メンタルヘルスを考える-8~チームケアで不調メンタルの予防を~
ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために!
って、いいなぁと思ったら誤訳らしいですが、誤訳でもいい意味ですね。
この語訳って、訳者が間違えたってのもありますが、日本人の心に寄り添っていますよね。
和を以て貴しとなす、とする日本人にはぴったりだと思います。
和を以て貴しとなすについては以前の記事について書いてありますので、よかったらそちらもどうぞ。
チームケアの流れと効果
この初期ケアで8~9割のメンタル不調を食い止められます。
早期発見
メンタル不調で悩んでいる人は自分で気づけないことが多いです。
周りが注意して気づいてあげられるといいです。
そのための合言葉は以下のものになります。
け-欠勤
ち-遅刻
な-泣き言をいう、涙もろくなる
の-能率が下がる、飲む量が増える
み-身だしなみの崩れ、ミスが増える
や-やる気が落ちる、辞めたいという
疾病性<事例性
行動からメンタル不調になっていないかという気付きをしま促す。
本人に対して「あなたは病気だから」ということを言ってしまうと、「(自分はどこも悪くないのに)病気だと決めつけている!」と感じてしまい、「病気にして辞めさせたいんだ」など思ってしまうことがあります。病気と決めつけて対応するのはよくありません。
そうではなく、「最近、遅刻が多くなっているけれど体調は大丈夫?悩み事なんかない?」とか「作業が進んでいないようだけれど何か問題ありませんか?」というように、事実を根拠にして不調を尋ねるようにしたらよいです。
職業性ストレスモデル
職場によるもの:役割、人間関係 仕事の質、量
家庭によるもの:役割、家族関係
環境によるもの:社会情勢・環境
年齢
性別
性格
行動
体験
遺伝
思考
事故効力感
上記の要因に対してストレスを軽減してくれる要因は次の緩衝要因になります。
社会的支援
周りのサポート(上司や職場など)
ストレス解消法
友人や趣味によるストレスの軽減
ストレス反応
軽減もむなしくストレスが溜まってきてしまうとストレス反応と呼ばれるものが症状や出来事として表れてきます。
ミス・事故
遅刻欠勤
各種依存など
不安・不眠
抑うつ状態
倦怠感疲労感など
うつ病
不安障害
自律神経失調症
身体愁訴など
が起こるようになります。
こころの問題は自分でケアすることが一番ですが、周囲のサポートによって早期発見や改善が見込めるようになります。職場の周りの人のサポートをわすれないようにしましょう。
まとめ
小出しに出していたので、割と長いシリーズになってしまいました。
周りの人を気に掛けるだけで、ずいぶんと症状が軽くなるようですね。
でも、何かしなくちゃという難しく考えることはなく、ちょっと話しかけたり、挨拶したりとそれぐらいの関わり方でもいいみたいなので、ちょっとだけやってみてもいいかもしれません。
ぼくはやりすぎてウザがられるタイプですけどね!
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