メンタルヘルスを考える-7~アスリートも活用しているメンタルトレーニング~
思い描いた自分になる
って書くとなんかかっこよい感じに聞こえますね。
生き生きした自分を思い描くというのは誰にでもできることです。
そしてその思いの力を生活に活かしていきましょう。
メンタルトレーニング
メンタルトレーニングはアスリートの人も取り入れています。成功する自分を思い描くことで、実際にその通りに自分の心や体をコントロールしています。それは、技術として認知されています。
自分に起こる事柄の何がコントロールできるのか、何がコントロールできないのかを認識してやれることをやる、ということです。
取り巻く状況
自分を取り巻くものとして、「状況」「思考」「行動」「気分」「身体」があります。これを区分けしてみていきましょう。
天候やスポーツで競う相手の方の体調や技術など。これは自分の意志でどうにかできるものではありません。
状況に合わせて自分を変化、対応させていくことになります。
自然に湧き上がるもの。短い言葉で表現するもの
これはコントロールできそうですが、気分の高揚はなかなかコントロールしにくいです。晴れていれば元気で、雨が降ったら滅入っている。そんな単純にはできていないでしょう。様々な要素がまじりあっているので、思い通りにコントロールするのは難しいでしょう。
身体反応、身体症状。
冷や汗が出たり、発汗したり、アレルギーが出たり、蕁麻疹が出たり。気持ちの力でコントロールすることが難しいです。例えば、大勢の人の前で発表するときの足が震える感じなどは、練習すれば何とかなりそうですが、初めての時は落ち着けと思っても、中々震えが止まりません。自分の体なのに、思いに反してどうしようもないこともあるものです。
いかがでしたか?
コントロールできそうなもの、案外コントロールできないもの色々あったかと思います。
ここで、コントロールできるものとして、思考と行動があります。うまくいかないとき、メンタルが弱ったときに、思考と言葉を変えて気持ちを整えていきます。
「大丈夫です!」とか「まだやれる!」とか前向きな発言を繰り返して行うことで、気持ちが前向きになってきたり、体の緊張がほぐれてきたりします。
どうにもならないことを問題にして嘆くよりも、自分にできることを考えて、行動や思考を変化させていきましょう。
代表的なストレスの対処法
よく使われているストレスの対処法を実践することで、ストレスとうまく付き合っていきましょう。
呼吸法
1. お腹に風船が入っている意識で、鼻からゆっくり吸って風船を膨らませる。
2. 吐くときは、口を「う」の形にすぼめ、ゆっくりと吐き出して風船を凹ませる
3. 10秒で吸って20秒で吐くを5分間繰り返す 1日2回
思い込みの力を利用する
脳は「リアル」にイメージすると、現実にそれが起こった時と同じ神経回路に電気が走り、体に反応を起こすことがある
思い込みの力をうまく使えば、脳力アップや成功、目標達成に近づきやすい。
ネガティブワードをポジティブワードへ
繰り返し自分に言い聞かせる。
↓
脳に思い込ませて能力アップ!
するといいなぁ。
睡眠をきちんととる
睡眠は眠りの浅い状態(レム睡眠)と、眠りの深い状態(ノンレム睡眠)が一定間隔で(90分)で繰り返されます。
このノンレム睡眠の時に脳のエネルギー補給が行われます。なので、1セット間隔で睡眠時間を区切ることで効率の良い睡眠をとることができます。
次回
次回はチームケアについて書いてみたいと思います。
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