スマホのアプリは日々新しいものが出てきますが、ゲーム系となるとかなり容量が大きかったりします。
1GBを超えるものがあったりしますよね。
その反面、スマホの本体のハードディスク容量は16GBだったり、32GBだったりします。
容量はそれくらいあっても、スマホ本体の起動や制御に半分以上容量を使われていることもあり、実際に自由にできる容量は5-6GBくらいでしょうか。
そうなると、アプリを数本インストールすると容量がいっぱいで新しくアプリをインストールできない事態になったります。
そこで、今回は外差しできるSDカードをストレージ化して、SDカードの中にアプリをインストールする方法を解説します。
ちなみにandroidスマホを対象としています。
Contents
事前準備と確認
以下の確認をお願いします。
・androidのバージョンが6.0以上であること
・パソコンでadbコマンドが使える事
・SDカードとUSBケーブルを持っている事
・USBデバッグが使える事
インストールの流れ
今回の作業の流れは以下の通りです。
・SDカードを挿す
・SDカードの中にデータが入っているようなら他へ移す
・SDカードをストレージ化する
・ストレージ化したSDカードにアプリをインストール
順番に見ていきましょう。
SDカードを挿す
スマホのSDカードスロットにSDカードを挿します。
これはスマホによって挿せるSDカードのサイズが違いますので、個別の案内はできませんが、みなさんのスマホに合ったサイズのSDカードを挿しましょう。
せっかくなので、大容量にしておくと、たくさん入って便利かと思います。
パソコンと違って、ふたを開けてSDカードを挿す仕様になっているものがほとんどだと思いますので、ふたを開ける手間がある分、大容量にしておくと、交換の手間が省けます。
マイクロSDにしておくとアダプターを付けて上のサイズのSDカードと互換できるので、便利かなと思います。
マイクロ SDカード 128GB CLASS10 UHS-1 アダプター付き
SDカードにデータが入っているようなら他へ移す
新しくSDカードを購入した場合はこの手順は必要ありません。
ぼくは、使っているSDカードを使って試してみようと思ったので、中に入っているデータを全てPCに移動しました。
なぜかというと、ストレージ化すると、中に入っているデータはすべて消えてしまうからですね。
このように移しました。なんかデータが残っているように見えますが、チェックした範囲では、写真や動画が残っていなかったので大丈夫かと。
SDカードをストレージ化する
ではこの空になったSDカードをストレージ化していきます。
ストレージ化するとSDカードの中のデータが消えますのでご注意ください。
adbコマンドを使えるようにする
>>>>SDK Platform Toolsの入手
上のページから「Android SDKプラットフォームツール」を入手します。
これですね。
ダウンロードしたものを解凍して、解凍したフォルダをCドライブの直下に置きます。
エクスプローラーの開き方は以下の記事で解説しています。
>>>>Windows10でエクスプローラーの開き方5つを解説
「システムのプロパティ」ウィンドウから「環境変数」をクリックします。
「システム環境変数」の中から「Path」を選択してから「編集」をクリックします。
「環境変数名の編集」ウィンドウで「新規」をクリックすると一番下にパスを入力できるようになります。
さきほど解凍した「platform-tools」のフォルダーにアクセスして、上部のフォルダーの場所が表示されているところのフォルダーアイコンをクリックします。
フォルダーのパスが表示されるので、コピーして
「環境変数名の編集」ウィンドウにペーストします。
全部「OK」にしてウィンドウを閉じます。
Windowsマークをクリックして、「Windowsシステムツール」から「コマンドプロンプト」をクリックします。
adbと入力してEnterを押します。
文字がいっぱい出てきたら成功しています。
USBデバッグを使えるようにする
これはスマホ側の操作になります。
スマホによってレイアウトが異なると思いますが、歯車アイコンをタップして設定画面を開きます。
「タブレット情報」または「端末情報」をタップします。
このあたりは端末によって「タブレット情報」と「端末情報」がある場所が異なるので、探してみてくださいね。
ぼくの場合は、まず「システム」をタップすると
その中に「端末情報」があるのでこちらをタップしました。
端末情報をスクロールさせていくと、下の方に「ビルド番号」があるので連続でタップします。
タップしている途中で「デベロッパーになるまであと〇ステップです」と表示されます。
タップするたびに〇の中の数字が減っていきます。
タップし続けると「これでデベロッパーになりました!」と表示されます。
これで、開発者向けオプションを使用することが出来ます。
USBデバッグを有効にする
「デベロッパーになりました!」が表示された後に、「設定」か、もしくは「システム」に「開発者向けオプション」が追加されています。ぼくのスマホはシステムの中に表示されていました。
この開発者向けオプションをタップします。
開発者向けオプションをスクロールしていくと、「USBデバッグ」があるのでこちらをタップします。
※注意! USBデバッグ以外の設定をいじってしまうと、アプリ等に不具合が出る可能性があります。
USBデバッグ以外は触れないようにしましょう。
これでUSBデバッグが使えるようになります。
コマンドプロンプトから入力
adb shell
上のコマンドを入力してEnterを押します。
sm list-disks
次は上のコマンドを入力してEnterを押します。
「disk179,64」と表示されました。
これは挿してあるSDカードによって数字の値が変わることがあるので、上記の数字と異なった場合は、それぞれの画面に表示されている数字を使用してくださいね。
sm partition disk:179,64 private
最後に上記のコマンドを入力するとストレージ化が完成します。
Enterを押した後は30秒~1分くらい、固まったようになりますが、スマホの中で処理を行っています。
次の行が表示されるまで待ちましょう。
うまくいくと端末のストレージの中にSDカードが追加されています。
ストレージ化が完了した後に、SDカード内の容量の何パーセントかをストレージ化して、残りは今まで通りに外部ストレージとして使う場合は下のコマンドを使います。
例えば以下の割合にする場合
容量の60% → 内部ストレージにする
容量の40% → 今まで通りのSDカードとして外部ストレージにする
sm partition disk:179,64 mixed 40
というコマンドにします。
入力してEnterを押すと、また処理に時間がかかりますので、少し待ちましょう。
うまくいくと「端末のストレージ」の中にSDカードがあり、「外部ストレージ」にもSDカードが表示されます。
アプリを移動させる
アプリを移動させるには一度本体のストレージにアプリをインストールしてから、SDカードに移行させる流れになります。
SDカードに移行できるアプリには、「変更」のボタンが表示されます。
ボタンが表示されないアプリは、SDカードに移すことが出来ません。
「ストレージの変更」が表示されるので「SDカード」をタップします。
ちなみに日替わり内室は変更ボタンがないので移動できないようです。
おわりに
コマンドプロンプトを使ったりする作業がちょっと難しいかもしれませんが、空き容量が足りなくてアプリがインストールできない!という人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ぼくもこれで色んなゲーム有用なアプリをたくさんインストールできそうです。
お疲れ様でした!
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