無理な要求が出るのは心からのパートナーではない

2019年7月18日

空の勇者たち

空の勇者たち

YOUNG & FUN NETWORK TECHNOLOGY CO.LIMITED無料posted withアプリーチ




 

 

わがまま言ったら何が悪い!

わがままだったら、子供の頃にたくさん言いましたので、大人になると赤面してしまうようなことばかり言った気がします。

自分が中年になってみると、親やその周りの大人はなんて忍耐強かったのだろうと思うことがあります。

ぼくには子供がいませんので、甥っ子や姪っ子の話をしてしまいますが、その甥っ子たちの言動にイライラすることがあります。自分よりふた周りも3周りも違うような子供がワガママをいうのをスルーできないときがあります。

スルーできないと言っても、手を出したりするわけではなく、勝手にモヤモヤするだけですけどね。

その当時の親の気持ちは分かりませんが、こんな風にモヤモヤしていたのか考えてみても、そんなに怒っていたような気はしませんでしたのでやっぱり忍耐強かったのかなあと思います。

それとは反対に、ぼくは歳だけとって、でも中身は子供のままでまるで成長していないんだと思うとしょんぼりしてしまいますね。

さて、そんな身内でのワガママ話ではなく、仕事で明らかに無理な作業を頼んでくるお客様がいますよね。
定時過ぎに電話をかけてきて「明日の朝一で成果下さい!」とか、お盆休みや年末の休みの前の日に大量に仕事を投げてきて「休み明けの朝に成果出してくれればいいので!」とか。

ひどいのだと、午後8時くらいに打ち合わせに呼んで、明日の朝までに出す、とかですね。

これは仕事量が大したことなくて1時間くらいで終わるならいいのですが、徹夜でやらないといけなかったり、休日をフルに出勤しないと終わらない量だとしたら問題があります。

もし先方が、「これくらいやって当たり前」と考えているようなら、それに見合った額をもらわなければなりません。

協力会社、外注…あるいは下請けといわれる人達は、表面はパートナーということになっていますが、心の底では、対等ではないと感じています。

なぜなら、断ったり難癖をつけると、その後の仕事がもらえなかったり、減らされたりする可能性があるからです。

そのため、無理な要求がきても、何とかして仕事を完遂しようとしてしまいます。

なので、仕事を発注するほうは、まず相手の状況と能力を知らなければなりません。出来ない程の量をお願いするのは管理能力不足と言わざるを得ません。
仕事を受ける方も、無理をしないとできないのか、ちょっと頑張れば出来そうなのかの判断ができないといけません。
受けたは良いけれど、時間までに終わらなければ意味がないですからね。

また、ネゴシエーション(交渉)も仕事を減らせる要素になります。
朝までに3案欲しいと言われたときに、朝までに出すのは1案で、夕方までに2案出すという条件変更はどうかと相談してそれでオッケーがでれば時間が増やせます。

また、時間変更が無理な場合、一つあたりのクオリティは下がりますよということを伝えて作業時間の短縮が出来ればいいと思います。

どれもだめで完璧なものを求めてくるようなら、その人は仕事が出来ない人と考えていいでしょう。

相手の状況や力量を考慮して仕事をお願い出来ないのは経験不足によるものかもしれませんので、付き合っていくなかで改善出来ればいいのですが、ずっと同じ調子なら注意したほうがいいですね。

ただ、協力会社の形態にもよりますが、24時間稼働の協力会社なら、その発注の仕方はアリかもしれませんね。

24時間稼働の協力会社は、仕事が入ってくればくるほど儲かるわけですからね。とはいえ、やりとりしている担当者が同じ人がずーっと対応しているようだとその人の健康が気になりますので、相手が言わなくても窺ってみることが大切になります。

パートナーである、ということには、気持ち良く仕事してもらうということが大前提だと思っています。

自分には出来ない事をお願いしているわけですから。でも、金銭面で満足いく額を出せなかったりするなら、せめて疲れないようにやりとりをした方がよいです。

経費削減という名目で単価を下げるように要求したりするのは、自分達のことしか考えてませんよね。

自分達の利益を確保するために他人に痛みをしいているってことを自覚している人は少ないかもしれません。

自覚していても会社の命令なら仕方ないと思って迫る人もいるかもしれません。

一緒に身銭を切るのは綺麗事なので、無理と理解しつつ、でも、血を流すことをしいられている人たちの気持ちを忘れないようにしないといけません。

仕事が完了したときに、恨みつらみばかりがでるような関係ではなく、感謝と労いの言葉が自然とでるようなそんな関係になりたいものです。



関連コンテンツ