目標を達成する自分になる習慣化の力(その1)-変化は小さなことから始めよう-

2019年7月19日





自分を変えたい!と思っても、うまくいかずに変わらない自分が続いている…ということがありますよね。

ぼく自身もダイエットしたい、語学を身に付けたい、と長年思いながら達成できずにいます。
毎年、一念発起して取り組むことはありますが、長続きせずにいつしか断念…ということが続いています。

みなさんも、自分を変えたいと思うことがあると思います。
貯蓄したいのに月末になるとお金がないほど使ってしまう、とか、学生ならば受験勉強を真剣にやりたいのに気が付くとマンガを広げてしまう、とか、太るとわかっているのに間食が止まらない…などなど。

そのたびにああ、自分は意志が弱くて駄目な人間なんだ…と打ちひしがれていることでしょう。変わりたいと思っているのに変われない。やろう!と思った瞬間は勢いがあるのにその意気込みがだんだん萎えていくのが自分でわかる…。
そんなことの繰り返しではなかったでしょうか。

でもそれは、実は脳の働きによるものだとしたら自分に自信を無くすことはありません。
やり方がちょっと違っただけ。
習慣化するやり方を身に付ければ、なりたい自分になれる…はず。

今回は物事を習慣化するコツを紹介します。
習慣化に対していろんなメカニズムがありますが、今回は簡単な紹介になります。

脳は変化を嫌う

習慣化は意志の力で作り上げるもの、と思うかもしれませんね。
自分の行動は自分で決めてきた、という今までの経験からそう思ってしまうのも仕方ありません。

でも、その行動を決めるのは一瞬ではなかったでしょうか。
欲しいものを買う時、買うか買わないかはほぼ一瞬で、ひと月もふた月も吟味に吟味を重ねて熟考するなんてことはないかもしれません。
家を買うというような高額な買い物ならじっくり計画を練ることが必要ですから、そこは除外してください。

ダイエットにしても受験勉強にしてもすぐさま結果が出るようなことではありません。毎日努力を続けて、その果てに気が付いたらそうなっていた。ということが多いはずです。

でも、「変わりたい!」と思った瞬間とその時思い描いた結果をぼく達はすぐに結びつけてしまいます。
ダイエットのために運動をする→ 今まで運動していなかった自分から運動する自分に変化する。

受験勉強のために毎日勉強をする→今まで勉強していなかったけど勉強する自分に変化する。

これは急激な変化なので脳が拒否をしてしまいます。いつもと違う状態になる、というのは危険が迫っているのではないか?という予想をするのです。

雪国育ちなものですから、ぼくはピンときませんが、例えば東京で積雪が2mにもなったら「これはやばいんじゃないか…?!」と誰しもが思うはずです。いつもの状況と違うということは「何かおかしいことが起こっているのでは?」と思って緊張してしまいますよね。
緊張しているとすごく消耗してしまって、早くいつもの安定した状態に戻りたいと思うものです。
雪国育ちなら1週間も雪が降ることはありますので、「ああ、今日も雪だなぁ」と思うくらいですが、東京の人は「空前の大寒波?!」と言って連日ニュースになるでしょう。それくらい、いつもと違うことが起こるというのは大変なことなのです。

脳も同じで、脳の安定化志向という機能が変化を嫌うのです。できるだけ不必要な機能を使わずに安定してのんびりしていたいということですね。

変化は大きなエネルギーを使います。でも、脳は通常時でも大きなエネルギーを使用しています。五感もそうですし、物事に対する判断、感情など色々なものを制御しています。

そこに新たに「自分を変えたい」などという余計な(?)感情または意識を割り込まれては、処理しきれないわけです。

例えるならば、定時まででこなせるかどうかという作業量の仕事があるのに、

dummy

あ、これ、今月中に必要なんでやっておいて

と、追加の仕事を大量に頼まれるようなものです。

dummy

うおぉい?!

となりますよね。
頼まれた当初は「やるか…」となって頑張りますが、日が経つにつれて「あれ以来せっついてこないし、やらなくてもいいかな…」と思ってさぼるようなものですね。
現実ではさぼってはダメですよ。

習慣は反応の一種

朝になったら起きて、ご飯を食べて仕事に行く。という行動があるとします。

起きる、食べる、行く。の行動には条件があります。

朝になる→起きる
起きる→朝食を食べる
出勤時間になる→仕事に行く

自発的に行動しているように見えて、実はある事柄に対応して行動していることがあるのです。それは、脳にとって楽だからです。

条件が満たされた時、それに合った行動をすることで、判断するというアクションを省いています。省エネルギー体質になっているわけですね。習慣のメカニズムは「頻繁に行われている事なら、思考なしに行動する」と言ってもいいと思います。

そこで、新しい習慣を組み込むとき、最終的には、この「思考がない」状態を目指すことになります。
毎回判断するというアクションを取り入れてしまうと、脳が「面倒くさい」と思ってやめてしまう、つまりは習慣が続かない状態になってしまうからです。

先ほどの仕事を大量に頼まれる例ですが、これが

dummy

ああ、悪いけど、帰る前にこの入力だけやってもらえないかな、3分ほどで終わるから

という類の仕事だったらどうでしょうか。
3分ならまぁいいか、と思って割とすんなり受け入れられるのではないかと思います。
これは変化が少ないから許容できる。という話ですね。
で、実はその3分の仕事がひと月続いた後に

dummy

ごめん、明日から入力の量を2倍にしてもいいかな?

なんて言われたら

dummy

あ、はい。調整するので大丈夫ですよ(にっこり)

と返してしまいたくなりますよね。

これは急激な変化は受け入れられないけれど、少しずつの変化なら受け入れられるという、脳の仕組みによるものです。
急激な変化なら不安になりますが、少量の変化なら「順応」という形で受け入れることが出来ます。
そして、同じことを続けることで、それが当たり前の状態になっていきます。

人生で初めてワイシャツを着た時、袖口のボタンが留められなくて、もどかしくていやになったことがあるでしょう。

でも、ひと月も毎日ワイシャツを着ていれば、片手でボタンを留めるしぐさも様になってきて、「どうしたらうまくボタンを袖口の穴に通すことが出来るのだろう」という思いも忘れて、一連の手の動きですぐにボタンを留めることが出来るようになっているはずです。

また、庶民的な話になりますが、学生の頃生活していた地域では鶏むね肉が100g48円でセールになると100g38円や28円(1kg以上のパック限定)になったりしていました。

それを体験した身からすると、100g68円で売っているスーパーを見ると「マジか…」となってしまいます。

鶏もも肉も100g68円(ブラジル産)から100g78円(国産)、パック製品(1kg以上)で100g58円だったので、100g98円とか100g100円超えの鶏もも肉は「高級品や…」という思いに駆られてしまうのです。
この時、100g88円の鶏もも肉があれば「仕方ないか…」と思って受け入れられることが出来るのですが、急に跳ね上がるとなかなか手にすることが出来ないです。

少しずつの変化は受け入れやすいという特性を理解して、習慣化の足掛かりを作って行くことになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

次回に続きます。