自分のために社員が働くという構造を垣間見た

2019年7月18日

会社の歯車だったら何が悪い!

「俺は会社の歯車になるかなりたくない!」なんて言って飛び出していく若者がいますが、若いうちはそういう考えも、良いかもしれませんね。

会社の歯車でいることも実は大変なのですが、その大変さがわからないと、会社勤めはつまらない仕事だと思ってしまうのかもしれません。

もしあなたの親御さんがサラリーマンだとしたら、家で見ている以上に苦労していると思いますので、苦労を労ってあげてはいかがでしょうか。

さて、ぼくはこの夏、都市対抗野球を観戦に行く機会がありました。

各地域から予選を勝ち抜いた野球団が地域代表として全国から集まり、東京ドームで試合をして日本一を決める大会です。
草野球チームが出てもいいのですが、それなりの力を持ったチームというと企業が持つ野球チームには敵いません。

想像ですけど、お給料もらって野球が出来ているチームなのではないかなと。想像の範疇なのでわかりませんが…。

セガサミー対JR四国との対決でした。

余談ですが、セガサミーは東京都代表と書いてあって、JR四国は高松市代表と書いてあったんですよね。
四国代表じゃないのか…。と思った覚えがあります。

そして、セガサミー側のスタンドにいましたが、応援が派手でした。男子の応援団もいて、女子のチアガールもいて、ああ、あそこにいる人たちはリア充で、今後も輝かしい未来が待っているんだな、、と。

少しだけ暗い気持ちになりましたが、それはまた別の話。

試合は、シートに座ってではなく、最上段の通路で立ち見をしていました。

しばらくしてから、隣に2、3人が集まって、話しているのが聞こえてきました。
「1階の喫煙席でセガサミーの会長に挨拶してきたよ」と。

野球の応援に会長自ら来てくれたんですね、おそらく。

セガサミーの会長というのは創業者の里見 治(さとみ はじめ)氏のことで、一代でサミーを立ち上げたすごい人ですよね。

先述のその言葉を聞いた時に唐突に、このセガサミーのスタンドにいる人の大半は、会長の為に働いているんだなと感じました。

里見氏は自ら努力して会社を立ち上げてきたわけですが、その会社の発展のために、この目の前にいる大勢が働いている。

試合日は土曜日でしたが、土曜に東京ドームまで来てというのは、休日出勤にあたるのかな、なんて考えたりもしました。

自分の人生の一部を、他人のために使っているという構図が見えたんです。

活動している当人たち、試合にでている選手や、応援している応援団の方々、また、スタンド席で選手の活躍に興奮している社員、もとい、ファンのみなさまは、楽しんでいらっしゃると思います。

でも、それが会長の利益に繋がっている。会長にとっては自動収益化の仕組みができあがっているということなんですね。

対して、自動化の中に組み込まれた人は、給与差の大小ありますが、労働を提供して対価を得ています。

満足具合も関与しますので、搾取なんて思わずに、いい職場であるとか思うのですが、差し出す労働力よりも、貰える給料は少ない事が多いです。

でも、それは新しい仕組みを作るのが大変で、普通の一般人はその仕組みに乗っかっているから仕方ないことかもしれません。

会社にはトップがいて、その下に従業員が居て、働いているというのは当たり前のことで、理解していたつもりですが、この目の前の大人数を見たことで、感覚的にわかりました。

ぼくは大きな会社に就職したことがありませんので、テレビでやるような入社式とは縁がありませんでした。

大会社に勤めるような人は入社一日目からこの感覚を得ているのだと思うと、その人たちと20年くらい開きがありました。遅咲きです。

使われていることを良しとするか、それとも人を使うくらい上に登り詰めたいのか色々思うところがあると思います。

でも、今人に使われている立場なんだと自覚することは、次の場面へのステップアップする事のモチベーションになるかも知れません。

使われていると言うことは、あからさまではないにしろ、少しずつ搾取されているという事実を認識してみましょう