ほめ達に学ぶ職場のコミュニケーション
誉められ慣れなかったら何が悪い!
人をおだて…ほめるのはよくやりますが、適当とよく言われます。
なぜわかった?!という感じですね。
適当に誉めるとばれるので気をつけましょう。
仕事で相手を誉めていますか?
仕事において相手を誉めるということはかなり重要です。
人には承認欲求があり、口には出さずとも認められたいという気持ちが多くの人にありますよね。
仕事をして、相手が喜んでくれれば嬉しいものですが、言葉として伝えてもらえるとモチベーション維持につながります。
現在では一生を一つの会社で過ごす人の割合は下がってきています。
ステップアップしたいという、ポジティブな意志のもと、転職をする人もいれば、仕事がいやで辞める人もいて、理由は様々です。
一昔前ならば年功序列で賃金は右肩上がりで、ベースがどんどん上がっているならば、同じ職場で働いていた方がメリットがありました。
しかし、近年では賃金の上昇は微々たるもので、そしてつらいとなれば、つなぎ止める理由が希薄になります。
そんな方々に対して仕事に対するモチベーションを保ってもらうことは大事なことです。
褒めてのばす
新社会人の方を例にとってしまって申し訳ないのですが、仕事で失敗したときに、上司や監督者から叱責されてしまうと、凹んでしまってメンタルがボロボロになる、あるいは辛くて辞めてしまう人も近年では多くなってきています。
そのため、新人をどう扱ったらいいのかわからないという悩みもあるようです。
確かにダメ出しばかりされていたら、本人に責任があるとは言え、やる気が下がってきます。
周りに迷惑をかけていると思ったり、自分はだめだと思ったりしてしまうと、中々浮上する事ができません。
ある程度社会経験があれば、次で頑張ればいいと思えますが、失敗が続いてしまうと「この仕事向いてなかったのかな…」と思うようになります。
その時に周りのサポートがあればいいのですが、それが難しいということですね。
コミュニケーションで、人の能力は引き出せる
上の例では、新人が失敗しているので、誉めるところがないと上司は悩んでいます。
そこで使って貰いたいのが3s+1の言葉です。
・すごい
・さすが
・すばらしい
これらの言葉は、ともすれば大げさ表現になったりして、使いづらいという人もいるでしょう。
これらを日常的に使い、やっていることを認めていることを伝えましょう。
そして、もう一つのsは「そうくるか!」です。
意図しない行動や発想を頭ごなしにしかりつけるのではなく、認めつつ軌道修正してあげることが大切です。
一般社団法人誉める達人の会というものがあります
「ほめ達」とは、目の前の人やモノ、仕事で言えば商品やサービス、起きる出来事などに独自の切り口で価値を見つけ出す「価値発見の達人」のことだ。
あるものを評価した時に、ダメなところよりも良いところを発見して、強みにしようとか、自信を持ってもらおうということですね。
例えば、組み立ての作業をしている時に、ほかの人よりも時間がかかっている人がいたとします。
余計な時間をかけているから、低い評価にしてしまうかもしれません。
でも、出来上がったものが他の人のものよりきれいに仕上がっているとなれば、それは強みになりえますよね。
また別の例だと、作業をさせると不器用で、遅い人が2人(A君とB君)いたとします。
作業内容をよく見てみると、二人ともある特定の工程にかなり時間がかかっています。
工程はA君はXの工程が苦手、B君はYの工程が苦手。
二人をペアにして、Xの工程に来たらB君に任せ、Yの工程に来たらA君に任せたらスムーズに作業をこなすことが出来ました。
両方の例で「作業が遅い」というマイナスの所を取り上げるのではなく、「何が得意か」というところに焦点を当てて、人材を活用しているのです。
「価値発見」というのは大事だと思います。
一般的にある、画一的な審査基準というのは、工場などの大量生産では品質を保つためには大事なことです。
品質にばらつきがあったら信頼性が失われてしまうことになりますからね。
ただ、これを生身の人間に当てはめてしまうと、発想の幅が失われてしまいます。
皆さんの周りにもいると思いますが、ある特定の分野に異常に詳しい人っていませんか?
ぼくは車やバイクに詳しくありませんが、職場にその手の事に詳しい人がいるので、車に関してトラブルがあった時は相談しています。
対して、ぼくはアニメやPCなどの事は詳しいと思われていますので、PCで不具合があった時は相談が来たりします。
そんな感じで、得意な分野を活用できるようなそんなコミュニケーションをとれると仕事がスムーズに行きますし、また、「できないことをしてくれる人」というかけがえのない人材になってくれるかもしれません。
仕事仲間の好きなことや得意なことを興味をもって聞いてみることが能力を引き出す第一歩かもしれませんね。
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