想像したものを当ててくるアキネイターとは? 仕組みやもとになったゲームも解説
という訳で、今回は質問を繰り返し、ぼくたちの想像しているキャラクターやモノを当ててくるアキネイターをご紹介します。
しくみやもとになったゲームについても解説します。
Contents
アキネイターとは?
アキネイターとは、ぼくたちが想像している人物やキャラクターを、質問を繰り返すことで、限定していき、20個程度の質問が終わった時に、当ててくるデータベースプログラムです。
>>>アキネイター公式サイト
うん、よくわからない
実際にやってみると一目瞭然なので、やってみましょう。
実際のプレイの流れ
ゲームの始め方
公式サイトの下の方に「プレイする」が表示されているのでこちらをクリックします。
スマホのアプリのバナーに挟まれているのでちょっとわかりづらくなっています。
最初にキャラクターか動物かのざっくりとしたジャンルを選びます。
続けて遊ぶときは、選んだジャンルがそのまま適用されるので、ジャンルを選び直したい時は、トップページからまた「プレイする」をクリックしましょう。
魔人?が質問してくるので
「はい」
「いいえ」
「分からない」
「たぶんそう・部分的にそう」
「たぶん違う・そうでもない」
の5つの選択から答えていきます。こちらの想像した人物への知識が間違っていても、多くの質問をかぶせることで、正解に近づいていくので、きっちり答えなくても大丈夫です。
でも、正確に答えたほうが、少ない質問数で解答にたどり着きます。
小さいお子さんが遊ぶときは、「チャイルドモード」をクリックして、有効にしておきます。
これは、子供に悪影響を与えそうな人(犯罪者・アダルト系など)が出てきそうなときにブロックする機能です。
チャイルドモードでプレイしていると、このようにブロックされてしまう場合があります。
ちなみにこの時は成瀬心美さんを想像して回答していったらこうなりました。
マンガのキャラクターを想像していく場合
もし面倒でなかったら、読んでいる皆さんも想像してみてくださいね。
男性? → はい
35歳以上ですか? → いいえ
※急に口調が丁寧になりましたね(笑)
学校に通っている? → はい
※「学校に勉強をしに行く」と「学校へ仕事に行く」の意味が含まれるのかなぁと思います。
データベースに参加する
質問の追加
答えが出た後に「質問を追加する」でそのキャラクターに関する質問をくわえることが出来ます。
これにより、より精度が高い絞り込みが出来るようになるんですね。
「質問を追加する」をクリックします。
似た質問がないか聞かれるので、加えようとしている質問を入れてみます。
質問を入力して、その質問に対する答えを選択します。
文字数制限があるようです。3文字くらいの質問もあったのに、仕様が変わったのでしょうか。
10文字以上にして糸色先生のところに「はい」を選択しました。
他の人も答えておかないといけないようです。他のキャラクターのあたりさわりのない回答を入れておきました。
名前を変更する
最初のキャラの予想が正解した画面で、キャラの名前が間違っている時は「名前の訂正」から名前を変更できます。
ただし、きちんと理由がないといけないので、理由を添えて申請することになります。
変な答えを入力されて、データベースに間違いがないようにしているんですね。
アキネイターの仕組み
アキネイターの仕組みとしては、膨大な答えの蓄積から、正解を導いています。
どういうことかというと、可能性がないものは除外していっていることになります。
どういう事かしら?
男性?
という質問に対して、「はい」と答えたら、男性である可能性が高まると同時に女性という属性を持っているキャラクターが除外されます。
仮にキャラクター全体の比率がこう半々だとしたら、
男性に当てはまるキャラクターを対象に絞り込んでいきます。
眼鏡をかけている?
という質問が来たら
男性のキャラクターの中で、眼鏡をかけている人とかけていない人がいますので、「はい」と答えたら、かけていない方の可能性は低くなります。
なので、かけていない人はとりあえず対象外としておきます。
低くなるとしたのは、回答者が間違っているの可能性もあるからですね。
和服を着ている?
