな」と考えることが出来ます。

「真ん中に立っている人」も、すごく急いでいそうな人なら脇によける気遣いがあってもいいかもしれません。

「これが正しい乗り方なんだから、追い越して進もうとするやつは、俺の後ろで待っていろ!」などと思わずに、「緊急の用事かな?少しよけてスペースを譲ろう」と思う気持ちがあってもいいのではないでしょうか。

同じ場所に考え方の違う人がいるので、対立したり、気に沿わないことがあるかもしれません。

それでも他人を思いやる気持ちを持つことがマナーにつながるのではないでしょうか。

緊急時のありかた

他人を思いやる気持ちも大事ですが、だからといって、辛い場合は自分を優先してもいいのでは、と思います。

他人を優先して倒れるよりは少しわがままになってもいいでしょう。
他人を優先するような方なら平常時はもっと助けているでしょうし。

それまでの他人への思いやりの気持ちを向けたように、今度は自分に向けてもらうと思ってもいいかもしれません。

病人の方で我慢強い方は辛くても「辛い」と言えなくて我慢してしまう人がいるそうです。他人に迷惑をかけたくないという気持ちからかもしれませんが、その我慢のせいで更に悪化してしまったら意味がありません。

時には迷惑をかけてもいいということを心のどこかに収めておかないと無理をしてしまうことになると思います。

迷惑をかけた分はいつかどこかで誰かに優しくしてあげればいいんじゃないかなと思います。

年上がおごるスパイラル

これはマナーとかではなく、思いやりというか、気遣いの話になるかもしれません。

一般的には年配の方のほうが収入が多く、新入社員などの若者は収入が少ないです。そうなると、自由に使えるお金も年配の方のほうが多いです。

ぼくは若いころに先輩社員から飲み屋でおごってもらったり、多めに出してもらったりして、申し訳なさもありましたが、給料が少なかったのでありがたかったです。

月日は流れ、ぼくもいいおじさんになって、会社で若い人と飲みに行く時は出せる時は出してあげたいと思うようになりました。

誤算としては、若い時とそれほど僕の収入が変わっていないってところですね。

でも、そのおごってあげた若い社員が「俺も歳を取ったら若い人におごってあげよう」なんて思ってくれたらうれしいですね。

相互扶助ではなく、一方扶助なのですが、余力がある方がなんとかするみたいな面があってもいいかなと思います。

しかし、ここでも無理はよくなくて、歳が上でもお金がないのにおごるのはよくありません。見栄でおごったり、借りてきておごったりなんて意味がありません。
できる範囲でやれることをやるのが重要です。

次回

次回はタバコについて書いてみたいと思います。

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