警察官から職務質問されないようにするにはコツがある。実体験から導く回避方法

2019年7月30日

空の勇者たち

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年に5回も職務質問されたら何が悪い!

いや、ほんとに、なんでかってくらい職務質問された年があったんですよ。
なんならその年は一週間に2回も職務質問されたというまさにゴールデンイヤーで自分も周囲もびっくりだったのですが、これも貴重な経験ですね。

では、その時の経験を振り返ってどうやったら職務質問を受けないで済むのか考えてみましょう。

職務質問とは

まず、一般に言われる職務質問とはどんなものなのか見てみましょう。

職務質問の概要

職務質問(しょくむしつもん)とは、警察官職務執行法第2条に基づき、警察官が異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して何らかの犯罪を犯し、若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由のある者又は既に行われた犯罪について、若しくは犯罪が行われようとしていることについて知っていると認められる者を停止させて質問することである。

出典: ja.wikipedia.org


つまり、警察官が、警邏(けいら)、パトロールをしている時にあいつは怪しい!何かしそうだ!と思ったら呼び止めて、その対象者に対して、ちょっとすみません、と声掛けして、質問してくることですね。

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警察の人が声かけてくると、何もしてないのにすごくおどおどしてしまう。

すごくわかります。
自分は失敗をしてないと思っているけれど、知らず知らずのうちに違反をしているのではないか。という気持ちがあります。

特に、都内などで車を運転している時は、右折禁止とか、進入禁止とか、直前まで60km制限だったのに急に40km制限になっているとか、トラップと受け取られても仕方ないという構造があったりしますので、どうしても不安になってしまいますね。

職務質問は任意

職務質問は、受けなければならないように思えますが、実は任意で受けても受けなくてもいいという事になっています。

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じゃあ、忙しい時は拒否してもいいのね

ところが、そうは簡単に行きません。

任意なのだけれど、拒否をするという事は怪しさや疑わしさがアップしてしまいます
面倒くさいですね。
任意なのだけれど、実は従った方が面倒が少ない。という事になります。

鞄の中を見せろ、も任意

声を荒げて「鞄の中を見せろ!」と言ってくるのも実は、見せなくてはいけないわけではなくて、それも職務質問された側の任意になります。
でも、やましいことがないのなら、素直に見せておくといいかもしれません。

身分証の提示を求めることが出来る

職務質問をしてくる警察官には、身分証の提示を求めることが出来ます。
警察官の方の中には、言葉遣いが荒い方や、あからさまにこちらを犯罪者とみなして恫喝してくるような人もいます。(後述)
そのような方に出くわした場合は、身分証の提示を求めることが出来ますので、不快な思いをしたときは、身分証の提示を求めて、所属している警察署にクレームを入れることもできます。

そんなことをしても何にもならないかもしれませんが、同じように不快な思いをしている人が他にもいると思えば、多少はクレームを入れてもいいかもしれませんね。

ちなみに、身分証の提示を求めて断られた場合、違法になります。脅し文句ではありませんが、「身分証の提示をしていただけないのは違法ですよ」と笑顔で返すといいでしょう。

職務質問をする条件

・目をそらすなど、警察を避けるような動きをする(やましいことがある?)
・帽子を目深にかぶっている、うつむいて歩いている(やましいことがある?)
・早足で歩いている(逃走中?)
・靴が汚い、左右あっていない(逃走中?)
・指名手配者と似た特徴がある(関係者?)
・大きなリュックを背負っている(凶器を所持している?)
・ミリタリー柄の服装(凶器を所持している?)
・冬なのに薄着、夏なのに厚着など季節に合わない服装(薬物による知覚異常?)
・季節に関係なく汗だくになっている(薬物反応?)
・呂律が回っていない(薬物反応?)
・平日の昼間に私服(無職が起こす事件が多い)
・外国人(トラブルが多い)

出典: www.bengoshierabikata.com

この中で季節に合わない服装というのは、ぼくがすごく当てはまってしまいます。
夏は当然半そでなのですが、汗っかきなので、秋や初冬にかけても半そででいたりします。

11月末ごろの交差点でみんなが薄手のコートを着始めたころ、半そでで信号待ちをしていたところ、視線を感じましたね。
やはり、季節にそぐわない格好をしていると「変」と思ったり、「あやしい」と思ったりするものなのでしょう。

