猫の年齢は人間に換算したら何歳?年齢による行動の変化はあるの?
猫と一緒に暮らしていると、ふと疑問に浮かぶ、ネコ年齢。
一緒に生活してもう10年だけど、この子は人間で言ったら今何歳なのかしら?
今回はネコの年齢についてみていきましょう。
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ネコ年齢早見表
ネコ年齢 | ヒト年齢 | |
幼年~成年期 | 1ヶ月 | 1歳半 |
2ヶ月 | 3歳 | |
3ヶ月 | 4歳半 | |
4ヶ月 | 6歳 | |
6ヶ月 | 9歳 | |
9ヶ月 | 13歳 | |
12ヶ月(1歳) | 18歳 | |
成年~中年期 | 2歳 | 22歳 |
3歳 | 26歳 | |
4歳 | 30歳 | |
5歳 | 34歳 | |
6歳 | 38歳 | |
中年~壮年期 | 7歳 | 42歳 |
8歳 | 46歳 | |
9歳 | 50歳 | |
10歳 | 54歳 | |
老齢期 | 11歳 | 58歳 |
12歳 | 62歳 | |
13歳 | 66歳 | |
14歳 | 70歳 | |
ご長寿期 | 15歳 | 74歳 |
16歳 | 78歳 | |
17歳 | 82歳 | |
18歳 | 86歳 | |
19歳 | 90歳 | |
20歳 | 94歳 | |
21歳~ | 98歳~ |
注目ポイントとしては1歳までは人に換算すると成長が早いという事ですね。
1年間で、人間の成人くらいまで成長しています。
簡易的な計算としては
1年目は ひと月 × 1.5歳
2年目以降は 18歳 + 4 × (年齢-1)
です。
試しに計算してみますと、6ヶ月の若い猫ちゃんは
6 × 1.5歳 = 9歳
となります。
4歳の猫ちゃんは
18歳 + 4 × (4歳-1) = 30歳
となります。
4歳なんてまだまだ子供のような気がしますが、人間で言えば働き盛りのサラリーマンと同じくらいの大人なんです。
自立しているかどうかで言えば、もうしっかり自立している年齢ですが、家ネコの場合は、あまり感じ取れないかもしれませんね。
年齢による行動
行動にどのような違いがあるのか見ていきましょう。
幼年期~青年期(1歳までのネコ)
生まれたばかりのころは、周りの区別がつかないので、なんにでもじゃれついていきます。
また、寂しさを表に出す時期でもあります。一緒にいないと寂しくてニャアニャア鳴くこともしばしば。
ただし、3週間から7週間あたりまでの期間は「社会化期」とも言われていて、この期間の中で社会性を身に付けていきます。
この期間の間、家の人だけにしか会わないでいると、他の人間に対して臆病な猫になりがちです。
それはつまり、家の人以外になつかなくなったり、逃げ出してしまったり、爪を立てたりすることにもつながります。(必ずそうなる訳ではありません)
なので、この期間にたくさんの人に会わせてあげると、その後で人見知りをすることが減ります。
また、「社会化期」において、学んだことというのは、その後も嫌がらなくなる傾向にあります。
トイレや爪とぎ、爪切り、シャワーなどに慣らしておけば、比較的かんたんになじませることが出来るでしょう。
成年~中年期(1歳~6歳ころ)
この期間は、体が一番充実している期間で一番やんちゃな時期でもあります。
やんちゃという事は、走る!飛ぶ!登る!が楽しくてたまらない時期ですね。
ネコの瞬発力はそれはもう大変なもので、一瞬のうちにタンスの上に駆け上がったり、おもちゃに向かって突進していったりします。
そして、それはどこかにぶつかることも意味していて、マンガなどであるみたいに、モノをひっくり返したり、落としたり、室内のモノがいたずらの標的になってしまう事も多々あります。
壊されたら困るというようなものはネコの活動範囲に置かないことをお勧めします。
室内飼いのネコは運動不足になりがちになりますので、段差のあるおもちゃを用意したり、室内に余裕があればキャットタワーのような高さのあるものを配置しておくと、上り下りして運動不足になりません。
行動範囲が広がるので、「室内に見当たらない!」という時は高いところ、届きそうもないところですやすや寝ているかもしれません。
中年~壮年期(6歳~10歳ころ)
この頃から、徐々に行動が落ち着いていくようになります。それまでの成年期と変わらないように見えたりしますが、体に不安が出てくるようになります。
全力でのかけっこやジャンプは徐々に頻度が少なくなっていくことでしょう。
もちろん、それまでと変わらないネコちゃんもいますが、飼い主の視点からいえば「この子はもう年寄りにさしかかっている」という気持ちでケアしていくことが大事でしょう。
運動が少なくなったり、落ち着いてくることに加え、新陳代謝も落ちてきます。このあたりは人間と一緒ですね。
新陳代謝が落ちてくるという事は、カロリー消費が下がってしまうという事で、この期間で肥満になってしまうネコちゃんも出てくることがあります。
食事の量が適切かどうかをよく見極め、今までと同じ量で太ってくるようなら量を抑えるか、体を動かすような環境を作ることが必要になります。
壮年~老年期(10歳~14歳ころ)
このころはもうすっかりおじいちゃんおばあちゃんの域に達しています。
日向ぼっこが似合うようになり、お気に入りの場所を見つけて一日中そこで横になっている、なんてこともあるでしょう。
これはネコ自身が、自分の体の衰えを自覚していて、無理のない範囲で行動をしているからです。
歩くときも昔はトットットットと、軽快に歩いていましたが、この頃は、一歩一歩をゆっくりと踏みしめて移動するようになります。
高いところへのジャンプはすっかり見られなくなり、ジャンプをするにしても「登ろうかなー、どうしようかなー」と考えるように上を見てからエイヤっという感じで飛ぶようになります。
また、体の手入れが面倒くさくなるのか、毛づくろいの頻度が下がったり、爪とぎの頻度が下がったりします。
つやつやしていた毛並みはぱさぱさになり、爪とぎは1日1回きりになったり。
見ようによっては風格が出てくる時期かもしれませんね。
寝ているだけの場合もあります(笑)
長寿期(14歳以上)
ネコの平均寿命は15歳くらいと言われています。
はっきりと体が衰え、うごくことがほとんどありません。毎日寝ていることが多くなります。
体が動かないというのは人間でも不安になりますよね。それはネコも同じで、自分で動くことがあまりないので、かまってくれることが嬉しくなり、飼い主に甘えてくることが多くなります。
近くに寄り添ったり、座っているところに乗ってきたり、各家庭でいろんなコミュニケーションがあると思いますが、優しく甘えさせてあげましょう。
また、食事やトイレが不便になってくることもあります。
食事を残すことが多くなってきたとしたら、量が多いか、キャットフードが合っていないのかもしれません。
カリカリのキャットフードよりしっとりとしたウェットフードが食べやすい場合もありますので、残す日が続いたら、変えてみましょう。
トイレは、トイレの仕切りが高くなっているかもしれません。
足腰が弱っていると、今までの仕切りの高さでも乗り越えるのに一苦労してしまいます。
不便そうにしていないかチェックしてみましょう。
まとめ
当然のことながら、人間よりもネコの方が歳の進みは早いです。
まだ若いと思っていてもとっくに中年越えしていた!なんてこともあります。
人間よりも寿命が短いので、最期の時まで添い遂げられるように、年齢ごとに気を付けて一生付き合っていきたいものですね。
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