Illustratorでパターン登録の範囲を設定する方法
イラレでシームレスなパターンを作りたいんだけど、クリッピングマスクを使って整えても見えないところまで登録されちゃってシームレスにならない…。
範囲を決めて登録することってできないのかな・・・?
イラレでパターン登録するときに、サイズが違ったりスキマがあったりするとうまくつながらなくてシームレスパターンにならなかったりします。
また、余計な形状が含まれているけど、その形状を処理するのが面倒くさいなんてこともありますよね。
位置を指定してこの部分だけをパターンとして使えたら便利です。
今回は、パターン化する部分を指定して登録する方法を解説します。
Illustratorでパターン化する部分を指定して登録する方法
では解説していきます。
パターンを作成する
普通にパターンを作成します。
今回は、矢絣模様を使用してみます。
矢絣模様の作成方法は以下の記事で解説していますのでよかったら読んでみてくださいね。
>>>Illustratorで矢絣(やがすり)模様の作り方【イラレでのやり方・方法】
こんな風にパターンを作成しました。
敷き詰めなければならないので、上下や左右の数はあっていません。
繰り返しパターンにするためには赤線の枠でパターン登録したいところです。
クリッピングマスクで形を整えてパターン登録するといいように思えますが、
スウォッチに登録して図形に適用しても、見えない部分までもが有効になってしまっていますね。
これではいけません。
これを何とかしたいのよ!
なんとかしましょう!
範囲のパスを最背面に置くと範囲が認識される
どういう仕組みかはわからないのですが、最背面に置いた塗りなし線なしのパスがパターンの範囲として認識されます。
え?
イメージとしてはこんな感じです。
一番の最下層に塗りなし線なしのパスだけの範囲を作成します。
パターン範囲枠より上にある形状を、枠の形で抜いて登録してくれます。
上の画像はイメージとして赤枠で作成していますが、塗りなし線なしです。
範囲の枠は本来はこんな状態です。塗りも線もなしで、ただパスがある状態ですね。
レイヤーとしては上にパターンの図形があって、一番下に範囲枠があります。
準備ができたら、パターンと範囲の枠を両方とも選択してスウォッチへとドラッグします。
形状にパターンを適用してみると、いびつなところがなく、シームレスのパターンになっていますね。
これで、範囲を指定してパターン登録できそうです。
おわりに
ぼくはこの方法を知るまでは、きちんとパスを削除して、形を整えてシームレスになるようにしていましたが、そんな処理をしなくてもパターン化ができて楽になりました。
みなさんも、パターン化の範囲を指定して楽にパターンを作っちゃいましょう。
今回は以上です。
お疲れ様でした!
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