パチンコ関係の仕事をしていると、ゴト師(パチンコやスロットで不正をして、お店からお金を奪おうとする人たち)の情報が入ってきたりしますが、ゴト師は不正をするために、長袖の内側に機械を仕込んだりしていることが多いので、夏場でも長袖の人が多いみたいですね。

ただ、冷房をガンガンにかけた店内というのが寒すぎて、寒さ対策で長袖を着ている人もいるので、どちらなのか判断する必要がありますが。

根拠がなくても話しかける

警察官の方が、職務質問をするのは、未然に犯罪を防ぐという目的があるので、あからさまな根拠がなく、その警察官の唯のカンだとしても、職務質問をしてくる場合があります。

完全には防ぐことが出来ないので、その点は理解しておきましょう。

実際に職務質問された例

では、実際に職務質問された例を見ていきましょう。

ちなみに地域は名古屋市の天白区です。

case1.自転車の無灯火

状況 夜の19時くらい
場所 主要道路からわき道に入ったところ
職務質問内容と結果 わき道が他の道と合流する地点でパトカーと出くわし、声をかけられた。

自転車が無灯火だったので、無灯火なのはなぜか聞かれて「ライトが故障している」と伝えたあと、自転車の登録番号を確認されて解放。

これはおそらく、「夜の無灯火は危ない」ということと「(自転車を盗難して)見つからないように気配を消すために無灯火にしていたのではないか」と疑われたのではないかと思います。

この日、自転車のライトの調子が悪く、30分ほど前に自転車屋さんでライトの中の電球を替えてもらいましたが、砂利道を走っていたら急に消えてしまったんです。

そこに運悪く、パトカーがパトロールをしていたところに出くわしてしまったという状況です。

この時は職質された警察官の方は紳士的でした。

無灯火で走らないようにしよう

case.2自転車の暴走

状況 午後6時くらい
場所 普通の1車線ずつの一般道(交通量少な目)
職務質問内容と結果 自転車を暴走させて、車線をぎゅんっと横切ったら声をかけられた。なぜ暴走していたのかを聞かれて解放。


右車線がわを走っている時点で既に怒られそうですが、これをタイミングを見計らって左車線側に移動したら声をかけられてしまったんですね。

移動しすぎて歩道の上に乗りあげてしまったのも多少は原因があったかもしれませんね。

職務質問をされている最中に職場の後輩の女の子が通りかかって

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何やってるんですか?

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いや、職務質問を少々…

という会話をしたという。これは恥ずかしかったですね。

・自転車は適度な速度で走行しよう
・歩道の上までは乗り上げないほうが良い

case.3突然の進路変更

状況 午後11時くらい
場所 信号のあるT字路
職務質問内容と結果 信号待ちをしている時に、向きを変えたところ、追いかけてきて職質を受けた。「どこに行くの?」と聞かれて「自宅っす」と答えた後に、自転車の登録番号を確認した後に解放


帰り際にT字路になっていて左側に向かいたかったのです。しばらく信号待ちしていましたが、「あっ、ここで待たなくても先に左側に行ってそのあと向こうに渡ればいいや」と思いました。

中央分離帯がある道路だったので、信号がないと渡れない道路でした。
図と違うのはすみません。


この図のように、急に向こう側へ渡りました。
そして、もう一回信号を渡った先で、このパトカーがUターンして職質をしてきました。

こちらとしては、向かう方向が同じなので、どちらを先にわたっても変わらない程度の認識でしたが、警察官の方からしたら「あっ、あいつこっちを見て急に進路を変えたぞ!」と思ったのかもしれません。

確かに、その時にちらっとパトカーを見たように思います。

職務質問をしてきた時は「どこに行くの?」、「自宅に帰ります」と答えて、立ち去ろうとしたら「ちょっと待ちなさい」と言われてとどまるように促されたときは、なんとなく嫌な感じがしましたね。そして、お決まりの自転車の登録番号を確認で解放されました。

余談ですが、登録番号の確認をしている間、少し間があるのですが、

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どこ行ってたの?

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パチンコのグランドオープンです

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勝った?

