十日町PのDTだったら何が悪い!

病院での治療の流れ




病院にあまり行ったことがなかったら何が悪い!

 

いや、でも歳を取ってきたら体にガタが来ているので、体に不調を感じたら積極的に病院に行ったほうがいいんですけどね。
というわけで、不眠症の治療機関での治療の流れを見ていきましょう。

不眠症の治療の流れ

他の病気や精神疾患・薬の影響での不眠症か調べる

不眠症の症状を持つ病気や疾患があります。
また、飲むことで不眠の症状が表れる薬もあります。

つまり、主たる原因があってそれに付随して不眠症が表れているということです。
その時に、不眠症だけ改善しようとしても大本の原因が治らない限りはいくらでも再発してしまいますし、改善することも難しいかもしれません。

まずは調べられる限り調べて、原因を究明します。

そして、原因を取り除くことに全力を注ぎます。
原因がなくなれば、それで不眠症が治るかもしれませんからね。

薬物療法と非薬物療法の医師による選択

薬を使って治療する薬物療法と薬を使わない非薬物療法。
このうちどちらを行うかは医師が判断します。

非薬物療法は前回お話しした事柄になりますので、よかったらこちらからどうぞ。
<不眠症に悩む2>セルフケアで不眠症を予防できるか

普段の生活の改善

これが原因だ!と断言することはできませんが、毎日の生活が乱れていた場合はまずは規則正しい生活ができるように改善します。

・朝決まった時間に起きる
・夜決まった時間に寝る
・リラックスできるように寝室環境を整える
・飲酒や喫煙を少なくする

規則正しい生活で不眠症が改善されるかを見ます。

お薬による症状改善

薬を服用して症状を改善させます。
医師が適切な薬を処方してくれるので安心して使用することが出来ます。

主なお薬の種類

GABA受容体作動薬
就寝前に刺激を受けたりして脳が興奮しているとなかなか寝付けないわけですが、GABA受容体作動薬はそのような脳の興奮した状態を抑えます。

脳の興奮を抑えるGABA(ガンマアミノ酪酸)という神経伝達物質の働きを促すことによって、脳の活動を休ませて眠りへと導きます。

メラトニン受容体作動薬
メラトニンは体内時計の調節に影響するホルモンの一種です。
体内時計を調節するということは睡眠と覚醒のリズムを意識的に変化させることが出来るということです。

メラトニン受容体作動薬を用いて体内時計のコントロールを通じて睡眠と覚醒のリズムを整えます。
それにより睡眠を促します。

オレキシン受容体拮抗薬
オレキシンは、覚醒をつかさどる脳内物質です。
オレキシンがたくさんあるほど覚醒し、また体を覚醒させようとします。

オレキシン受容体拮抗薬はオレキシンの働きを弱める薬で、それにより覚醒<睡眠の状態を作り出し、眠りを促します。

薬量の減少

薬の服用により、症状が改善されて来たら、今度は服用する薬を減らしていきます。
いつまでも薬に頼っていると改善が完了しませんし、長期の服用は体の中に耐性ができてしまう恐れがあります。

医師の相談の元、どのくらいの量に減らすのか、いつまでに減らすのかという指示を受け、減らしていきます。

自分の判断で服用をやめたりすると症状が元に戻ってしまう可能性もありますので、必ず医師の指示の通りに減らしていきます。

薬に頼らない睡眠

薬量が減り、最終的には非薬物療法に切り替えていきます。

まとめ

いかがだったでしょうか。

規則正しい生活の維持が不眠症の改善に役立つようです。

また、薬物療法の事も書きましたが、薬に頼ることは悪いことでも何でもありません。
眠れない、辛い思いを解消するために薬の力を借りてもよいのではと個人的には思います。

よく飲み、よく食べ、よく遊び、よく寝る。

メリハリのある生活を心がけていきたいものですね。