あとは、質問を重ねて対象を減らしていきます。
質問が具体的になってきたら、かなり絞り込めてきていると考えてよいでしょう。
でも、質問は毎回異なるのに人物を特定できるのは何でですか?
これは、糸色先生へたどり着くための回答だったのですが、これまで多くの方が似た回答をしてきていて、そしてそのデータを蓄積しています。
「爪がついていますか」のとこだけは、予測と違う答えをしてしまいましたが、これまでの傾向から見て、その他の問いが合っていたら、1つの間違いは、誤差として処理すればよいのです。
あまり重要視しないと言いますか。
今回の特定に使われた質問数は20~24の間でしたが、これ以外のパターンもたくさん存在しています。
「担任ですか?」とか「独身ですか?」みたいな質問もきっとあると思います。
色んなルートがあって、そのルートから絞り込めるパターンも蓄積していっています。
例えばですが、
・ネコ型ロボット
・青い
で、「はい」と答えたら、「ドラえもんである」と絞り込めることでしょう。
でも、
・ネコ型ロボット
・どら焼きが好き
でも、ドラえもんに近づけますよね。
・名前が作品のタイトルである
・どら焼きが好き
でも、ドラえもんと絞り込むことは可能です。
・ネコ型ロボット
・青い
・どら焼きが好き
ときて、ネズミが嫌い?の問いに「いいえ」と答えたとしても、重要視しないってことですね。
かわりに、「同居人がいる?」みたいな質問を出して、ドラえもんである可能性を高めるようにしていきます。
のび太と暮らしているので、同居人がいる?の質問は「はい」を答える人が多くなります。
これまでのデータと照らし合わせて、多くの人が選んだ道筋に沿っていれば、どんなキャラクターであるかを絞り込めるんですね。
そして、選択肢は1/5です。厳密には「たぶんそう・部分的にそう」「たぶん違う・そうでもない」が「はい」「いいえ」程には選択されないので、1/5ではないのですが、5つの中から選んでいっているわけですね。
マークシートの試験を勘で全て当てるのが難しいように、意図して選択していかないと、特定の答えにはたどり着けません。
なので、自分独自の回答のように感じられますが、実は、今まで多くの人がたどっている道筋をたどっていることになります。
ちょっとあいまいな説明になってしまいました。
元のゲームはどんなゲームか?
二十の質問というパズルゲームがもと
元のゲームは二十の質問というパズルゲームがもとです。
・出題者は1単語で表現可能なものを答えとして準備する。ただし回答者には教えない。
・回答者は答えを導くための質問を合計20問まで行うことが出来る。
・質問は「はい」「いいえ」で回答可能な形式でなければならない。
・出題者は必ず「はい」「いいえ」で回答をし、嘘をついてはならない。
・質問の代わりに回答を行うこともできる。
・回答者は、正解した場合には次の出題者となる。
回答が二択だけですが、それでも十分絞り込んでいけますね。
ネットのアキネイター
こちらは運営が2007年からという事で、13年もの間データを蓄積していっています。
この手のプログラムはデータが蓄積されればされるほど、分析が精密になっていきます。
なので、運営開始直後と比べると、かなりの精度で当ててくるんじゃないでしょうか。
サイトに、カウンターが付いているのですが、ぼくがプレイした日は10万人がプレイしていて、総プレイ回数が3億回をこえていました。すごい数ですね。
このように、これからも毎日データを蓄積して成長していくのではないかと思われます。
1940年代にブームに
アメリカのラジオでは1946年からこの問題を扱った番組があり、1954年まで放送されました。8年間も続いたのはすごいですね。
日本でも1947年から1960年にかけて二十の扉というラジオ番組があり、13年もの間、楽しまれてきました。
これはかなりの長寿番組ですね。
おわりに
アキネイターをプレイしているとわかりますが、簡単な回答なのに当ててくるのは、新鮮な驚きを感じることが出来ます。
ぜひプレイしてみてくださいね。
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8uuczy