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勝ちましたよ

みたいな会話をして、警察官の方がパチンコの話題をするのはそんなにタブーなことではないのだなと思ったりもしましたね。

・パトカーをチラ見するのは警戒度を上げる
・急な進路方向は怪しい

case.4深夜に坂を爆走

状況 午後11時くらい
場所 家の帰り道の上り坂
職務質問内容と結果 家に帰るまでが上り坂なので、平地で乗せたスピードを落としたくなくて立ちこぎで坂を上っている最中に職質を受けた。最初は普通に話していたが、途中から警察官2人のうちの一人がヒートアップして「おまえ!その袋の中に工具が入っているんだろう!」と決めつけられた。トートバッグの中を見せた後に、自転車の登録番号を確認し、その後に解放

これは、おそらくその月に軽犯罪が多発していて、より重点的にパトロールしていたところに、爆走しているところを見られて職質に及んだと思います。

おまえ、その袋の中に工具が入っているんだろう!
と言われた時は、何をヒートアップしているんだろうと思いましたが、いきなり恫喝のようなことを言われて、思い返すとむかむかしてしまいます。

この時、身分証の提示はされなかったので、求めてもよかったかなと思います。

その時は仕事帰りでしたが、服装が私服でよい職場なのでジーンズにパーカーという服装でした。そういった服装も職務質問に踏み切らせる一因だったかもしれません。

ちなみに工具が入っていないか、トートバッグの中を見せるように言われましたが、こちらも見せるのは任意でいいので、見せなくてもよかったのですが、その時は知識がなかったので、見せました。

バッグの中に社員証が入っていたので、身分を証明するために見せたのですが、その時の社員証の写真は同僚がいたずら書きをしていて、髪型とひげが書き足されたいたので顔が違うじゃないか!と言われて、しどろもどろになってしまいました。社員証にいたずら書きはやめましょう。

・夜中に爆走していると怪しまれる
・バッグが少し汚れていたので、犯罪の道具が入っているのではないかと疑われた
・社員証の顔が違うときまずい
・服も少しよれよれだったのでそれも原因かも

case.5突然の転倒

状況 午後11時くらい
場所 case4と同じ登り坂
職務質問内容と結果 転倒したところを心配してくれただけ。そのままさよならした。

これは、とある理由で、自転車に乗っている時にふらふらしていたのですが、バランスを崩して転倒してしまいました。
もうそれこそ夜空の星が見えるくらいに大の字に。痛い、というのもありましたが、恥ずかしいというのもありました。

そこに警察官の方がよってきて心配してくださって、去っていきました。
人のやさしさを感じた次第です。

・転倒したら心配してくれる
・酒を飲んだ後に自転車に乗っても「飲酒運転」になってしまうので注意!

case.番外編 深夜の徘徊

状況 午前2時くらい。ダイエットのために手にダンベルを持ってジョギングしていた
場所 住宅街の一般道(交通量少な目)
職務質問内容と結果 職務質問はされていないが、パトカーが30秒くらい徐行しながら並走して、その後去って行った

これは、自分でも怪しいと思います。
深夜にダンベルを両手に持って徘徊しているのですから。何かしらの危険行動をとるのではないかと怪しまれても仕方ありません。

徐行中は「怪しいやつ」か、それとも「ジョギングをしている人」なのかを見ていたんでしょうね。

・深夜に行動する時は怪しまれる
・怪しまれそうな変なものを持っていないかチェックする

服装を替えたら職務質問されなくなった

職場の都合で私服が駄目になり、ある程度きちんとした格好をするようにというお達しが出たので、服装を替えたところ、それ以来職務質問を受けなくなりました。

かれこれ4年ほど職務質問を受けていません。

・ワイシャツ
・スラックス
・革靴
・革のカバン(3000円くらいの安いやつ)

に着替えただけで、職務質問されないのですから、見た目を改善すると効果はありそうですね。

ちなみに行動は変えていませんので、服装によるものと考えてよいでしょう。

まとめ

結局のところ、

・見た目
・行動

が怪しいと職務質問をされてしまいそうですね。

上に書いたように、職務質問されやすい傾向に当てはまってないかチェックして改善することで職務質問を受ける回数を減らすことが出来ると思います。

そもそも、職務質問はそんなに受けないものかもしれませんが。

また、警察官の方も仕事でやっているのですから、こちらもけんか腰で応対せずに、丁寧に対応したほうがお互いに時間をかけずに済むと思いますので、ムッとしたとしても職務質問に協力してあげましょう。

警察官の方は、怪しい人がいてもカッカする気持ちを抑えて、優しく職務質問してほしいと思います。



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